「今夜、カヤックでデートしないかなと思って。」
と、仕事から帰って疲れてソファに座っていた時に友達夫婦がメッセージをくれました。連日仕事続きで疲れてる、どうしようかな、と主人に言うと、窓から外を見て「どんなに疲れていても絶対に行った方がいい。」と。私たちは主人と私、個々に友達がいるけれど、夫婦共通の友達夫婦は少なくて、私の友達夫婦と主人が何かを一緒にするというのは珍しいので、それで何だか嬉しくなって、「行くよー。」と返事をしました。
「4台カヤックあるし、ライフジャケットも4つあるからね、寒くなるかもしれないからウインドブレイカーを持って、動きやすい格好で来てね。」と、友達。夜7時に彼らの運転するトラック(カヤック4台くくりつけて)を追いながら近くの湖へ行きました。
主人は子供の頃や若い時にカヤックはよくやったことがあると言うけれど私は多分学生の頃に友人と沖縄に行ってシュノーケリングをするためにカヤックで島に渡ったのが最初で最後。
友達夫婦に支えてもらってさっそく乗り込んで、漕ぎ始めました。(どうやって漕いだらどう進むかわからなくてはじめはクルクル回ったり岸にぶつかったり。でも、すぐに慣れました。)
湖はほとんど風がなくて穏やかで。。。平和で、幸せで、贅沢で。。。私の知っている言葉では表現できないような、気持ち良くて、ものすごく楽しくて、心がスーッとする時間でした。
友達の旦那さんと主人はずっと先を進み、私は友達と並びながら編み物の話をしたり、夏休みの話をしたり、鳥の鳴き声に耳を傾けたり、空を見上げたり。楽しくて、楽しくて、誘ってもらった時に少しでもどうしようかなと思った自分が信じられない、絶対に行こうと言ってくれた主人に感謝でした。そして、カヤックを持ってきてくれて、準備を全部してくれてまで一緒に時間を過ごそうと誘ってくれる友達夫婦は最高です。
約2時間、誰もいない湖の上をのんびりと楽しみました。ルーンやオスプレイ、かもめ、いろんな鳥はあんまり私たちのことを気にしていないようでした。水面とほとんど同じ高さで湖を見られるのがなんだか不思議て面白くて、透き通った水の下の水草の流れを見たり、雲一つない空がだんだん暗くなっていくのを見たり、オスプレイが高い木の上にある巣に戻っていくのを見たり。
今まで周りの友達や仕事仲間がカヤックやカヌーが楽しいという話をしているのを何度も聞いていても、ふーんという感じだったけれど、こういうことだったのか、と思いました。帰り、主人が「行って良かったでしょ?こんなに湖に波がなくて穏やかな日はカヤックをやっていてもなかなかないんだ、だから絶対行ったら楽しいと思ったんだよ。」と言っていました。友達夫婦は夏の間、夕食の後、しょっちゅう来て湖を楽しんでいるようです、ただ浮いておしゃべりをしたり、友達は編み物をしたり、暗くなってから来てカヤックから月を眺めたり。素敵だなぁと思いました。
特別な夜になりました。
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