去年、ロックダウンになった時に、主人が(おそらく)ストレスで体調が良くなくて、家にこもりがちだったので、1日1度は外を歩こう、というのを習慣づけるためにFitbitを買って、世界のトレイルをヴァーチャルで歩く、と言うチャレンジに参加申し込んで、主人は去年の3月から秋くらいまで、スペインのカミーノ・サンティアーゴトレイル(772キロ)を歩いていました。このトレイルは主人がいつか実際に歩きたいとずっと言っているトレイルです(ヴァーチャルチャレンジでは冬に歩き終わって、完走のメダルを郵便で受け取りました。)
4月5日のトレイルからの景色 |
なので、この1年、町の周りの似たようなカナディアンロッキーのトレイルを何度も何度も歩いたけれど、このチャレンジのページを開けば、私は英国ののどかな村を通り過ぎたり、羊を横目に丘に通る細い道を歩いていたり、とにかく英国に暮らすのを20年以上も夢見ている私にとっては、それが励みでも楽しみでもあります。ペースは1日4ー6キロなので、ゆっくりだけれど、数か月前にはとうとう23の時に1年弱暮らした町の近くや、そこから遊びに行った国立公園など、懐かしいところを通り過ぎ、英国で暮らす友人にスクリーンショットした自分の見ている景色と地図を送ると、彼女もとても喜んで、会えないけれどエリコがこの近くを歩いていると思うとウキウキするわと言って、一緒に昔の思い出を振り返ったり、とても懐かしく嬉しい時間がありました。それからも、「今どこを歩いているの?」と彼女は聞いてきてくれるので、もう湖水地方を超えてスコットランドが近くなってきたと伝えたところです。
EBが私のイニシャルです。 |
去年の5月31日から「歩いた」距離、1116キロ。
今日のトレイルからの景色(グーグルマップを使用したもの)ライブではないとわかっていても、青空に緑の丘、奥に羊たちが見えて嬉しくなるのです。
イングランドにいた時、北はヨークまでしか行ったことがなかったので、これからの景色もとても楽しみです。コロナがおさまり、人が今までのように自由に動けるようになったら、スコットランドやウェールズ、アイルランドにも行ってみたいと夢見ています。
最近編み終わったのは "Hypatia" と言う名の月の模様のカウル、デザイナーは Carissa Browning さんです。ポンポンマガジンのE-bookを買いました。初めてダブルニッティングと言うやり方を知りました。2色の糸を使って編み、出来上がるとカウルをひっくり返すと同じ模様が全く反対の色で出来上がっています。白っぽい三日月の面と、紫の三日月の面ができるのです。ちょっと感動しました。今まで編んできた模様編みは、裏面は糸が通っていて、裏面を見せて着るというのはそういうデザインでない限りしないけれど、これは完全にリバーシブルです。どんなふうになるのか見てみたくて挑戦したものだけれど、これでブランケットとか編んだらいいだろうなぁ、欲を言えば全部同じ三日月でなくて、月の満ち欠けがいろんなステージになってパターンに出ていたらもっと素敵だろうなぁ。。と思いながら、いつかブランケット、この方法を使って編んでみたい、かもしれないです。