Wednesday, July 07, 2021

these days

この町に暮らして8年、カナダでなんか、心から友達と呼べる人はできないと何度も泣いての繰り返し、優しい日本人のお友達がたくさんいた街に戻りたい、と何度も願いました。ここ数年でようやく自分の思っていることを素直に伝えて信頼できる友達が何人かできたけれど、数少ないその大切な私の友達家族、隣の州に来週引っ越しです。

彼女も移民で、世界あちこちを旅したことがあって、移民の大変さ、文化や習慣の違いで時に感じる辛さ、家族が遠く離れている寂しさ、そういうのを話せたし、日本のこともすごく興味があって、いつも優しくて、子供たちも折り紙を通じて仲良くなって。。。あぁ、寂しいなぁ。大笑いをしながら夜に一緒に散歩をしたり、会えないコロナの時もしょっちゅうオンラインでやり取りしていつも元気をもらった友達。でも、子供たちの将来のために大きな街に越していろんな機会をあげたいという引っ越しの理由は私たちも何度もジュリのことを考えた時に話したけれどできなかったことだったから、ものすごくいい決断だと思って、いつか遊びに行けることを願って、応援します。最後に、コロナの規制が取れたので、今夜また一緒に夜の散歩を、初めてマスクなしでお別れとありがとうのハグもしました。悲しいけれど会えて良かった。

編む過程が楽しくて編んできたけれど、自分では使わないショールや手袋、帽子など、編み終わった後、手をつけずにいるものを、それが似合う誰か大切な人にプレゼントするのが楽しくて嬉しくて、機会がある時に、もらってもらっています。何十枚もショールを編んでも、私の首はひとつだから、大切な人たちに似合いそうなものをもらってもらって使ってもらう方がずっとショールたちが輝くと思うから。

今回引っ越す友達は自然にものすごく詳しくて、彼女の手にかかればどんなプラントでもぐんぐん育つし、一緒にトレイルを歩けばいろんなことを教えてくれる、もともとは海の近くで暮らすのが好きで、彼女のことを考えると海や花や緑が浮かぶので、自然の色がいっぱい詰まったショールをもらってもらうことにしました。縁の部分は青い海の色。彼女と一緒に図書館で働いた時に編んでいたStephen West氏のThe Doodlerです。

渡したら、とっても喜んですぐに首の周りに巻いて見せてくれたんだけれど、それがすごく似合っていて、色がぴったりだった。ものすごく似合っていた。ハリーポッターのワンドが正しい人に行くとしっかりその役割を果たすように、このショールが正しい人のところに行って輝いて見えた瞬間で、嬉しかったです。彼女なら、これからもきっとつけてくれると思う。トトロの折り紙で折った鶴のカードと一緒に。

                   ☆☆☆

熱海の災害、こちらのニュースでも見ました。熱海は私の地元のすぐ近くだし、何度も花火を見に行ったり海を見に行ったりしてきたところで、ニュースを知って、ショックでものすごく心が痛く悲しいです。暑すぎる気温や豪雨、世界の気候がおかしくなってしまってきているのでないか心配です。まだ雨が続くと聞いて被害が広がらないことをお祈りしています。

                   ☆☆☆

日本はオリンピックが近づいてきて本当に大変だと思う。

アルバータ州は7月1日に全ての規制がとけて、マスクなし、ソーシャルディスタンスもなし、何もなし、の生活になりました。州首相がテレビで張り切ってお祝い宣言みたいのをしていて、正直結構引いた。

主人とジュリが夏休みになって、ジュリもワクチンを打ったので、この1年半行かなかった目のお医者さんと新しい眼鏡をと、ハイウェイで2時間離れた街へ行ってきました。眼科ではマスクは今も必須で、みんなしなきゃいけないからしていた感じだったけれど、そこ以外はどこも誰もマスクをしていないで、なんだか別世界に来たような気がしました。ジュリの靴を買わないとならなくて、スポーツ用品屋さんに行った時も、マスクをしていたのは私たちだけで、お店のスタッフももうマスクをしていなくて、なんだか私たちが悪いことをしているか、私たちがおかしいみたいな変な感じ。本当に、こんなに一気に全部オッケーにしてしまって大丈夫なのだろうか。それとも、私たちが心配しすぎているのか。

図書館も、1日から人数制限なし、マスクもなし、スタッフはしていてもいいということでほとんどのスタッフは私も含め今もマスクをしているけれど、利用者はマスクなし。いろんな人たちがカウンターで質問や会話をしてくるので、大きな変化にまだ戸惑っています。私としては、距離を置きたい。仕事中は、私の体のワクチンよ、どうか効いて守っておくれ、と願うのみです。

こうやってどんどん慣れていって、私もワクチンを打ってから随分と経つし、マスクを外すことが多くなるのかな。それともまた、波が来るのかな。わからないけれど、自分たちのレベルで気をつけながら、夏を工夫して過ごしたいと思います。


6 comments:

あるぷ said...

こんにちは。
コロナで自粛もあったし 孤独ではないのに言い様のない寂しさを感じることありますよね。

私事なんですが アルプをトロントのオシャワに行かせようと思っています。高校のことで相談させてもらいたいんですけど どのように情報収集したらいいですか?評判や特徴等々 きをつけることとか。大学進学もしてほしいし,そちらはどのように高校決めますか?

eriko said...

あるぷさん、こんにちは。コメントどうもありがとうございます。

トロントの高校。。州ごとに仕組みが違うようだから良くわからないけれど、あるぷさんカルガリーにいた時のお友達とかと連絡とっていますか、カルガリーは都会だから私立校も公立校もあるから、もう少し知っている人がいるかも。
この町はものすごく田舎で小さくて、小学校は2つ、中学は1つ、高校も1つで、全員同じ高校に自動的に行きます、町のみんな同じ学校です。9年生の成績で10年生で取れる教科が決まり、その繰り返しで12年生まで進み、その成績を使って大学に進学申請するというやり方のようで、なので、ジュリエットはとっている科目を全力で頑張るのみ、という感じです。

あるぷ said...

お返事ありがとうございます。カルガリーではあまり友達と言える人がいなかったので残念ながら だれもわからないのですが 調べると地域ごとにスクール ボードがあるようなので そこで聞くようです。夏休みに入ったし連絡つくかわからないけど試してみます。
けど大学進学は 高校の成績で決まるんですね。初めて知りました。全国模試みたいなのはありますか?学校毎に成績のつけ方も変わってくるのかな?ジュリちゃんは 全力で勉強していて感心ですね。アルプは 思春期でもあり オンライン授業が一年半と長く モチベーションも下がり 鉛筆をもつことから 離れ切っているから心配です・・・

eriko said...

主人の話だと、大学ごとにこの科目をこの成績以上で習得していたらアプライできるというのがウェブサイトなどにのっているとのことです。ディプロマと呼ばれる州の一斉テストが12年生で行われるけれど、それはその高校の学力がどうかと調べるもの、でも、総合成績が大学進学に結び付くのでいい成績をとるに越したことはないと言っていました。例えば、ある大学のある学科の募集人数が50人とすると、アプライしてきた生徒の数がそれよりも多かった場合、成績のいいものから50人とっていくということで、だから高校でいい成績をとることは大事だと。日本みたいに入試とかはないみたいなので、私ももう少し近づいてきたらよく仕組みを理解しないとと思っています。

ジュリも注意しないとものすごくテレビゲームしています。しかも夏休みなのでなおさら。
アルプ君オンライン授業1年半は長かったですね、こちらは今までとは違うスケジュールだけれど、実際に学校に通えたのでありがたかったです。

あるぷ said...

詳しくありがとう!高校受験だけでなく 高校ずっと大切なのも大変だけど良いですね。アルプは英語で授業受けるのもままならないのですでに遅れをとってるけど 前進していくのみです。ありがとうね

eriko said...

いいえ、オンタリオのことわからなくてあんまり役に立てずごめんなさい。アルバータのことや一般的なことだったら主人に聞けるので、また何かあったら聞いてください。アルプくん、トルコ語に英語に日本語、大変だと思います、ジュリは日本語は本当に書けないし、聞けばなんとなくわかる程度で、もう少し本気でやっておけばよかったのかもしれないと思いつつ、今に至ったという感じです。
また、様子聞かせてくださいね。