Wednesday, March 31, 2021

A blind date with a single ply yarn!

 今までにしたことがない編み物、を楽しんでいました。

カルガリーに行く時は楽しみに寄るおしゃれな毛糸屋さんがあって、このパンデミックの間はそこからオンラインで毛糸を買うことが数回あったのだけれど、バレンタインデーのあたりにシングルプライの毛糸をシングル=独身にかけて、セールをしていました。それで気に入った色の糸を3カセ買った時に、あと20ドルで送料無料になるなぁ。。とオンラインショップのセールのところを見ていたら、「シングルプライの糸とブラインドデート」と言うセールをしていて、ブラインドデートは日本語にもあるのかな、その日会うまでどういう人かわからないで会うデート(カジュアルなお見合いみたいな感じなのだろうか)で、それを毛糸で、ということ。

お店のスタッフが30ドルから40ドルくらいのシングルプライの毛糸(フィンガリング)をランダムに選んで全く分からないように1カセずつラッピングをしてしまって、その「毛糸とブラインドデート」のオーダーが入ると、そのどれかわからないけれど包まれた糸を入れてくれるというセールでした。値段は1カセ約半額の22ドル。これを足せば送料無料になるし、フィンガリングの細さの糸は一番使うサイズだし、何よりも面白そうだから、ひとつかごに入れました。

郵便局に届いて、楽しみに箱を開け、しっかりとラッピングされたブラインドデートの糸をかなりワクワク開けました。だんだんラッピングの紙が薄くなって透けてくると、なんだかカラフルな感じがする。。最後の1枚をゆっくり開けると目に飛び込んできたのは、今まで一度も購入したことがない、ネオンのオレンジと黄緑が恐ろしく印象的な手にもしたことのない派手派手しい糸でした。

ネオンのピンクも青も、黒も入った白ベースの糸。皮肉なことに、ブランドはいつか欲しいと思っていたQing fibreというロンドンのお店ので、40ドルするものでした。左の3カセは自分で選んで買ったシングルプライ糸たち。

少し時間をおいて、もう一度毛糸を手に取ってみても、角度を変えてみてみても、これはどうしたらいいかわからない色でした。でも、せっかくこのブラインドデートのおかげで手にしたこともなかったネオン色、しかもQing fibreの糸なのだから、毛糸箱の底に隠してしまうのはなんだか違うと思って、使えそうなパターンを探し始めました。

毛糸とブラインドデートをしてネオンが手元に来た、と言う話はどの編み物友達も大笑いしながら聞いてくれて、友達もこんなのを編んだらどうだろう?ハロウィーン用に編んだら?子供の帽子を編んで売ったら?いろんなアイディアをもらいました。

Ravelryでずいぶんと前に見つけた日本人のデザイナーさん、Kineco Yukiさんの無料のパターンを見返してみた時に、Gothicと言う名前のセーターが、教会のステインドグラスをイメージしてブリオッシュスティッチを使って編むヨークのセーターだとあって、黒いフレームの中にネオンの糸を入れたら、ステインドグラスみたいに見えるかもしれないと思って、これを編むことにしました。

無料のパターンだから、編んでいるうちに400目くらいになって、どう考えても私には幅が大きいだろう。。と思いながらも、おもしろいからパターンに忠実に編んでみることにしました。黒の糸を3スケインぎりぎりまで使っても、袖の長さを少し省略しなくてはならなかったけれど、あとはパターン通りです。先にブリオッシュのヨークを編んでから、首の部分と胴、袖部分を編み足す作り方でした。

ブリオッシュを編むのはとても楽しくて、模様ができていくうちに、なんとなくいい感じかもと、楽しみながら編みました。手染めなのでネオン色がオレンジ、黄緑、ピンクとランダムにあらわれてきて、何気に面白い糸だなぁと。しかも、すごくふわふわしていて気持ちのいい糸でした。

昨夜、完成しました。予想していた通り、大きくて、ざっくり着るタイプだけれど、袖のところは短めにしたので、しまった感じがして気に入りました。


今日は休みでニッティングジャーナルもその勢いで完成させました。

編み物は脳にすごく良くて、メンタルヘルスにもとてもいいのだそうです。好きなことをして脳にもいいって、なんてラッキーなんだ。次は何を編もうかな。


Sunday, March 28, 2021

These days... March 2021

そろそろ雪が溶け始めてきて喜んでいたのもつかの間、今朝は吹雪で、警報まで出て少し先が見えないほど激しく雪が降りました。

昨日働いて明日も働くので、貴重な日曜の休み。去年家にあった安い糸で編んだこの鳥のセーターは家にいる時にしょっちゅう着て、毛玉だらけになってしまったけれど、本当に気に入っていて、1年経っても毎回着るたびに少しうれしくなるセーターです。

家で編み物をしている時は、いろんなニッターさんたちのポッドキャストを聴くのが習慣になりました。最近、好きなデザイナーさんが気に入っているというインターチェンジャブルの編み針の収納ケースを紹介していて、私もそれが欲しい!と思って検索してみると、3万円近くもして!、それならば自分で作ってみるか、と、思い付きで2時間くらいでささっと昔使っていたテーブルクロス(キャンバス地が良かったけれど手元になくて、少し厚めのコットンで)で作ってみました。久しぶりにミシンは思いがけずすごく楽しかった。

シンプルすぎるのは私らしくなくて、10年も15年も大事にしているリバティプリントの端切れや刺しゅう、自分で作ったレイベルなどをランダムに縫い付けてみました。大事に箱にしまい続けているよりも、少しずつでも出して使った方がいいと、最近気づいたきっかけがありました。飾り付けたケース、気に入っています。

もっとミシンを使いたいなぁ、と見まわして、マスクを追加しようと思いました。図書館を一般に開くようになって特に、仕事はガンガン洗える服だけを着て、帰ってきたら脱いで洗う、という繰り返しの生活で、シンプルなパーカやコットンのシャツだけをユニフォームのように仕事では着ているので、マスクだけは少しかわいらしいのがいいかなぁと思って、とっておきのリバティプリントで3つ作りました。リボン柄は日本に暮らしていたころ着ていた服を切り取って作りました。

主人が炭水化物を採らない生活を始めてから、喜んで食べてくれる人が減ってジュリと私だけのためにパンやケーキを焼くことがほとんどなくなったけれど、ケトジェニックダイエット用のマフィン粉を主人の誕生日に買っておいたので、主人用にはその粉でブルーベリーマフィンを、ジュリは自分でチョコレートチップマフィン、私はダークチョコレートチップとラズベリーのマフィンを焼きました。昔は良く焼いたなぁ。。と思い出しながら。主人の粉は主にアーモンド粉で、やっぱり今まで食べていたマフィンに比べると寂しくなるけれど、悪くはなかったと言っていました。

今週はジュリと主人は春休みです。外は真っ白な景色に戻ってしまって春らしさもないけれど、あと2か月もすれば、ちらほら緑も見えてくると思うので待ち遠しいです。

山口真さん作の折り紙の本から折り方を見ながらケーキを折ったら、ジュリがとてもかわいいと言って気に入ったようでした。コロナの感染がおさまることを願って折った千羽鶴は、折った時にはまさか1年も窓の飾ったままになるとも思っていませんでした。コロナがおさまったら外そうと決めていたので、色が褪せてもまだまだ、飾り続けます。

14歳のジュリは、いまだに私が本を読むのをハンモックに寝転んで聞いてくれて、発音を直してくれたり私の知らない言葉の意味を教えてくれたりします。ここ数週間、面白くて夢中になって読んだのは Lois Lawry 著 "The Giver" という本,とその続きの "Gathering Blue" "Messenger" "Son" 合計4冊(がまとまった本)。これは本当に読んでよかったし、ジュリと一緒に読んでよかったと思う本でした。毎回読んだ後に、感想を話し合うのが楽しかったです。また一緒に楽しめるような本ないかなぁ。。。と探しているところです。

そんな日々でした。今週は4月になるのか。。外の様子からは11月なのか1月なのか4月なのか、判断しにくいけれど、季節の変化に耳をすませながら毎日感謝して過ごしたいです。

Wednesday, March 17, 2021

my bubble cowl

図書館がアポイントメント制で開き、ここ6日働いていました。今日は久々の平日の休日、嬉しくて、ジュリがランチに帰ってくる11時に間に合うようにベーグルを焼いて、私はのんびりと午後の静かな時間を楽しもうと思っています。晴れたから歩きにも行けるかな。


まだ日本で主人と2人で暮らしていた時、おしゃれなインテリアに憧れて、お店で見つけたドロップ状になったガラスの中に電球が入っていて、それがいくつか天井からつる下がっているライトをとても気に入って、いつか、いつか、と思っていたなぁ。。。なんてことを思い出しながら、ここのところ編みものをしていました。

そのライトはクリアのガラスのもあって素敵だったけれど、少しガラスに薄く紫や緑色がついているのもあって、それが気に入っていました。でも、手が全然届かない値段で。 全然違う時に雑貨屋さんで見つけた貝のお花のピンについているガラスがそのライトみたいなイメージで、あんなライトが似合うような家に暮らせるまではこれで。なんて言いながらこのピンを大事にしていました。今、こうやって見ても、ガラスのビーズと貝がかわいい。

ぼこぼこと、どんどんバブルを増やしていくこのカウル。何作も編んできたスティーブン・ウェスト氏のデザインです。パターンは6色の糸を繰り返し使って編んでもいいし、ルールなしで何でも使ってもいいというかんじで、私は今まで編んだセーターやショールの余り糸を使ってしまいたくて、好きなように足していこうと編み進めていきました。紫色と緑と水色の混ざったような色が並んだ時に、昔、すごく欲しがっていたライトがあったなぁと思い出していました。

はじめは気合が入りすぎたようで、何だが派手派手しい色を選んでしまって、途中から自分の好きな感じがわかってきて、どうしても最初の部分が気に入らず、結局「切り取る」と言う、今までやったこともないことをして、パターンと少し違うようになってしまったけれど、繋げてカウルにできました。結構うまくつなげられたと思う。切り取った部分は止めないとほどけてしまうけれど、テーブルの上に置いておいたら、主人が昔のヘッドバンドみたいだと言って、頭につけて皆で大笑いしました。

暖かくなってきて嬉しいけれど、風がこの冬はものすごく強くて、トレイルを歩くと耳が痛くなるので、こういう頭・首・耳を覆ってくれるのがあったらいいかもなぁと思って編んだので、早速使っています。温かくてきもちがいい。何より、どの色を見て、これはあのセーターを編んだ時の、これはこういう名前、これは誰かにあげたショールのあまり糸だな、と、いろいろ思い出せるのが特別に嬉しいです。


Monday, March 08, 2021

signs of Spring...


土曜日にトレイルを歩いた時に空を見上げて、冬の空じゃなくなったなとなんとなく感じて嬉しくなりました。青が違った気がしました。


と言ってもまだ3月。雪景色は5月まで続きます。

アルバータ州自体の感染者数は下がってきていて、また経済を動かすために今日ステップ2に移行するとテレビで見たけれど、私たちの暮らす町の感染者数はこの1年で最高になっていて、人口が3千5百人くらいしかいないのに、現在の感染者数が20人超え(年間の合計は64人)で、周りがざわざわ、皆心配しています。


ざわざわした心を落ち着かせるために、音楽を聴いたりポッドキャストを聴いたりしながら黙々と編み物。今までの余り糸を、自分の思ったままに組み合わせながら、スティーブン・ウェスト氏の「バブルカウル」を編んでいる途中です。いろんな色を使って今までいろいろ編んだなぁ。。。と思います。

ジュリのお雛様は特別な食事なども材料が何も手に入らないこともあって、お雛様を出して写真を撮っただけで、今年はジュリが丁寧に仕舞いました。確か3日は私が夕食時まで働いていて、ジュリが夏にナナに教わったシチューを作ってくれていました。

日が少しずつ長くなって、トレイルを歩いていると大カラス以外の小さな鳥とかの鳴き声が聞こえたり、はじめの空もそうだけれど、春が少しずつ近づいてきているのを感じます。去年はロックダウンだった春、今年はどうなるんだろう。町の広がりがおさまることを願いながら、気をつけて過ごしています。

Stay safe!!