Thanksgiving Day(感謝祭)が月曜日なので3連休の週末でした。もともと夏から立てていた予定は、カルガリーで行われる主人のいとこの結婚パーティーに家族で参加すると言うことだったけれど、ここのところ私たちの暮らす町でコロナの感染者数が過去最高になって、ジュリの学校でも私の近くでもあちこちで聞かれるようになって、うちは皆ワクチンを打っているけれど、町の接種率はようやく半分に達したくらいで低く、公共の場でたくさんの人と接しながら働いていることなどを考えて、欠席させてもらうことにしました。
9月から学校が始まって、主人はそれと並行して町のスイミングクラブのヘッドコーチになり、仕事とボランティアで毎日働き通し、ジュリは放課後は学校の宿題、そして2週間前から週に2回2時間ずつのバイトを始めたので、それも加わり、友達とのオンラインの時間もとりたいしと忙しそう。私も同僚の時間をこの1か月はカバーしていたりしたので、いつもよりも多く働いていて、3人とも連休初日はただ、それぞれの時間をそれぞれに楽しむ、個々のバッテリーをチャージする、そんな感じでした。
2日目に天気もいいし、去年遊びに行った川を見に行こうと言うことになり、誰もいない川でのんびり、主人は座ってただ自然の中にいるのを感じ、ジュリと私はおもしろい石を探したりしていました。変わり気のないカナダのロッキー山脈の景色のようだけれど、やっぱり毎回いろんな発見があって、飽きないものです。きれいな化石も見つけました。黒い化石はよく見かけるけれど、こういうのは初めてで興奮しました。
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出来立てのセーターを着て、秋の山を歩くのが嬉しかったです。 |
感謝祭は七面鳥やハム、ローストした野菜に、デザートはパンプキンパイを食べるのが恒例だけれど、主人は連休初日に町のチャイニーズレストランから出前を取ってくれて、みんな疲れているからこの週末は特に大きな料理はしないようにしよう、と言ってくれました。
でも、連休最終日、今日のお昼過ぎに「明日からの仕事の準備などをしなくてはいけない、帰りは何時になるかわからないから。」と言って、主人は学校に仕事をしに行ってしまいました。大変だなぁ。。何をしておいたら喜ぶかなぁ。。と考えた時に、いいことを思いついて、ジュリに相談。ジュリも大賛成で、早速大きな買い物袋を持って、スーパーに行き、もう時間が間に合わないからお店でローストしたチキン、主人の大好きなパンプキンパイを購入。それと一緒に今からでも間に合う野菜のローストは自分たちで作ろうと、パースニップ、にんじん、ベイビーポテト、などなど、買ってきました。
ジュリは高校の選択授業で「料理」をとっていて、それまでに家で少し料理をしていて良かったなと思ったそうです。興味があるようで、野菜をローストしてくれる?と聞いたら、いいよ、とすぐに返事がきたので驚きました。プランは夜7時頃には帰ってくる主人にサプライズで日ごろの感謝の気持ちを込めてサンクスギビングのお料理を準備するということ。「これって、ねずみと靴屋さんの話みたいだね。」とジュリと話しながら、ワクワク準備しました。
疲れて帰ってきた主人に、「ハッピーサンクスギビングデー!」と言ってダイニングテーブルに連れて行くと、とても驚いて、おいしい、おいしいと言いながら食べてくれました。ジュリと私は良かったねー!と顔を見合わせながらにっこり。かぼちゃが売っていたので、かぼちゃのスープを作ったらこれが大好評、ジュリがローストしてくれた野菜はほかほかでとてもおいしかったです。主人が「こうやって暖かい食べ物をお腹がいっぱいに食べられることに心から感謝する」と言って、家族でそれぞれ感謝していることを話しました。
いい週末になったと思います。
参加する予定だったパーティーのドレスは新調しなかったけれど、秋に着るのが楽しみだったからし色にくすんだ水色の模様のついたドレスを選んでいて、それに合うように、夏にカルガリーで毛糸を買って、レースのショールを編んでいました。今回は出席できずに残念、次の機会に。10月はこれで3年目、インクトーバーに参加しています。毎日、与えられたテーマで思いつくものを描く。10日分の絵です。あまり時間をかけすぎない、と決めているけれど、日によっては難しいテーマがあって、かなり悩んだ日もありました。今日は「酸っぱい」を描いたので、あと20日、続けて頑張ります。