まだ日本で主人と2人で暮らしていた時、おしゃれなインテリアに憧れて、お店で見つけたドロップ状になったガラスの中に電球が入っていて、それがいくつか天井からつる下がっているライトをとても気に入って、いつか、いつか、と思っていたなぁ。。。なんてことを思い出しながら、ここのところ編みものをしていました。
そのライトはクリアのガラスのもあって素敵だったけれど、少しガラスに薄く紫や緑色がついているのもあって、それが気に入っていました。でも、手が全然届かない値段で。 全然違う時に雑貨屋さんで見つけた貝のお花のピンについているガラスがそのライトみたいなイメージで、あんなライトが似合うような家に暮らせるまではこれで。なんて言いながらこのピンを大事にしていました。今、こうやって見ても、ガラスのビーズと貝がかわいい。
ぼこぼこと、どんどんバブルを増やしていくこのカウル。何作も編んできたスティーブン・ウェスト氏のデザインです。パターンは6色の糸を繰り返し使って編んでもいいし、ルールなしで何でも使ってもいいというかんじで、私は今まで編んだセーターやショールの余り糸を使ってしまいたくて、好きなように足していこうと編み進めていきました。紫色と緑と水色の混ざったような色が並んだ時に、昔、すごく欲しがっていたライトがあったなぁと思い出していました。
はじめは気合が入りすぎたようで、何だが派手派手しい色を選んでしまって、途中から自分の好きな感じがわかってきて、どうしても最初の部分が気に入らず、結局「切り取る」と言う、今までやったこともないことをして、パターンと少し違うようになってしまったけれど、繋げてカウルにできました。結構うまくつなげられたと思う。切り取った部分は止めないとほどけてしまうけれど、テーブルの上に置いておいたら、主人が昔のヘッドバンドみたいだと言って、頭につけて皆で大笑いしました。
暖かくなってきて嬉しいけれど、風がこの冬はものすごく強くて、トレイルを歩くと耳が痛くなるので、こういう頭・首・耳を覆ってくれるのがあったらいいかもなぁと思って編んだので、早速使っています。温かくてきもちがいい。何より、どの色を見て、これはあのセーターを編んだ時の、これはこういう名前、これは誰かにあげたショールのあまり糸だな、と、いろいろ思い出せるのが特別に嬉しいです。
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