Monday, April 25, 2022

kindness..


顔の帯状疱疹はなかなかしつこく、先週また病院に行って抗ウィルス薬と別の痛み止めと、眠れるようにと薬を(睡眠薬なのか?)もらって、痛み止めを飲んで仕事に行っています。

痛みの頻度は減ってきたものの、今まで元気に問題なくできていたカウンターの仕事も、疲れるしエネルギーがない。あぁ、帯状疱疹前は元気でいろいろできて良かったなぁ。。。なんて、思うこともあるけれど、そんな時に、「聞いたわよ、帯状疱疹になっちゃったんだって?私もお腹だけれどなったわー。」「病気だって聞いたわ、大丈夫?」「若いのに帯状疱疹?かわいそうに。最近見ないからどうしたかと思っていたの。」など、など、心配して声をかけてくれる年配の利用者さんたち、「なんで先週折り紙クラブ休んだのー?もう大丈夫なの?」と聞いてくる子供たち、手作りのうさぎをくれたり、学校で娘に私へ伝言「早く元気になってね」を送ってくれたり、人とのかかわりに癒されています。優しい人がいっぱいいます。

昨日の仕事の終わりごろ、「家に届けようと思っていて、今週いろいろバタバタしちゃって。。早く元気になるのよー」と言いながら、お菓子とお花を届けに来てくれた友人がいました。

おもわず、「これ、私に?」と聞いてしまった。驚いたし、生花がまぶしいほどきれいで、嬉しかった。山にいるとお花を見る機会はお花屋さんで買わない限りは山に咲く花々、5月から9月くらいまで限られた種類しか見られないので、鮮やかなカーネーションに本当に感動して、嬉しくて写真をたくさん撮りました。

そういうことをさらっとできる友人が素敵だね、ありがたいね、とジュリと家で話しました。受け取った側がどんなに嬉しい気持ちになるか、どんなに意味を持つか。私はとにかくものすごく嬉しかった。

何枚にも重なる花弁がまるで薔薇のようで、カーネーションも私が子供の頃の母の日のカーネーションのイメージとはずいぶんと変わったなぁと思いました。深紅の花にサーモンピンクの花の組み合わせがとってもきれいで、好きな色の組み合わせそのものだなぁと、自分の部屋のテーブルに置いて眺めています。今までそんなに気づかなかったけれど、花ってすごいんだな、と感じています。

Saturday, April 23, 2022

embroidery fun


図書館で、折り紙クラブは6年間やらせてもらっていて、その他には月ごとの子供の本の作者紹介とイベント、季節のイベント、これまでにレゴクラブやコードクラブ、パズルクラブなどいろいろ子供たちとやってきて、他にどんなクラブを作れるかなぁ。。と考えた時に、この町の学校のカリキュラムには家庭科がないことを思い出して、小学4年生くらいから上を対象に縫い物や編み物をはじめとしたクラフトの基礎を一緒に楽しむクラブを今月から作ったら好評で、すぐに申込みがうまりました。

クラブの一部のメンバーたちの作品。

第一回目は縫い物の基礎、針に糸を通す、玉結び、何種か縫い方、玉止め、ボタン付け、を目標にフェルトを使って、縫い針などを収納できる針の本を作りました。折り紙同様、自分の好きなことを子供たちとシェアできるのはとても楽しくて、みんな「これ、楽しい!」と言いながら取り組んでくれて、嬉しいスタートでした。

ここ何年も時間があれば編み物、だった私は刺しゅう糸やフェルトがクラフトルームの奥の方に眠ったままでした。でも、このクラブで私も一緒にサンプルを作ったり、手伝ったりしながら、うわ、刺しゅう楽しい。と気付いてしまいました。

家に帰って、熱中して作った私の家(一番はじめの写真)。どんな見た目の家にしようかな。。と考えた時に、自分のテーブルの目の前に飾ってある英国の大好きな友達の家の写真が目に入りました。最近、とうとう彼らの家が売りに出ていて、わかってはいるけれど、もう遊びに行けない、自分にお金がたくさんあったら私が買いたいけれど、それもできない。次に英国に遊びに行く時に寄りたいと思っていたけれど、見た目が随分きっと変わって、さらに悲しくなるだけかな。。なんて考えていたばかりだったので、彼らの家を刺しゅうしようと思いました。


刺繍のスキルなんてなくて、昔クロススティッチにものすごくはまったくらいで、やり方もよくわからなかったけれど、思ったようにどんどん花を足していきました、あぁ、クリスの家はいつも薔薇とフューシャと藤が咲いていたな、写真をよく見るとこんな花もあんな花もある、夢中で刺しゅうしたらかわいい懐かしい家が見えてきました。ジュリに言えの表の部分を見せると、「ママはクリスの家を刺しゅうしたんだね。」と一目でわかったようでした。最後に家の後ろに「I love you Chris」と刺しゅうしました。また、会いたい。

それにしても、刺しゅう、楽しい。ちょっと付け足すだけで表情が変わるのが不思議。


外はまだ枯れたような色の芝と雪の残り、仕事で日にちを書かなきゃいけない時に何度も3月と書いて訂正したほど、周りの景色はまだまだ冬景色だけれど、気づけば4月も終わりです。花が欲しい、花で楽しくしたい。せっかく刺しゅう糸を出したので、お気に入りのエプロンとバッグにお花をつけ足してみました。うん、かわいい。

早く本物の花が見られる気候になってほしいです、きっとあと少し。


Wednesday, April 13, 2022

longing for Spring to arrive... flower shawls


帯状疱疹の痛みが始まってほぼ3週間経つけれど、痛みの頻度は減ったものの、まだ回復とは言えない日々です。耳の奥の痛み、そして顔の半分に髪の毛が当たったりするとまるで剣山で刺されているように痛みを感じます。厄介な病気にかかったものだ。仕事には行っているけれど、帰ってくるとものすごく疲れて、ベッドで休んでいます。家族には悪いけれど、家事は随分と最低限しかできず、ほったらかし。痛みは2から6週間続くと言うから、もう少し辛抱です。

今日、明日、と頑張ればイースターの休暇3日です。そろそろ春がきていいものの、昨日は一日中雪、今日も寒くて雪が溶けていません。できたら休暇にトレイルに散歩に行って山の様子を見てきたいなぁ。きっと、春のサインがどこかにあって、嬉しくなるはず。


帯状疱疹にかかって、随分と家にいた時間が多かったけれど、痛みと具合の悪さで、大好きな編み物にも興味がわかない感じでした。少しずつまた編むようになって、完成したのは春の花畑をイメージしながら色を選んだショール、「スカウトショール」です。こんなハッピーな色合い、実際に見に付けるの?わからないけれど、長く長く寒い冬に疲れるとこの季節はどうしても明るくて楽しい色を選びがちです。

少し前のブログでこのデザイナーさんのクラスをZOOMで受けてから取り掛かったと書いたと思うけれど、本当に、このパターンを始めて見た時は、私には無理だろうと思っていました。でもクラスで教えてもらって、ゆっくり取り掛かると、コツを覚えて、楽しくなって、飽きずに面倒くさくならずに編み上げることができて、これは身に着けるためにと言うよりも、技術を学ぶ課題をやり遂げる、と言うような気持ちで勉強と思って編みました。出来上がってすっごく嬉しいです。

このショールが編みあがって、次に手を出したのも、お花のショールでした。選んだ糸も、多分着たりしないだろうなぁと思うような明るくてかわいい色です。でも、心が欲していると思って、赴くままに編んでいます。イースター休暇には出来上がるかな。

みなさんもいい週末を。



Wednesday, April 06, 2022

canned peaches .... shingles

去年のクリスマス休暇以降、主人を含め同僚、友人など、とにかくたくさんの人たちがコロナにかかって、それなのに自分がかからなかったから、私は強いなぁと勝手に思っていたけれど。。。

この春休み、5日間もらってカルガリーの主人の実家に向かったその日からどうも右の奥歯、舌、ほっぺ、歯茎、その夜には右耳、が痛くて、疲れていたから親知らずがうずいているのかな、それとも虫歯か?歯ぎしりか?などなど、周りと話しても何が原因かわからず、痛いなぁ。。と思いながら都会で2日過ごしていました。3日目、熱っぽい、相変わらず痛い、もしかしたらとうとう私もコロナか?と、持ってきていた簡易テストをするも陰性。おかしいなぁと鏡を見た時、右耳の手前に赤い斑点みたいのが2つできていて、あれ?こんなところ、掻いたかなぁ?変なの。。。と思っていました。

数時間後に主人になんとなく、見て見て、なんか変な赤い斑点できた。と見せると、「エリコ、すぐに病院だ。これはシングルズ(帯状疱疹)だ。」と見た途端に立ち上がって、すぐに行ける病院を探し始めました。は?シングルズ?でもあれって、コマーシャルとか年をとった人がなるんじゃなかったっけ?本当?そう思っている間に、主人の両親もそうだね、私たちはワクチン打っているから大丈夫、ジュリもワクチン打ったね、主人は水ぼうそうを前にしているから大丈夫かな、など、話をしていて、そうなのか。。。と、そのままの流れでウォークインクリニックに行きました。

「かかって72時間までに治療を始めると広がりにくいけれど、君の場合は痛みが始まったのは金曜で今日は月曜の夜だから微妙だけれど、試してみるに損はないから」と、抗ウィルス薬をもらって、その日から飲み始めました。次の日には山に帰らなくてはならず、帰りの車は辛かった。どんどん痛みと熱と具合の悪さが強くなっていって、手持ちの市販薬は効かず、山に着いた次の日に町の緊急病院で強い痛み止めを出してもらいました。

「あら、あら、これはひどいやつだね」、とお医者さん。耳の前の赤い斑点はおおきな水膨れになって耳の中も腫れて「これでほんとに今聞こえてるの?」と逆に質問されるほどでした。耳から直線を口に結んだそのライン上にポツポツがいくつもできて、唇とあごも腫れて、右の顔が違う人になってました。

痛み止めをもらって、寝込んで1週間。最初の数日はベッドの中だけ、口にも疱疹ができていて、ストローで甘い飲み物を飲むのが精一杯でした。座れるようになって、歩くようになって。。今日は痛みが始まった金曜日から12日目かな。まだ耳、歯茎、頬、歯、あと目の奥が以前ほど頻繁でないけれど痛く、頭の半分全体がとても敏感で、髪をかき上げるだけ、とか、シーツが頬に触るだけで、「ひっ」となってしまうけれど、一週間前に比べれば随分回復しました。耳の前の大きな水膨れも昨日の朝、割れ、その中の液がまさに周りにうつすウィルスだらけと言うことで、主人に触らないようお医者さんも言っていたけれど、それもすっかり乾いて、カサカサした斑点はあちこちにあるけれど、もう人にうつす心配もないし、どうせマスクつけるし、明日から仕事に戻ってみる予定です。

気をつけてください、と言っても、免疫力とか、ストレスとか?そういうのが関係するらしいから気をつけようがないかもしれないけれど、痛みを感じずに普通に過ごせる毎日のことを改めて感謝したし、いろいろ考えた日々でした。みなさん、気をつけてください。

母が寝込むと、洗濯はたまり、お皿もたまり、部屋は散らかり、カーテンは開けっぱなし、ゴミの日は忘れ、夕食もない。「あぁ、もう母が病気の日々に疲れた。。。」とジュリは言いながらも、一人で朝6時に起きて朝食用のおにぎり握って、プールに朝6時15分に出かけ、朝練の後そのまま高校へ行って、仕事がある日は放課後に仕事に行って。しっかりと自分で時間を管理してやっている姿に、ほほぉ。。と感心しました。(日本の高校生はこういう生活当たり前かもしれないけれど、こちらはかなりのんびりなので)

「何が食べたい?」「黄桃とプリン」と答える私に、主人はへぇ。。黄桃ねぇ。という感じでした。ジュリが得意のプリンを焼いてくれて、主人は食べやすいように小さく桃を切って持ってきてくれました。確か、自分が小さかった頃、風邪などひいた時に黄桃を食べた、と思う。久しぶりに食べた缶詰の桃、懐かしくておいしかったです。