去年のクリスマス休暇以降、主人を含め同僚、友人など、とにかくたくさんの人たちがコロナにかかって、それなのに自分がかからなかったから、私は強いなぁと勝手に思っていたけれど。。。
この春休み、5日間もらってカルガリーの主人の実家に向かったその日からどうも右の奥歯、舌、ほっぺ、歯茎、その夜には右耳、が痛くて、疲れていたから親知らずがうずいているのかな、それとも虫歯か?歯ぎしりか?などなど、周りと話しても何が原因かわからず、痛いなぁ。。と思いながら都会で2日過ごしていました。3日目、熱っぽい、相変わらず痛い、もしかしたらとうとう私もコロナか?と、持ってきていた簡易テストをするも陰性。おかしいなぁと鏡を見た時、右耳の手前に赤い斑点みたいのが2つできていて、あれ?こんなところ、掻いたかなぁ?変なの。。。と思っていました。
数時間後に主人になんとなく、見て見て、なんか変な赤い斑点できた。と見せると、「エリコ、すぐに病院だ。これはシングルズ(帯状疱疹)だ。」と見た途端に立ち上がって、すぐに行ける病院を探し始めました。は?シングルズ?でもあれって、コマーシャルとか年をとった人がなるんじゃなかったっけ?本当?そう思っている間に、主人の両親もそうだね、私たちはワクチン打っているから大丈夫、ジュリもワクチン打ったね、主人は水ぼうそうを前にしているから大丈夫かな、など、話をしていて、そうなのか。。。と、そのままの流れでウォークインクリニックに行きました。
「かかって72時間までに治療を始めると広がりにくいけれど、君の場合は痛みが始まったのは金曜で今日は月曜の夜だから微妙だけれど、試してみるに損はないから」と、抗ウィルス薬をもらって、その日から飲み始めました。次の日には山に帰らなくてはならず、帰りの車は辛かった。どんどん痛みと熱と具合の悪さが強くなっていって、手持ちの市販薬は効かず、山に着いた次の日に町の緊急病院で強い痛み止めを出してもらいました。
「あら、あら、これはひどいやつだね」、とお医者さん。耳の前の赤い斑点はおおきな水膨れになって耳の中も腫れて「これでほんとに今聞こえてるの?」と逆に質問されるほどでした。耳から直線を口に結んだそのライン上にポツポツがいくつもできて、唇とあごも腫れて、右の顔が違う人になってました。
痛み止めをもらって、寝込んで1週間。最初の数日はベッドの中だけ、口にも疱疹ができていて、ストローで甘い飲み物を飲むのが精一杯でした。座れるようになって、歩くようになって。。今日は痛みが始まった金曜日から12日目かな。まだ耳、歯茎、頬、歯、あと目の奥が以前ほど頻繁でないけれど痛く、頭の半分全体がとても敏感で、髪をかき上げるだけ、とか、シーツが頬に触るだけで、「ひっ」となってしまうけれど、一週間前に比べれば随分回復しました。耳の前の大きな水膨れも昨日の朝、割れ、その中の液がまさに周りにうつすウィルスだらけと言うことで、主人に触らないようお医者さんも言っていたけれど、それもすっかり乾いて、カサカサした斑点はあちこちにあるけれど、もう人にうつす心配もないし、どうせマスクつけるし、明日から仕事に戻ってみる予定です。
気をつけてください、と言っても、免疫力とか、ストレスとか?そういうのが関係するらしいから気をつけようがないかもしれないけれど、痛みを感じずに普通に過ごせる毎日のことを改めて感謝したし、いろいろ考えた日々でした。みなさん、気をつけてください。
母が寝込むと、洗濯はたまり、お皿もたまり、部屋は散らかり、カーテンは開けっぱなし、ゴミの日は忘れ、夕食もない。「あぁ、もう母が病気の日々に疲れた。。。」とジュリは言いながらも、一人で朝6時に起きて朝食用のおにぎり握って、プールに朝6時15分に出かけ、朝練の後そのまま高校へ行って、仕事がある日は放課後に仕事に行って。しっかりと自分で時間を管理してやっている姿に、ほほぉ。。と感心しました。(日本の高校生はこういう生活当たり前かもしれないけれど、こちらはかなりのんびりなので)
「何が食べたい?」「黄桃とプリン」と答える私に、主人はへぇ。。黄桃ねぇ。という感じでした。ジュリが得意のプリンを焼いてくれて、主人は食べやすいように小さく桃を切って持ってきてくれました。確か、自分が小さかった頃、風邪などひいた時に黄桃を食べた、と思う。久しぶりに食べた缶詰の桃、懐かしくておいしかったです。
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