
ゴッホの絵が好きです。
小さい頃は興味がなかったんだけど、イングランドにいる時に
幼稚園でゴッホについての授業があって、その時に先生が使った
作品集を見せてもらったら、この絵に出会って、あまりの色使いの
きれいさに感激してから、図書館で調べたり、行ける美術館に
足を運んだりするようになりました。
これは、「タンギー爺さん」っていう絵で、実物をいつか見てみたいって
思っている大好きな絵の一枚です。
学校の美術で教えてもらったこととかなかったと思うけど、ゴッホは
日本に憧れていたらしい。
「日本人のように繊細で純真な心を持って、日本人のように自然の中で暮らしたい」
ってずっと思っていてなくなる2年前には自然がいっぱいで、
自分の日本へのイメージに近い南仏アルルへ移り住んだほど。
このタンギー爺さんの背景には、歌川広重などの6枚の浮世絵が描かれていて、
ゴッホは他にも何枚か歌川広重の作品を油絵で模写したりしている。
日本の絵を描いているんだけど、色合いが明るくて雰囲気が違って、
近づいてみてみると、おじいさんの顔も数え切れないくらいの色で描かれていて、
なんだか気になる絵なんです。
この色を顔に使う?とか空に、花にこの色?って思う色をたくさん使っていて
でも、それが周りの色とうまく調和されて馴染んでいい味を出してて・・・美術のことは
無知に近いけど、すごいなって思うのです。
N.Y.のMOMAで「郵便配達人ルーラン」を見たときも、なかなか動けなかった。
しかもガラスのケースとかに入ってるのではなくて、絵そのものが飾ってあったので
筆の流れとかがダイレクトに見えて鳥肌が立ちました。

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