Tuesday, September 25, 2018

Muttart Conservatory

週末、主人がエドモントンで研修があって、山からはるばる行ってきました。
ハイウェイで5時間かかるので、金曜の4時に仕事から帰ってから雪の中を出発。まさか9月に雪と道路の凍結の心配をしながらエドモントンに行かなきゃいけないとは予想もせずにいたので、ストレスフルな5時間でした。

今回はジュリと植物温室に行こうとプランを立てていて、泊まったホテルがダウンタウンにあったので、朝ファーマーズマーケットでフラフラしてからムタート植物園に歩くことにしていました。
起きてみると、さらにまた雪。気温は1℃。重いスノーブーツを履いて、厚着をしてファーマーズマーケットに出かけました。
もっとゆっくりひとつひとつ見て歩きたかったけれど、寒くて、多分出ていたお店の数もいつもより少なくて、残念。色とりどりの野菜、はちみつ、ワイン、チーズ、マカロン、パン、ジュエリー、石鹸、編み物、犬用のお菓子、晴れてたら楽しかっただろうなぁ。。。と思いながら、ジュリが食べたがったベルギーワッフルを買って、手がかじかんで痛いので、屋根のあるモールへ。ワッフル、外がカリカリで中がもっちりで温かくておいしかったです。
そこからコンサバトリーまでは徒歩で25分くらいということで、歩き始めたのだけれど、雪が斜めに降って、本当に寒かった。写真は景色のいいパスから、左の奥の方にピラミッドが4つ見えるのが植物園です。
到着。
4つあるピラミッドは、熱帯、砂漠&乾燥地帯、温帯、それとテンポラリーの展示になっていて、土曜日はガイドをしてくれるようなので、それぞれのガイドの時間を調べてそれに合わせて回りました。
熱帯植物園からスタート。
これはバナナの花。高さ24メートルのピラミッドの中でのびのびと育っていました。
パイナップル、いろんな種類の蘭、何年に一度ものすごく大きくて臭い花を咲かせる植物、鮮やかな緑でいっぱいでした。ジュリはこのピラミッドが一番良かったのだそう。ガイドの説明は興味深くて、お薦めです。バニラがランの一種だとは知らなかった。

次は温帯植物園。
もみじ、柿、椿、などなど、あ、ばぁばのお庭にもあるね、っていう木が植わっていて、桂、無花果、銀杏、かなり親しみのある木がいっぱいのところでした。

ガイドの人は自分のこの植物園の中で一番好きな木は銀杏だと、銀杏はいわゆる「生きている化石」、雄株と雌株があって、黄葉すると美しくて、しかも丸い実を付ける、その実のにおいは臭いらしい。。。と言うので、「すごく臭いよ。地元の高校の前に銀杏並木があって秋になると実が落ちて車や自転車がそれをひいて並木道が臭くなる。でも、調理してその実を食べるんだよ。」と言うと、嬉しそうにガイドの資料の箱の中から古い銀杏の缶詰(日本語の)を出して「これでしょう?聞いてみたかったの、どうやって食べるの?」と言うので、茶わん蒸しの話をしたらとても興味深そうに聞いてくれました。

そして砂漠&乾燥地帯。
ここは面白い名前のサボテンやサキュランツ、木々があってひとつひとつ名前をジュリと読みながら回りました。
例えば、

「象の足」。
これは「ボタンをいくつも通した糸」。

私は4つのピラミッドの中でここがとても好きでした。サキュランツですら枯らしてしまう私だけれど、サボテンをいくつも買いたいなぁ。。。と思ったほど。
 これは「名前を見て何か思い浮かぶ?」とガイドさんが聞いた時に、「もしかしてあのアガベシロップ?」と聞くと、そうだと。アガベシロップを見かけるけれど、それがどんなものからできている知らなかったから、これも「へぇ。。。」と。針の先がどれも黒くなっていて、スタイリッシュだなぁと思って写真を撮っていたので、意外でした。



 雪の日のいい過ごし方でした。ジュリは来れてすごくよかったと言っていて、私もジュリとのんびりいろんなプランツを見ながら歩く時間が嬉しかったです。ガイドの質問にもいっぱい答えていて、いろんなことをいつの間にか知っているんだなぁ。。。と横で見ながら感心していました。

期間限定の展示はメキシコのお盆のような「死者の日」の展示。ピンク、オレンジ、黄色、鮮やかな菊とマリーゴールドなどがいっぱいでした。

隣接したカフェでお茶を飲んで、ミュージアムショップで一つ何か買ってあげると言うと、ジュリは手巻きのオルゴールを選びました。嬉しそうに鳴らしてます。

私は棚を通り過ぎた時に目が合って、と言うよりもなんでこのロバだけ耳が立っちゃってるんだろう。。。と立ち止まったメキシコ産の手作りロバの人形、ウールの感じ、手作り感いっぱいのこのロバ(ほかにもいろいろ動物もロバもいたのだけれど)を購入。

次の日はお馴染みウェストエドモントンモールで買い物してきました。
仕事が終わった主人と合流して急いで山に帰ったけれど、家に着いたのは夜10時。
大きなムースがハイウェイのすぐ脇に立っていて、暗い夜の運転の怖さを思い出しました。どんどん日が短くなってきています。
都会での週末を楽しんだので、また山生活頑張ります。

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