Thursday, June 08, 2017

fun days

主人に頼まれて、高校のメディアクラスに手伝いに行ってきました。
メディアではコンピューターデザインとかをやっているみたいなんだけれど、今回生徒たちはブロックプリント(版画)をするらしく、趣味でブロックプリントをしている私が手伝うことになりました。


これは私の一番気に入っている作品。
と言っても、ここ数年は忙しくてほとんど彫る時間も持てなかったので、久しぶりに道具や今までの作品などを出してきて、話をする準備をしていたら、何て楽しいことを今までしていたんだろう!と感じて、またプリントをいろいろ作ってみたくなりました。

70分の授業、楽しかった!いろんなボランティアをしているけれど、やっぱり自分が良く知っていることをシェアするのは気持ち的にゆとりが持てるし、自分も楽しめる。高校生たちは私が思いつかないようなデザインを選んで小さなブロックを作っていたけれど、しっかりアドバイスも聞いてくれるし、質問もしてくれて、それにちゃんと答えてあげられたことが嬉しかったです。

土地柄なのか、そういうものなのか、とにかく日本の学校に比べてこちらはアートへの取り組みが薄いと感じます、少なくともこの町の学校は。なので、私はアーティストでも何でもないけれど、こういう表現の仕方もあると知ってもらえただけで嬉しい。メディアのクラスだけでなくて、アートのクラスでもブロックプリントをして私の作品たちを導入で紹介してくれたようでした。


話変わって、今日はワールドオーシャンズデー(世界海洋の日)で、図書館では海と水についてゲストスピーカーが話をしたり、海にまつわる本を読んだり、クイズやクラフトをしました。私は子供たちに海の生き物についてのクイズをしたり、豆知識を話したり、前もって測っておいたクジラやウミガメなどのサイズくらべをしたり、あとクラフトをするのが担当でした。
週1の折り紙クラブでは先週はクラゲ、カニ、イカ、エイ、今週は少し難しいエビ、イルカ、ペンギン、タツノオトシゴをみんなで折りました。ディスプレイも頼まれたので、折り紙の海の生き物たちを飾りました。

クイズを作るために動物や魚のことを調べていたら、すごく楽しくて、へぇ。。イルカはちょうどこの図書館の天井くらいまでジャンプできるんだ、とか、ライオンフィッシュとかウルフフィッシュとかそんなおもしろい動物の名前の付いた魚がいるんだ、とか、子供たちに教えてあげたいことがいっぱいでした。

私は海の近くで生まれて、引っ越して育った先も海に車で結構簡単に行ける距離で、海は身近でした。幼稚園の頃からイルカが大好きで、イルカの本をいっぱい読んだし、水族館にもよく連れて行ってもらった。小学校の頃はラッコが好きで、水族館で買ったラッコのぬいぐるみを大切にしていた。夏休みは祖父母の家に遊びに行って海で泳いだり、貝を拾ったり、そういうことを当たり前にしていた私には、「海が身近にない」ってどういう感じなんだろう。。。と、時々考えます。
ジュリが折り紙クラブで折った海の生き物たち。
町に家族や親せきみんながいて、町からあんまり出たことがない子供たちがこの町にはいます。町から出ても、この大きなアルバータ州は海に面していなくて、海に行くには千キロ以上車で走らなければならないので、海を見たことがない子供たちが多分たくさんいると思います。(と言っても、休暇の人気のリゾートはメキシコなので、そういう旅行で見たことがあるのかもしれないけれど)

今日集まってくれた子供たちも興味津々でイベントに参加してくれました。思っていた以上にイルカやクジラ、クラゲ、ラッコ、動物のことを知っていて、ちょっとびっくり。みんな本やテレビ、ネットで知ったと言っていました。ラッコがウニや貝を石で砕いて食べることとか、海草を巻き付けて波に流されないように眠ることは知らなかった、想像するとかわいい!と、しっかり話を聞いてくれたのも準備をして良かったと感じました。紙皿を使ったミニ水族館づくりも楽しそうに参加してくれました。

あまりに海の生き物のことを読むのが楽しくて、参考資料に何冊か図書館から本を借りていたのだけれど、ジュリと一緒に読もうと思って海についての図鑑、一番使いやすかったものを買ってしまいました。

ジュリは静岡県の海を何度か見たことがあるけれど、いつかまたのんびり海に行ってみたいなと思いました。


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