Monday, August 29, 2022

one year

クリスとお別れしてから1年。

正直に言って、本当に辛かった。けれど、この1年、実際に声を聞いたり会ったりできないけれど、私のすぐそばに彼女は変わらず居て、あの歌うような声と優しいまなざしで見ていてくれる、そういう気持ちで過ごしてきました。

バイオリンも、アルバム作りも止まったままで、進んでいないけれど、またその気分になる時がくると思って、無理やりするのはやめてます。私の心の中にある、たくさんの美しい思い出が色あせてしまうのじゃないか、と、あわてて書き留めようとしたけれど、1年経っても、どれもカラフルで幸せで、楽しくて、しっかり残っているから、きっとゆっくりしても大丈夫。

仕事でとても疲れていて、イライラしたり落ち込んでいた時に、ポンッと画面に入った他の図書館からのリクエスト依頼、見て見ると、クリスがジュリが小さい時にプレゼントしてくれた本だったり、同僚が何気なく選んでかけたCDからクリスのお葬式の時に私の気持ちも一緒にいられるようにと娘さんが選んでくれた坂本龍一さんの曲が流れてきたり。

こじつけ、かもしれないけれど、それでもそんな小さな偶然に心励まされて、「クリス、私、図書館で頑張ってるよ。」と、空を見上げて話しかけて、さ、また頑張ろうと思う。



旅行に行った時に、地元のアーティストたちの作品を売っているギャラリーがあって、そこで見つけた小さな、小さな、粘土の花瓶(7センチ弱)。昨日、山に歩きに行って、帰りに摘んだクローバーの花、飾りました。レースの模様が押してあって、かわいいです。


8月ももう終わりだけれど、歩いた山はまだまだ緑がいっぱいで、少し驚きました。これは、長くて暖かい秋が来る知らせかな?気温はもう長袖を着るほどまで下がってきているけれど、今日も散歩をしに裏の森に出かけたいと思います。


Friday, August 26, 2022

these days handmade items

 日中はまだ25℃くらいまであがるけれど、朝晩は5℃とか、そんな夏の終わりになりました。私はどこか旅行に行くと、帰ってきてから何かを作りたいと言う気持ちがぐわっと湧いてくるタイプで、この1週間は家では手を動かしっぱなしでした。


ジュリとさっそく拾ってきたシーグラスをきれいに洗って、一緒に以前伊豆の海で拾ったものも合わせて、これがきれいだ、このかたちがいい、こういう色が好きだ、そんなことを話していたら、瓶に入れて飾っているのはもったいない、と感じて、自分のスペースの窓に飾って太陽の光を受けられるようにモビールを作りました。流木もビーチで拾ったものです。


夏の始まりにリネンとコットンの混ざった糸で編んだ夏のセーター(写真右)、こんなに涼しい感じのは山では着る機会がないかなと思っていたけれど、ビーチで大活躍で、知らない人にまで褒めてもらったり、とても涼しくて風通しが良くて、気持ちがいいセーターで、意外でした。もう一枚欲しいと思って、バンクーバーのMaiwaと言うお店で、リネン100%の糸を2カセ買って、ちゃちゃっと編みました。もう山は寒いから、来年の夏用かな。

このセーター、編み物界ではものすごく人気のパターンです。ひろせみどりさんという日本人のデザイナーさんのパターンで、何年経ってもラベリーで常に上位にいるもの。周りでも何枚も編んでいる人たちがいて、私もとうとうその魅力に気づいてしまった。。。



すぐ編めちゃうし、基本どんな糸を使ってもいいし、長袖半袖、首回りなどアレンジできて、それがとても楽しい。上のワイン色のを編んだ後、じゃぁモヘアとフィンガリングで編んだらどうなるんだろうと思って、秋用に1枚編みました。リネンのとはずいぶんと雰囲気が変わり、ふわふわ。

Pattern : Ranunculus by Midori Hirose


この夏はパイをたくさん焼いたなぁ。。。 最後にルバーブと苺のと、小さなサスカチューンベリ焼きました。


仕事が溜まっていて、今週は少し多めに働いています。シニアホームで折り紙やクラフトを週に1度しているのだけれど、前回折り紙をした時に、次は馬を折ってみたいとリクエストをもらって、本当に馬らしい折り紙となると結構難しくなっちゃうからどうかなぁ。。と思っていたけれど、みなさん1時間かけて真剣に折って、素敵な馬たちが完成しました。とっても嬉しそうで、自分でこんな馬が作れて嬉しい、部屋に飾るんだと、大切そうに持って帰る様子を見て、私も嬉しくなりました。

Friday, August 19, 2022

Best Summer trip in Canada


この夏、主人とジュリはカルガリーの義両親やエドモントンの義弟夫婦の家に遊びに行ったりしていたけれど、私は山で仕事したり、休日は友達と会ったり、そういう感じでそのまま学校がまた始まる予定だったのだけれど。。

ある日、一人でぼーっと座っていた時にいきなり、「もう十分だ。コロナ感染対策はこの2年半十分して山に籠った。もういい。十分だ。海、海が見たい。ずっと、ずーっと、海が見たかった。」と、心の奥の言葉が声に出た。

次の日には仕事に1週間の休暇を申し込み、カルガリーにいるジュリにもバイトを休むように連絡して、エドモントンにいる主人には海に行くことを決めたから滞在場所を手配するよう頼んで、本当に突然だけれど、海での夏休みを強行実行することができました。

行先は、友達が夏になるたびに訪れていたと、素敵な話を何度も聞いてきた場所、ブリティッシュコロンビア州のサンシャインコーストと言う、バンクーバーからフェリーに乗って行く場所。

とにかく、ビーチに座って、海の空気を吸いたい、波の音を聞いて編み物したり、シーグラスも拾えるかな。ジュリと主人は海で泳ぐだろうな。と、目的もなくただビーチでその時間を楽しみたいと思って、特別何をするとプランを立てず向かいました。

朝6時に家を出て、1000キロ南下。夜7時すぎ(時差が1時間あるので、14時間)に主人がとってくれた北バンクーバーのホテルに到着。ジュリはテスラを数えたり、みんなで車のナンバーや看板のゲームをしたり、大笑いの道中でした。ロッキー山脈から乾燥地、そしてまた緑が増えて、木の種類が変わって。。。大都会へ。景色は飽きることなく、久しぶりに味わったウキウキ感でした。


翌日はフェリーに乗って向こう岸へ。嬉しくて、周りの子供たちと一緒になって海を見続けました。

ギブソンズに到着。海を思い切り満喫した4泊5日の写真を乗せます。音楽のフェスティバルがやっていたり、思いがけずコンブチャ(紅茶キノコの方)とジンジャービアのワークショップにも参加できたり、アップルサイダーを飲んだり、素敵な古本屋を見つけたり、クラフトマーケットにもいくつか行けたり、本当にこれ以上望むものはない、最高の時間でした。毎日、朝、午後、と、いろんなビーチに行ってそれぞれ、読書したり編み物したり、泳いだり、シーグラスを探したり、楽しみました。

























海があるけれど、お花もいっぱい、緑もいっぱい。なんてカラフルなところなんだと思いました。マーケットなどではたくさんの人がいたし、フェリーも帰りは混みすぎて予定していたのに乗れないくらいだったけれど、ビーチがあちこちにあって、どこも混んでいなくて、本当にのんびり過ごせました。バンクーバーに戻る日も、ぎりぎりまでビーチで遊んだほど、とても楽しかった。
バンクーバーは主人が行きたかったスパイス屋さんと、グランビルアイランドでは、染め物をしたいのでその道具をささっと購入して、あと日本食材屋さんで新学期のお弁当用にふりかけなど買いこんで、ウィスラーのホテルに向かいました。

ウィスラーからうちまで950キロ。行きと同様、ぐんぐん進みました。海が見えなくなって、乾燥地に変わって。。



4時間前は海だったのに、全く違う景色に驚きます。カナダって、本当に広い。

そして、火も沈むころ、見慣れた感じの景色が。ジャスパーまで戻ってきました。

家に着いたのは真夜中。空を見上げたら数えきれないほどの星でした。休暇が終わってしまったのは寂しいけれど、本当に最高に楽しかった。カナダに暮らして14年。カナダで過ごした夏の中では1番に楽しかった時間でした。

突然思いついた海を見に行く旅。それを叶えてくれた主人に感謝。主人も私も大学卒業後にバックパッカーみたいな旅をして、手探りで進んでその日のその出来事を行き当たりばったりで楽しむ感じの旅が好きだから、今回3人でそういう経験ができて本当に良かった。また頑張って働いてお金をためて次の冒険ができるように、また山生活頑張ろうと思いました。

そして、サンシャインコースト、本当に良かった。また、必ず遊びに行きます。

最後は、カラフルな休暇のカラフルな買い物。まさか、高校の時、大好きだった雑誌OLIVEから写真を切り抜いてはいつか欲しいと思っていたモロッコのバブーシュに会えるとは。

今回暑い日、リネン&コットンで編んだ服が大活躍だったので、また同じのを編もうと思ってリネンの糸を買いました。写真に載っていないけれど、素敵なリングもマーケットで購入。


地元の図書館のブックセールで、クリスが好きだった英国シェフのバイオグラフィー購入。素敵な古本屋さんでは、ジュリはシェークスピアの原本を、私は1904年版の切手アルバム(切手はなし)を。あと、去年Zoomでクラスをとったシルビア・オルセンさんのカナダ横断編み物の歴史の話の本が本屋さんで売っていたのでそれも購入。

ジュリはこの夏、家ではゲームばっかりしていて、読書をしているところを見たことがなかったけれど、旅でいい本に出合って、没頭して読んでいました。ビーチでも車でもホテルでも。

8月もあと11日です。











Thursday, August 04, 2022

knitted items Spring-Summer

「あれ?なんか不思議、一瞬、富士山かと思った。」と、夜9時頃に公園の周りをポケモンを捕まえながら散歩していた時に空を見上げて思わず言った私。

「ほんとだ、早く、雲の形が変わる前に写真を撮って、両親に送ってあげなよ。ポケモンGOなんて今はやめて早く写真を!」と主人にせかされて撮ったけれど、遅れて少し形が変わってしまった後になってしまった。でも、多分なんとなく言いたいことわかると思う。


それにしても、寒い。。。

雨が2日続いていて、気温も日中20℃くらい。今夜は7℃くらいまで下がるようで、暖房が入るんじゃないかと思ってます。30℃超えはたったの3日くらいでした。

随分と編み物の写真を載せていなかったなぁと思って、少し載せます。ずっとジュリと主人が留守だったので、家にいてやることは編み物とベイキング。主人の実家から採れたてのサスカチューンベリーをもらって、それでパイを焼いたり、好きなポンデケージョを焼いたりしていました。


上の写真はとても気に入って今年これで3枚目のお花のショール。今回はテクスチャーを楽しみたくて、太い毛糸で編みました。半分毛布という感じ。色の組み合わせを変えると雰囲気が全然変わって、それが楽しくて、また編むんだと思います。
Pattern : Pressed Flowers Shawl by Amy Christoffers




サスカチューンベリーのパイ。主人はとてもおいしいと気に入ったようでした。色がきれい。

友達と色違いで編んだセーター。
Pattern : Soldotna Crop by Caitlin Hunter

ふわふわのベィビースリアルパカを使って編んだ首巻。
Pattern : Velvet Mirror Cowl by Andrea Mowry

これは5月くらいに編んだ、半袖。
Pattern : Lizzie Sweater by Susanne Sommer

今はリネンで編んでいます。まだ写真を撮っていないけれど、リネンで半袖も編んでみました。ギシギシしてあんまり好きでない手触りだけれど。

友達とマクラメも挑戦しています。会える時に会って編むけれど、おしゃべりが多くなってしまって、なかなか完成しない。でも、それがいいところ。