Saturday, November 07, 2020

Knit along, draw together, connecting is important.

思いがけなくたくさん雪が降って強風の続いた10月後半は、家にいることが多くて、ジュリがピアノを弾いたり、オンラインで友人たちと話をしたり、主人がコンピューターゲームをしたり、プラモデルを作ったり、窓の外は真っ白で、編み物をしながらソファから見る家の中の景色はあの3月の自粛期間のものと似ていて、あの頃よりもずっと1日の感染者数が増えている今なので、これからこの長い冬がまた孤独で暗いものになるのかと思うと、本当の本当の本当に私たちはそれぞれ趣味があって良かったと感じます。

趣味を通じて「繋がる」ことを意識して取り組んでみようと思っていて、この10月はジュリと一緒にインクトーバーチャレンジを今年もしました。インクトーバーは、10月の31日間、毎日題が与えられて、インク(ペンなど)を使ってその題に沿った絵を描く、またはショートストーリを書く、そしてそれを載せたい人はソーシャルミディアに載せる、というもの。インスタグラムを最近とうとう始めたので、私は自分の絵を載せて、他の人たちが描いた絵を見てなるほどーと感心したり驚いたり。

小さなことだけれど、よし、今日の題は何かな、とジュリと一緒にテーブルに着いて思い思いに描いて見せ合うのが楽しかったし、特に部屋にこもりがちな思春期の娘を巻き込んで一緒にやってみるアクティビティーとしては成功だったと思います。彼女は描いたものを外には見せたくないというけれど、なかなか面白いものを楽しそうに描いていました。

私は編み物でも新しい「繋がる」チャレンジに取り組んで、数日前に完成しました。スティーブン・ウエスト氏が毎年10月にミステリーニットアロング(MKAL)と言うのをやっているのを知ったのが10月の中旬。パターンを購入すると、10月の毎週金曜日にパターンを4セクションに分けた1セクションずつが送られてきて、編んでいる参加者たちはショールを編んでいるということはわかっているけれど、どんな形に仕上がるのかは最後のセクションが送られてくるまでわからないという、そこがミステリーでとても面白いアイディア。

そんなおもしろい編み物に参加しない理由はないと、見つけたその日に参加して、すでにセクション2まで配布されていたけれど、追い付くまで見ないようにして、時間を見つけてはガシガシ編んでいました。このプロジェクトのいいところは、特にこのコロナでみんなが行き来できない中、世界のあちこちから何千人ものニッターたちがこれに参加し、ルールを守ってインスタグラムやラベリーにその過程を載せ、お互いにポジティブなコメントを残せるということ。日本からもドイツからもチリからもカナダからも参加者がいっぱいいるとスティーブンは言っていました。

毛糸屋さんは山にはないし、オーダーしたら山に届くには2週間くらいかかるので、そうすると10月も終わってしまう。なので、家にある手持ちの糸をどうにか組み合わせて、本当はもっと鮮やかで色を楽しむのが彼流なんだけれど、私は地味目にグレーと紺系で参加しました。インスタグラムで参加者たちの色合いを見るのがとても楽しくて、しかも、糸や色は違うけれど、みんな似たようなペースで同じショールを編んでいるという「繋がる」感が嬉しくて、こういうことを呼び掛けられるスティーブンってすごいなぁと。編み図もシンプルな編み方を使いながら面白い模様を作れる彼の作品は過去にも4つ編んだことがあるけれど、どれもとても魅力的で編み続けたいと思うものばかりです。


ショールが完成して、編み物ジャーナルも完成したら、本当に心が満足して、達成感でいっぱいで、それをインスタグラムに載せたら、まだ始めたばかりで知り合いの数もとても少ないのに、ショールを通して世界のあちこちからコメントをもらったり、私もいろんな人たちのショールを見てインスピレーションをもらったり、「繋がり」を感じてさらに編み物を好きになりました。

そんなことをしていた10月でした。

あとは最近どんなことをしたかな。

ジュリに読んでいた赤毛のアンシリーズも読みたかったアンが家庭を持つまでの4冊を読み終えました。1冊目は持っていたのだけれど、図書館にも2-4冊目がなくて、他の図書館から取り寄せるのはこのコロナの中あまりしたくなかったし、時間もとてもかかるので、アマゾンで安くしかもこのかわいい切り絵のような表紙の4冊セットが売っていたので、購入して読みました。ジュリと私が好きだったのは1冊目と3冊目。

夏の終わりに主人の母が送ってくれたお庭のルバーブを解凍して、ルバーブクランブルパイを焼きました。熱いパイにバニラアイスを載せて、ルバーブの酸っぱさとアイスの甘さがぴったりでした。

今日も雪の土曜日です。ジュリはオンラインでD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)を仲間とやって楽しそうにしていました。あとはテスト勉強に集中するようです。私は掃除と洗濯と、夜には新しい編み物を始めようと思います。


4 comments:

kana said...

Erikoさん、こんにちは。遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます。娘さんがプリンを作ってくれただなんて、いいなーと思いながら読みました。
このミステリーショール、とっても素敵ですね。色も好きです! どんなものが出来るのかわからないというところ、編み進める楽しみが増えますね。
レース編みは結構好きなのですが、ショールを編んだことがないので、erikoさんも以前編んでいたベストフレンドショールを編んでみようかなと思います。ああいった編み方はたぶん初めてだと思うので、できるかなー。カラフルなセーターも編みたいし...
と思ってはいるのですが、実は今引っ越しの真っ最中でものすごく忙しく、まだ毛糸すら買いに行けていません。
というのも、実は今月末にアルバータに引っ越すことになりました。erikoさんに少し近くなります。10日ほどアルバータにいて、家の手続きをして、数日前に一度bcに戻ってきました。しばらくバタバタしていますが、早く落ち着いて、ゆっくりカウチで編み物したいです😄
カルガリー郊外に住むので、いつかerikoさんよお会いできたら嬉しいです。
それでは~

あるぷ said...

今回の編み物は 創造的で一段と素敵ですね。
それもそのショールのスケッチが またまた素敵。
こちらの国の人も 編み物が盛んで 器用だなと尊敬します。

eriko said...

Kanaさん、こんにちは!
コメントどうもありがとうございました。少しブログから離れていて、ごめんなさい、コメントに気づいたのが今日(11月29日の夜)でした。Kanaさんのブログで旦那様のお母様のところにいらっしゃるんだ。。と思っていたら、これからアルバータに!!今はコロナ等で不安もあると思いますし、長く住まれたところを離れるのはすごく寂しいと思いますが、アルバータ州もとてもいいところです。カルガリー郊外ですか!海はないですが山がきれいです。主人の両親がカルガリーなので、いつかお会いできるのがとても、とってもも楽しみです。冬の引っ越し、しかも州をまたいだ引っ越しで大変だと思いますが、スムースに進むことを願っています。

ベストフレンドショール、私、とっても気に入っています。色が変わるだけでずいぶんと表情が変わるので、Kanaさんが挑戦したらぜひ見せてください♡

コメントどうもありがとうございました。アルバータからのブログの更新、また楽しみにしています。

eriko said...

あるぷさん。
まず初めに、アルプ君14歳おめでとう!
どんなお誕生日を過ごしたのかなぁ。ジュリはオンラインで友達とゲームしてました。
14歳、素晴らしい年になりますように。

コメント、今日(11月29日)まで気づかずにごめんなさい。嬉しいです、どうもありがとう。
トルコ、コロナはどうですか、アルバータは大変です。ここのところぐっと増えて、毎日1500近く(超えることもあり)のケースが出ています。そういうこともあって、また7年生から上はあしたからオンライン授業に変更になりました。楽しみにしていた水泳クラブも一旦中止です。クリスマスも、主人の家族に会うのはやめて、山で静かに3人で過ごすことに決めました。
トルコはどんな冬ですか、こっちみたいに寒くなるのかな、こちらは雪がいっぱい降って、今日散歩をしたら雪かきをしていない裏道などは膝上まで足がすっぽり入ってしまう程の深さになっていました。

編み物もスケッチも褒めてもらってすごく嬉しいです、どうもありがとう♡
トルコでも編み物人気なのね、これから家にいることがさらに多くなるから、せっせと編もうと思ってます。
体に気をつけてみんな元気でね。