Wednesday, October 04, 2017

Author visits

図書館にアルバータ州出身の子供絵本作家キャロリン・フィッシャーさんが来てくれました。私はこの機会を本当に楽しみにしていて、彼女のプレゼンテーションを絶対にジュリに聞いてほしくて、水泳を休ませて参加してきました。
何が楽しみだったかと言うと、彼女が作者なだけでなく、イラストレーターだと言うこと、私たちの暮らす町は本当に小さい町で、学校でもアートに触れる機会もほぼないし、美術館とかもないし、芸術に関してはとても寂しい町なのです。なので、プレゼンテーションで絵を描いてくれるそうだと聞いていたので、どんなパフォーマンスが見られるのか楽しみにしていたのです。

彼女の作家になるまでの話はやっぱり努力の積み重ね、どうやったら1冊の本ができるかという過程の説明も子供たちにも私にもとても興味深いものでした。ジュリは今年、選択授業でジャーナリズムをとっていて、ホームページのエディターを担当しているので、なるほどと思うところがいくつかあったようです。

短い時間で描く肖像画のデモをしてくれると言うことで、子供たちの中からモデルを選んだ時に、偶然ジュリを選んでくれました。とても楽しかったようで、プレゼンテーションの後の片付けも手伝ったのだけれど、その時もずっとジュリはキャロリンさんと話をしてました。
「もうすぐ新しい本は出るの?」
「今まだ描いている途中、しかもさっき話したようにそれが認められるかは別の話よ。」
「なかなか厳しいね。」
「描いている話の終わりを今3パターン考えいるんだけれど、あなたに話してみて感想を聞いてみようかしら。」

と、ジュリは本当に楽しそうに彼女にくっついて話をしていました。

私が水泳を休ませてでも参加させたいと思った理由は、ちょうど私がジュリの歳の頃、家族で週末によく行く大きなショッピングセンター内にあったこども図書館でまついのりこさんを招いて本を作るワークショップに参加させてもらった機会があったことでした。
これはジュリのだけれど、私も持っていたまついのりこさんの「とけいのほん」
(今回のブログを書きながら、まついのりこさんが今年お亡くなりになったことを知りました。)

お話を考えて、下書きをして、マーカーでなぞって、絵を描いて。。。。細かいことはさすがに忘れてしまったけれど、「作者に会った、一緒に本を作って褒めてもらった」と言うことはずっと覚えていて、その本も母が大事に今も取っておいてくれています。写真を送ってくれました。(左の写真)

そして、やっぱりそういう体験はしっかりと心に焼き付くんだなと思うので、ジュリに絶対に参加してほしいと思っていました。
彼女はどう感じたかな。。。これからはキャロリンさんの提案通り、スケッチブックをいつも身近に置いてアイディアが浮かんだらすぐに書き留めるようにするんだと話していました。

すごく感じのいい方で、気さくにいろんな質問にも答えてくれました。
本を2冊(はじめの写真。左の雪の本は作・絵、左のポテトのは絵)買いました。
話を聞いてから一枚一枚ゆっくりと本を読んで絵を見てみると、図書館には何千もの本があるけれど、本を1冊作ることって改めてすごいことなんだなと感じます。

やっぱり、会ってみるって違う。特別なコネクションができた気がして、ジュリにとっても私にとっても好きな作者の一人に跳ね上がりました。これからの彼女の本が楽しみです。
とてもいい機会を町に提供してくれた図書館に感謝。

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