できないかもと思っていたけれど、4年かかっての達成。
町の周りにある21つの山のパスポートを持ち、登るチャレンジをしているのですが、4年の夏をかけて、とうとうブロンズ(21の中でも比較的簡単なレベルの6つの山)を制覇しました。ジュリが6歳の夏に3つ、7歳で1つ、9歳も1つ、そして昨日最後の山を登ってきました。
トレイルの始まりに向かう道から。「どの山に登るんだっけ?」と聞いた私に主人が「その目の前のだよ。」と答えた時、ありえないと思った。
登ったのはブロンズマウンテンの中で一番高い、標高2129mのマウントハメル。標高差は1127m、片道9.2キロ。
朝9時半に出発して、頂上に着いたのは1時40分。
トレイルが広くてわかりやすかったのは良かったけれど、石がごろごろしていて、滑りやすいし足をひねりやすい(特に下山時)のが大変だったけれど、6つの山のうち、上位に入るいい山登りでした。
この山の頂上には、夏の間2か月、周りの山々の山火事を見張る人が暮らしています。頂上に家と見張りのまどだらけの建物が立っているんだよと言う話を何度も聞いたことがあって、見てみるのを楽しみにしていました。
登りは相変わらずきつくて、文句を言いながら進みました。
でも、これを登ればブロンズの山々を家族3人で制覇だというのはモチベーションになって、みんな頑張りました。
いっぱい採れた。 |
グーズベリー。 |
サスカトゥーンベリー。 |
ラズベリー。 酸味が良くて味が濃い! |
アルパインのエリアからの眺め。 これが登ってきた側で、次の写真はその先登る方向。 |
写真中央右側に白い建物が見えるでしょう? そこが見張りの家です。 |
木もなくなり、アルパインエリアにつきました。先に見えるは噂の見張りの家。
でも周りを見渡すと、山、山、山。随分高くまで来たと感じます。
この登りがきつく、あと少しなんだけれど、足ががくがくでした。
ついに到着。
4時間10分かかりました。見張りの家から女性が出てきて、「いい日を選んだわねー。ずっと山火事の煙が流れてきていてこんなに良く周りが見える日は初めてよー。」と言ってくれました。彼女は私の町の知り合いの友人で、知り合いから話を聞いていると言う話をしたら、のちにジュリを見張りの窓だらけの建物に入れてくれたり、手作りのクッキーを分けてくれたりしました。
頂上で休憩をして、写真を撮って、さぁ、下ろうか、と立ち上がった時、見張りの家から彼女が「この山登ったの初めてなの?それならこの先まで行かなきゃ、絶対に行かなきゃだめよー。運が良かったら羊が見えるから。それに眺めは行く価値があるからね!」と言ってくれて、頂上から先、少し下りながら山の天辺の終わりの部分まで歩くことに。
先に何があるのかな~!と進むと。 |
山の天辺の終わりに羊たちが見える。 |
少し歩くと、主人が、「あれ、ほんとだ、あの崖のところの点々はマウンテンシープだ」と。車の中からシープを見ることは何度もあっても、ハイクで見るのは初めて。足取りが軽くなります。
あ、マウンテンゴートたちが走ってる。 |
ズームしてみました。 |
ゴートにしてもシープにしても、やっぱり野生、近づくと危ないので、距離を置きながら、注意しながら、でも出会いに感謝しながら感動してました。
天辺の終わりは恐ろしいほどの崖でした。
主人がジュリに本当に危ないから這いつくばるよう言ったほど。私もちょっと怖くていい写真が撮れなかったのだけれど、こんな感じでした。
すごい崖だね。と話していた時、さらにすごい光景登場。
じゃじゃーん。
崖の天辺に羊。
何をしようとしているんだ?まさかジャンプ!?
まるで絵のような光景でした。
晴天のもと、とうとうブロンズの山を達成し、野生のシープとゴートも見ることができて、おいしいいちごとラズベリーに励まされ、最高の山登りでした。
天辺の先まで行けと励ましてくれた見張りの女性にお礼を言うと、ジュリを見張りの建物の2階に連れて行ってくれて、クッキーまで分けてくれました。
頂上で約1時間半過ごして、3時に下り始め、車についたのは6時半。下りは少しだけ早かったけれど、ごろごろした石で足元が滑りやすく、ジュリが滑ってあざを作って泣くアクシデントがあったけれど、みんなしっかり車まで歩いて戻れました。
家に戻って家からマウントハメルを見上げて「今登ってきたなんて信じられないね。」と、3人でお互いをたたえ合いました。私は家族3人でできたことが誇り。次のシルバーマウンテンはテントを担いで泊まらないとできない山々なので、少し先になるかもしれないけれど、ゆっくりとできることなら挑戦続けたい。
今日、パスポートを持って町の観光案内所に6つの山を登ったことを報告してピンを獲得しました。達成者の名前はプレートに刻まれて観光所に飾られます。
4年かかったブロンズ山登り。今考えてみればジュリはとても小さいのによく最初の1年に3つも頑張って登ったなと思います。
6歳、アンブラ―マウンテン |
6歳、マウント・ルーイー |
6歳、グランドマウンテン |
7歳、フロッドマウンテン |
9歳、マウント・スターン |
4 comments:
Congratulations! What an exciting achievement for you all. It looks like you had a great day and saw some wonderful sights. The berries and the mountain goats were an added bonus. You should all be so proud of yourselves....and now the Silver awaits.
Thank you, SJB!
We were quite excited when Col spotted a herd of sheep then Julie saw 3 goats running. We have seen them when we drive through mountains but it was the first time to see them during hike.
The lady who stays at the fire lookout on top of the mountain was so friendly and nice too.
We will be excited to see our names on the plaque at the town tourist information centre in the future. Yes, next is Silver mountains...we need to build some strength for that. ;)
erikoさん、ご無沙汰しています。
久しぶりにブログを見せていただきました。ジュリちゃん大きくなりましたね。もうすっかりお姉さん。息子たちと公園で遊んだ日が懐かしいです。息子たち、高1と中3になって、背もお兄ちゃんにはぬかれ、弟にもそろそろ抜かれそうです。
山でベリーというので、私の大好きな絵本を思い出して嬉しくなってコメント書いています。
「BLUEBERRIES FOR SAL」日本では「サリーのこけももつみ」っていいます。知ってるかな?
Yumikoさん!
本当にご無沙汰しています。コメントをいただいてすごく嬉しい。
お元気ですか?図書館の仕事を始めた頃にストーリーテリングをされているYumikoさんに報告したくてメールして以来でした。息子さんたちももうそんなに大きく成長されて、お兄ちゃんにYumikoさん、背も抜かれ。。。ってYumikoさん背が高いから想像して驚いています。
「サリーのこけももつみ」、うちの図書館にはありませんが知っています。Yumikoさんは今もお話をされていますか?以前、図書館にファーストネイションズのストーリーテリングの方がいらして、ドラムを使いながらお話をしてくれたことがありました。引き込まれるような話の仕方、ドラムと歌、すごいなぁ。。。と思いながら話をききました。
私は時々、子供たちに本を読む機会がありますが、たくさんの本をジュリに読んできたけれどやっぱり今でもsuすごく緊張するし、やっぱり練習をしっかりしないと日本語で読むようにはできないと感じます。日本語だと意識しなくても先の先の先までなんとなく目で追って読めるけれど、英語だとセンテンスの終わりまでくらいしか。なので、読む機会がある時は、家で練習して準備してます。
今はサマーリーディングクラブが夏休み中にはあって、小さな子供たちと本を読んだりクラフトをしたり、いろんなアクティビティをしています。ホームパルで覚えた歌などが時々役立ちます(歌詞とか゚音程が少し違っていたりするからこれも練習するのですが)。
またYumikoさんの様子も聞かせてください。
コメント、きっとお忙しいでしょうに書いてくださって本当に嬉しかったです。全然連絡もせずだらしなくてごめんなさい。日本へも2015年以来行っていません。またお会いしたいです。
お兄ちゃんたちにどうぞよろしく。こちらはまだポケモンが人気で、あの時ジュリがポケモンを公園で探すと言うのにお兄ちゃんたちが嫌な顔もせずに付き合ってくれたことをを思い出しました。きっと優しくて頼りあるお兄ちゃんたちに成長されていることと思います。
部活で忙しいのかな?楽しい夏休みになりますように!
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