Friday, August 13, 2010

レイク・ルイーズ。旅行記その2

着きました。
バンフから車で約50キロ。レイク・ルイーズです。

やっぱり美しい水の色。
やっぱりこの色には感動してしまいます。

前回は湖畔を散歩しただけだったけれど、今回は天気も悪くないし、せっかくジュリを預けてきたのだからと、往復11キロのハイキングに挑戦しました。
湖のはるか向こう、山を上がって、氷河が見えるところにティーハウスがあるというので、そこを目指して登り始めました。


はじめは湖畔を歩くので平坦でとっても楽、湖を見ながらハイキングっていいね!ルンルン!って感じだったのだけれど、だんだん坂を登るようになってきて、あれ?ちょっとキツイかも?と。

それでも、リスが目の前を走ったり、きれいな花や野いちごがあったりして、がんばっていこう!と進むのだけれど一向に先にティーハウスらしきものは見えず。
やっとサインがあったと思ったら「ティーハウスまであと3.4キロ。」 だんだん息切れ、ルンルンモードもなくなって、やっと「あと2.2キロ。」

途中、主人が真正面の山の氷河の一部がパラパラっと下に落ちていくのを見かけて、「氷河が崩れてる」と教えてくれました。「ほんとだ~!」とその様子を見届けた頃に「どどどどどー!」とすごい音。その迫力に何が起こったかと思ったほど。その音が遅れて届いた氷河が崩れた時の音だと気づいて自然の怖さを感じました。

はるか後ろに見えるレイク・ルイーズはやっぱり美しくてまたモチベーションが上がって進むも斜面はどんどん急になっていき、主人は私を励まそうと「あの角の向こうにティーハウスがあるんだよ。」と言うも、何度も角を越えてもティーハウスの気配はなし。
「あと何キロ」サインがなかなかやってこなくて、もう疲れた、と言う時に上から下ってきたカップルに聞かなきゃいいのに聞いてしまう、「ティーハウスはすぐそこよ
ね?」
笑いながら「そこ。。。というよりは。。。あと20分く
らい、かな?がんばれ!」と言う期待はずれの答えに疲れがどっと出る。
でも、戻りたくないし。。。ってことで
頑張る。

うわぁぁぁぁ、ティーハウスはいったいどこなんだぁぁぁぁ~!と叫びたくなった、歩き出してから2時間半、前から来た人に「もう着くよ。」と言われて、まさに角を曲がったそこにティーハウスがありました。

到着したのは夕方6時。2階に上がって主人はアップルパイ、私はスコーンを食べました。
何度も水を飲んだけれど、のどが渇いて「ラズベリーエイド(レモネイドのラズベリー版)」を注文。滅多にお茶なんて飲まない、しかも汗だくだくの主人が「紅茶を。」と注文していたので、「ホット?アイスティーじゃないの?」と聞くけれど「ホットでいいんだ。」と。
デザートと一緒に飲み物は結構すぐきたのだけれど、涼しい山の風で汗があっと言う間に引いて、寒くて、冷たい飲み物に飛びついた私は失敗。
でも、へんな甘さがなくて、まるでラズベリーの果汁を飲んだようなラスベリーエイドは美味しくて、主人のお茶を時々もらいながら最後まで飲みました。

ティーハウスまでの道のりに馬の糞がところどころ落ちていたのだけれど、小麦粉など長持ちする材料はヘリコプターで夏の始まりにシーズン分一気に運び、鮮度が大事な材料は馬で朝、運ぶのだそう。あんな坂道を荷物を背負って歩く馬はすごいなぁと思いました。

下りは足が疲れで生まれたての小鹿のようにぶるぶるがくがくだったけれど、1時間ちょいでレイク・ルイーズまで戻ってきました。
そしてまた水の美しさに癒されました。

合計4時間のハイキング。達成感でいっぱいでした。

あとでこのコースが「プレイン・オブ・シックス・グレイシャーズ」というコースで、6つの氷河が見渡せるというコースだったことを知りました。しかも、コースはその先15分ほどさらに上に上がるそうで、ビクトリア氷河が良く見渡せるところまで行けるのだそう。
今回はティーハウスまでの往復11キロでひぃひぃでしたが、また機会があったら最後まで挑戦してみたいです。

まだまだ明るいけれど、既に夜の7時半、キャンプサイトに向けて急いで車を走らせました。

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