10月からコロナ禍の中、Zoomを使って、折り紙上級者クラブを図書館から週に1度やっていました。メンバーの小学5年生から中3の女の子たちは以前から折り紙クラブのメンバーたちで、毎週欠かさずログインしてくれて、本当に楽しい時間を過ごしました。そんなクラブも夏休み前にいったん終了、夏明けの9月からはまた実際に図書館の中でできるといいね、と話しました。
今月先月はメンバーたちのリクエストを折ろうということで、いろんなものを折った中、一番最年少の子が「ハミングバードの折り方を知ったから、みんなに紹介したい」と言って折り方を教えてくれた時がありました。その時に、「ハミングバード、この町にも夏にくるって聞いているけれど、なんとなくしか見たことがないなぁ、みんなはあるの?もう見た?」と聞くと、一人が「うちのハミングバードフィーダーにもう何羽も来てる。赤茶色みたいのと、緑色の。」と言うので、「ほんと?見てみたい。いいなぁ!!」と多分私はすごく羨ましそうだったんだと思う。数日後にその子のママが「エリコにどうしてもこの写真送ってって娘が言ってる」と言うメッセージと一緒にハミングバードがフィーダーで砂糖水を飲んでいる写真を送ってくれました。
今週初め、散歩に行こうとしてドアを開けると、玄関に袋がかかっていて、開けてみると、ハミングバードフィーダーが入っていました。しかも、一緒におすすめの砂糖水の作り方をその女の子が書いて入れてくれてありました。
感激。こんな風にさりげなくプレゼントをしてくれる彼女たちの優しさに本当に嬉しい気持ちでいっぱいになり、さっそくジュリがレシピ通りシロップを作って、屋根にフィーダーをつけてみました。
数日後、いっぱいまで入れた砂糖水が随分と減っていることに気づき、毎日窓からチェックしても鳥が来ている様子は見られなかったけれど、もしかしたら来ているんじゃないかと思って、土曜日で青空の広がった今日、ジュリとデッキに出て、本を読んだり編み物をしながらハミングバードフィーダーを観察しました。すると、来る来る。
バズズズズズ、と音がして見上げると小さな鳥が高速羽ばたきをしながら興味深い飛行をしていました。私たちの上をスーッと飛んでは、少し離れた所で羽ばたきしながら停止していたり、特徴的な鳴き声を出してリズミカルに飛んでいたり。そして、スッとフィーダーに近づいて長いくちばしを使って砂糖水を飲んでいました。これは、本当に、感動。
色が違うのも来ていることに気づきました。高い声を出して鳴きながら何度も往復しているのは太陽に胸のあたりの羽が反射するとまるでメタリックなオレンジ色に見えるルーファスハミングバードの雄、写真だと見えにくいけれど、太陽の光の下だと赤茶かかったオレンジがかなり鮮やかです。メスは緑っぽい頭で少し雄に比べると地味目です。
それからも2時間くらい時々やってくるハミングバードたちを観察したり、他にもいろんな鳥が山に帰ってきていて、気持ちのいい時間をデッキで過ごしました。
これからの季節、デッキでハミングバード観察が楽しみです。