ジュリが持っているのがパパが見つけた鹿の角。 |
先週末、カナダは3連休で、カルガリーから主人の両親が遊びに来てくれました。と言っても、山には何もないので家やデッキで話をしたり、トレイルを散策したり。
キノコを探しに行こうと、森を歩いていると、ジュリのパパが鹿の角を2つ見つけたと聞こえてきました。鹿もエルクもムースも春の初めころに角が落ちて生え変わるので、角を見つけたというのは山に暮らしていると聞くのだけれど、自分で実際に見つけたことはなくて、パパの見つけたものを見せてもらって、すごいなぁ。。と、私も探しました。
ま、でもこの町に9年も暮らしていて、見つけたことがないのだから、そんなに簡単には見つからないものだよね、とジュリと話しながら、ふと足元を見ると、枯草に覆われて鹿の角をなんと見つけました。これは興奮した。こんな風にあるんだ。。と。結構色も枯れた木の枝に似ているから、見つけにくいのかもしれない。
キノコは見つからなかったけれど、角を3つも見つけたラッキーな日でした。私はこれをきれいにして壁に付けて、編んだショールをかけるハンガーにしたい。(主人は反対してるけど)普段料理も家事も全くしない主人が、両親のために夕食を作りました。これ、おいしかった。チキンとキヌアのサラダ。私はデザートにアップルパイを焼きました。(サワーチェリーパイも焼いたけれど失敗)
まるで主人の両親がいい天気というか春を運んできてくれたかのように、その週末から天気が良く気温も上がって、特に特別なことは何もできなかったけれど、のんびりと山らしい時間を一緒に過ごせたと思います。
デッキで話をしている時に、きれいな濃いピンクのメタルのように光ったハミングバードが砂糖水を飲みに来ました。ハミングバードの季節です。
先週、写真に載せたように雪に覆われた庭は、あっという間にタンポポだらけになり、人間もそうだけれど、花や木も鳥も動物も、みんな、もう6月が近いじゃないか、急がないとまた冬が来るぞと焦って夏モードに変換しているような、学生たちがいきなり半袖や袖なしで歩いていたり、週末は大きなキャンパーが何台も走っているし、夕食時はBBQのいい匂いがあちこちからしてくるし、ほんと、おもしろいなぁと思います。
今日もキノコ探しに出かけたら、先週よりもずっと緑が増えていて、その変化にワクワクしました。熊もあちこちでいたよーと聞くので、ベアスプレーを持って。
この春初めて見た花(タンポポをのぞいて)は妖精のスリッパというかわいい呼び名のついているラン科の花。長い間枯れた山を見てきたので、ピンクを見つけると、毎年のことでもうわ!色が戻ってきた!と嬉しくなります。
これも毎年見つけて心が明るくなる白いすみれ。花はものすごく小さくて1センチちょいくらい。かわいい。今日見つけた花はこの2種でした。キノコもアントラーもなし。
風はまだ冷たいけれど、気持ちのいい午後でした。
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