Sunday, July 30, 2017

a hike to some falls

葉っぱの化石!

今日は滝にハイキングに行ってきました。
一度、町に越してきて初めての春にハイキングしたことがあったツインフォールズ(双子の滝)、その先に面白いトレイルがあると同僚から聞いたと主人が言うので、行ってみることに。
それなりに滝まで歩いた記憶があったのだけれど、長い山登りをした後のハイキングなので、地面は土でクッションみたいな歩き心地で楽だし、急じゃないし、あっと言う間に滝についてしまいました。

でも、その先のトレイルがとても急で、時々ロープが張ってあるのだけれど、他の場所は這いつくばりながら足場を探しながら登りました。
なんとなくさらに上、トレイルの終わりみたいなところに登り切って周りを見渡しても、景色はいいけれど(今日は山火事の煙が届いていて煙たくて景色はクリアでなかったですが)、特に面白いこともない。「本当にここがおもしろいところって言っていたの?携帯の電波が少しあるからメッセージして聞いてみたら?」と主人に連絡してもらいました。
「あ、間違えた。滝の上を水に沿って歩くらしい。」と返信をもらった主人。
ほとんど滑り台を滑るような感覚で急な斜面から下りて、別のトレイルからさっき見たツインフォールズの上の部分に出ることができました。

ツインフォールズの上から。


そこから水の流れを逆に歩いていきます。
だんだん太陽の光に反射して光る石があちこちに見えてきて、主人が「石炭だよ」と教えてくれました。
さらに進んでいった時に、先を歩いていた主人が止まりました。
「化石がいっぱいだ。」
大きな岩にたくさんの葉っぱの化石がありました。
ジュリの後ろに大きな石炭
さらに進んでまた滝につきました。
ジュリはこの洞穴みたいな感じのところがとてもかっこいいと思った様子。
いろんな石を拾っては主人に見せて聞いていました。

滝の横の斜面にロープが張ってありました。
「この先もトレイルが続くのかな、行ってみたい気がしない?」と主人。
余りに急で危ないので、途中まで一緒に行ったけれど、主人だけが登って見てくることに。下の写真、よく見ると登ってる主人が見えます。

結果、もしかしたら冬にアイスクライミングをする人たちのためのロープだったのか、よくわからないけれど、その先はトレイルもなく小さな滝があっただけだったと土だらけになって帰ってきた主人が言いました。(でも先を見てみたそうだったので、自分で見てきて満足気でした。)

2時間半のハイキング。
今回はアドベンチャーみたいで楽しいハイクでした。水に沿って歩いている時、崖の上から石が突然いくつか落ちてきて、主人と崖の上から動物が私たちを見ていたのではないかと慌てて、ベアスプレーを出してジュリを近くに歩くようにし、そこからはもう少し気を張りながら歩いたのが冒険的な感じでした。

今日もたくさんの種類のベリーを見ました。
ラズベリー、サスカチューン、それに食べられないホワイトベリー。

これはブラックカラントに似ているかな?

山登りとはまた違って、気持ちのいいハイクでした。
出会った動物はリスとゴーファーだけでした。

ハイクでリフレッシュ。また明日から仕事です。

Wednesday, July 26, 2017

Mount Hamell

やりました。
できないかもと思っていたけれど、4年かかっての達成。
町の周りにある21つの山のパスポートを持ち、登るチャレンジをしているのですが、4年の夏をかけて、とうとうブロンズ(21の中でも比較的簡単なレベルの6つの山)を制覇しました。ジュリが6歳の夏に3つ、7歳で1つ、9歳も1つ、そして昨日最後の山を登ってきました。
トレイルの始まりに向かう道から。「どの山に登るんだっけ?」と聞いた私に主人が「その目の前のだよ。」と答えた時、ありえないと思った。
登ったのはブロンズマウンテンの中で一番高い、標高2129mのマウントハメル。標高差は1127m、片道9.2キロ。

朝9時半に出発して、頂上に着いたのは1時40分。
トレイルが広くてわかりやすかったのは良かったけれど、石がごろごろしていて、滑りやすいし足をひねりやすい(特に下山時)のが大変だったけれど、6つの山のうち、上位に入るいい山登りでした。

この山の頂上には、夏の間2か月、周りの山々の山火事を見張る人が暮らしています。頂上に家と見張りのまどだらけの建物が立っているんだよと言う話を何度も聞いたことがあって、見てみるのを楽しみにしていました。

登りは相変わらずきつくて、文句を言いながら進みました。
でも、これを登ればブロンズの山々を家族3人で制覇だというのはモチベーションになって、みんな頑張りました。

いっぱい採れた。
途中、ワイルドストロベリーがたくさんなっているところがあって、3人で熊のように食べました。自然になっているこの小さないちごは本当に甘みが濃縮されていて、いい香りでおいしいのです。
グーズベリー。
サスカトゥーンベリー。
ラズベリー。
酸味が良くて味が濃い!
いちごだけでなく、この山道はベリー類が本当に多く、私たちが食べられるラズベリー、サスカトゥーンベリー、あとはグースベリー、他にも熊が喜ぶようなベリーが山ほどなっていました。熊に会わなかったのが不思議なくらい。
アルパインのエリアからの眺め。
これが登ってきた側で、次の写真はその先登る方向。

写真中央右側に白い建物が見えるでしょう?
そこが見張りの家です。

木もなくなり、アルパインエリアにつきました。先に見えるは噂の見張りの家。
でも周りを見渡すと、山、山、山。随分高くまで来たと感じます。
この登りがきつく、あと少しなんだけれど、足ががくがくでした。
ついに到着。
4時間10分かかりました。見張りの家から女性が出てきて、「いい日を選んだわねー。ずっと山火事の煙が流れてきていてこんなに良く周りが見える日は初めてよー。」と言ってくれました。彼女は私の町の知り合いの友人で、知り合いから話を聞いていると言う話をしたら、のちにジュリを見張りの窓だらけの建物に入れてくれたり、手作りのクッキーを分けてくれたりしました。

頂上で休憩をして、写真を撮って、さぁ、下ろうか、と立ち上がった時、見張りの家から彼女が「この山登ったの初めてなの?それならこの先まで行かなきゃ、絶対に行かなきゃだめよー。運が良かったら羊が見えるから。それに眺めは行く価値があるからね!」と言ってくれて、頂上から先、少し下りながら山の天辺の終わりの部分まで歩くことに。
先に何があるのかな~!と進むと。
山の天辺の終わりに羊たちが見える。

少し歩くと、主人が、「あれ、ほんとだ、あの崖のところの点々はマウンテンシープだ」と。車の中からシープを見ることは何度もあっても、ハイクで見るのは初めて。足取りが軽くなります。
あ、マウンテンゴートたちが走ってる。
ズームしてみました。
さらに歩いて行った時に、下の方からドドドッと音がして、ジュリが「見て!マウンテンゴートだ!」と。慌てて下を見ると3頭のマウンテンゴート(白ヤギ)が走っていました。もう私たち大興奮です。

ゴートにしてもシープにしても、やっぱり野生、近づくと危ないので、距離を置きながら、注意しながら、でも出会いに感謝しながら感動してました。
天辺の終わりは恐ろしいほどの崖でした。
主人がジュリに本当に危ないから這いつくばるよう言ったほど。私もちょっと怖くていい写真が撮れなかったのだけれど、こんな感じでした。

すごい崖だね。と話していた時、さらにすごい光景登場。
じゃじゃーん。
崖の天辺に羊。
何をしようとしているんだ?まさかジャンプ!?
まるで絵のような光景でした。

晴天のもと、とうとうブロンズの山を達成し、野生のシープとゴートも見ることができて、おいしいいちごとラズベリーに励まされ、最高の山登りでした。

天辺の先まで行けと励ましてくれた見張りの女性にお礼を言うと、ジュリを見張りの建物の2階に連れて行ってくれて、クッキーまで分けてくれました。

頂上で約1時間半過ごして、3時に下り始め、車についたのは6時半。下りは少しだけ早かったけれど、ごろごろした石で足元が滑りやすく、ジュリが滑ってあざを作って泣くアクシデントがあったけれど、みんなしっかり車まで歩いて戻れました。

家に戻って家からマウントハメルを見上げて「今登ってきたなんて信じられないね。」と、3人でお互いをたたえ合いました。私は家族3人でできたことが誇り。次のシルバーマウンテンはテントを担いで泊まらないとできない山々なので、少し先になるかもしれないけれど、ゆっくりとできることなら挑戦続けたい。
今日、パスポートを持って町の観光案内所に6つの山を登ったことを報告してピンを獲得しました。達成者の名前はプレートに刻まれて観光所に飾られます。

4年かかったブロンズ山登り。今考えてみればジュリはとても小さいのによく最初の1年に3つも頑張って登ったなと思います。
6歳、アンブラ―マウンテン
6歳、マウント・ルーイー
6歳、グランドマウンテン
7歳、フロッドマウンテン
9歳、マウント・スターン
 観光案内所でも、「あなたも6つ登ったの!?」と、いろんな山の頂上でもほかの登山者に「あなた、そんなにまだ小さいのにすごいね!」と声を掛けられてきました。運動は特別得意な方じゃないジュリだけれど、これは大きな自信になると思います。

Thursday, July 20, 2017

surprise visit :)

休みを3日間もらえることになり、カレンダーを見てみると、ちょうどその3日間の中に義母の誕生日がありました。
「突然お誕生日おめでとうとドアに現れたら喜ぶかな?行っちゃう?カルガリー?」と主人に聞いてみると(片道9時間を運転するのは彼なので)、「別にいいよ。」と。

義父にこっそり連絡を取って、数日間遊びに行くことを伝え、日曜の夕方に家にいるように頼みました。朝8時半に出発して夕方カルガリーに到着、お店に寄ってきれいなバラの花束とチーズケーキを買って、車を少し離れたところに止めて、ドアベルを鳴らしました。

ナナがドアを開けて、「お誕生日おめでとう~!」と3人で言うと、あんまりにびっくりして泣いちゃうかと思ったほど、ナナは喜んでくれました。

サプライズ、成功。
やっぱり同じ州とは言え9時間も離れているので、まさか誕生日のために、数泊のためにくるとは思ってもいなかったようでした。

パパにお寿司屋さんを予約しておくのをお願いしておいたので、そのあとみんなでお寿司屋さんにお祝いに行きました。今まで、母の日も父の日も誕生日もあんまり特別なことをしてあげていなかっただらしない嫁なのに、いっつもよくしてくれる義両親、今回少しだけ感謝の気持ちを形にできて良かったと思いました。
雑草を取ったり、水をあげたり。
結構一生懸命お手伝いしてました。
パパの百合。
色が本当に鮮やかできれいでした。



庭の木に登るのが楽しかったよう。
カルガリー3泊は本当に短くて、来たと思ったらもう帰る日になってしまったけれど、パパが足の手術をしたばかりだったので、庭の芝刈りや手入れを手伝ったり、ジュリはパパのアシスタントとして松葉杖のパパのサポートをしたり出来て良かったし、みんなでピクニックに行ったり、あと必要な都会の買い物もできたし、充実した時間でした。

エスケープルームにも挑戦させてもらったり、好きなビレッジアイスクリームもたべました。アンソロポロジーにも行った。都会は混んでるけれど、いいなー。何でもある。
でも、みんな車が高級そうでピカピカしていて、人の格好もおしゃれで、山生活が染みついている私たちは都会にはなんだかちょっと恥ずかしい感じでした。

昨日、山に戻ったのだけれど、帰り道、たまには山の中を通って帰ったらどうだろうか、距離を見てみるとエドモントンを通るよりも短いみたいだし。。。と提案して、本当にババンフ~コロンビアアイスフィールド~ジャスパーという道で帰ってきました。

本当に距離も短かったし観光客の混雑もアイスフィールドを越えるとガクッと減って、思ったよりもスムースに進んで、眺めのいい道路で早く家に着くと言う、新しい発見でした。それにしてもバンフもレイクルイーズもコロンビアアイスフィールドも観光客がすごい。さすがカナダ150(カナダ150歳を祝って今年はナショナルパークの入場が無料)もあってものすごいバスや車の数でした。
この道路は夏しか通られない道路ですが、いつものハイウェイとは違って新鮮で日本の両親と3年前に通った時以来だったので、懐かしかったです。
氷河を見ながら進みます。
熊にもムースにもシープにも会いませんでした。
見たのはボールドイーグル、あとは鹿とヤギたち。ヤギはのんびりとうちの車の前を横切っていきました。子ヤギがとてもかわいかった。

今日からまた仕事でした。
8月の中旬からホリデーを取らせてもらうので、それまで働き続けます。
ジュリも久しぶりに地元の友達と遊んで嬉しそう。
また、山の生活に戻りました。