Wednesday, November 21, 2018

英語。言葉。

英語のクラスを受け始めて2か月半。
仕事が忙しい時は家で復習する時間があまりとれないけれど、毎週通うことでモチベーションを維持できていて、先生に感謝してます。一人でやっていたら数日で「やっぱり英語まぁまぁしゃべれるし。」とやめていたと思います。

10年ここで暮らしていても、中学や高校で習った「英語」に今もまだ捕らわれていて、そのせいで頭の中が混乱することしばしば。例えば I will は I am going to で書き換えができるなんて言うテストを何度もしたと思うけれど、実際ニュアンスが違うから書き換えられないし。なんであういう練習ドリルとかしなきゃいけなかったんだろうと感じたり。

発音は学校で習った英語と言うよりも、カタカナとローマ字がどうしても頭の中にあって、また混乱する。
Pilotはカタカナでパイロットだからパイロットとずっと言ってきたけれど、先日何かの記事をクラスで読んでいた時に、lot のところはレッに近い発音で o はオではないと指摘されて、「パイレット(ㇳはトとは発音しないけれど)」みたいになる。じゃぁ、海賊 pirate はどうかと言うと、カタカナで書けば似たような「パイレート」だけれど、レは r だから舌を巻く。カタカナがもともと日本人が苦手だと言われる l と r をさらに苦手にさせているんじゃないかなと思ったり。

日本で英語にか関わった仕事をして、それからカナダ暮らしをして合計で20年も経つけれど、こういう細かいところで変にいろいろ捕らわれて「あぁぁぁぁぁぁ。。。英語なんて大嫌いだ」という気持ちと何度も向かい合ってきた気がして、だから自信を持つためにゴールを設定してクラスを受けることを決めたのだけれど、日々さらに混乱しています。
今日も家で一人で叫ぶ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。英語、大嫌いだ。

10年暮らしていて、普段の生活に言葉の面で不自由を感じないから、まぁまぁできているだろうと安心していたけれど、新聞の自分では読まないような記事や論文とかそういうのを読んでみてと言われると、こんなにも!?とがっくりするくらい知らない言葉がいっぱいで、そういうのを書き出しては数の多さに溜息。

まぁ、でもそういう「できなさ」に目を向けちゃうと、日々人としゃべって間違ってしまうのを恐れるようになってしまうから、そうじゃなくて新しい言葉に出会えてまた語彙が増えたと喜ぶようにして、勉強を進めるようにしています。

私は頑固なところがあって、英語だけを話す人に「あなたは頑張ってると思う、ほら、英語ってすごく難しい言語だって言うし。」と言われるのが好きでなくて(結構よく言われる)、私は言語ってどれも難しいと思うから英語が別に特に難しいわけじゃない、日本語も中国語もアイスランド語もどれも難しいって思う。

数か月前に何かの記事で日本人の英語能力が今も低いというのを読んで、なんでなんだろう。。。と考えてます。

このごろ日本のニュースとかテレビ番組で「外国人労働者」の話をよく耳にするけれど、言葉の壁というのはお互いの信用を築く上ですごく大きなことで、やっぱりしっかりとコミュニケーションできないとお互い安心して任せられないだろうというか、ただのおしゃべりなどは身振り手振りでできても、「仕事」という責任が関わることとなると別だろうな、と言うことは日々身にしみて感じています。日本に外国人が働きに来るという場合、そのコミュニケーションの共通語が日本語ならまだいいけれど、それを英語にすると雇う側はストレスを感じるだろうなと思ったりします。

私もここカナダでは外国人労働者なので、そういうことをいろいろ考えると、この3年間諦めることなく私の英語に付き合って、それで信頼して仕事を任せてくれる職場のスタッフにとても感謝の気持ちでいっぱいになります。私自身も甘えたり過信することなく確認作業をこれからもしっかりしよう、より良いサービスができるように勉強しようと思うのでした。

英語のクラスで「writing 書き」の練習をしていて、なんでこんなにもしっかりとした文章が書けないんだろう、日本語なら書けるのになーと思っていたけれど、日本語も全然上手に書けないじゃんとこのブログのポストを書きながら苦笑いです。

だから、英語だけじゃなくて、日本語もどの言葉も難しい。
言い換えれば、「言葉は深くて面白い」。そう思って今日も頑張ります。

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