私は恥ずかしながら政治のことをしっかりと話せるほど知識もなくて、でも、なんとなく隣国だからと気になっていたアメリカ大統領選挙でした。ヒラリーさんが今までどんな演説をしてきたのか、それはニュースなどでしか見てこなかったけれど、選挙の次の日に見た彼女の選挙結果後の敗者としての宣言は本当に素晴らしいスピーチで、選挙に興味もなかった私ですらも涙が出ました。特に若者、女の子たちへの力強いメッセージ、心に響きました。
今年も、ガールスカウトのエンロールメントセレモニー(正式にメンバーとして迎える会)を行いました。新しくガイドになったのは、14人!去年7人から始めたガイドは20人に人数も増えて、去年からそのまま継続している6人に加え、14人も入ってくれました。2年目を迎える6人はぐんとお姉さんになったように見えてとてもたくましく感じました。背が小さなジュリも胸を張ってリーダーシップをしっかりと持ってミーティングに参加しています。
私はガイダー(リーダー)として14人を迎える側でした。緊張しながらも何度も練習した「ガイドの約束」をみんなの前で一人一人暗唱する様子を見て、勇気づけられました。忙しすぎて家のことが後回しになることが多い毎日、それでもこの責任感の重いボランティアを続けるべきか、時々立ち止まって悩むのだけれど、こうやって頑張る女の子たちの姿を見ると、やっぱり私も頑張ろうと思う。そして、こんな瞬間に一緒に居られることを嬉しく感じます。
今日カナダはリメンバランスデー(第1次終戦記念日)です。昨日は学校でセレモニーがあって、今年もガイドとして平和をテーマにした歌を式の中で前に出てガイドのメンバーたちと歌ってきました。今日、町の式ではブラウニーズ(小2,3年)とスパークス(幼、小1)の女の子たちも一緒にカナダの国歌斉唱、そしてガイドだけで詩の朗読をしました。去年は小さかった青い制服のグループが今年は倍以上になっているのを見て、本当に大変だけれど、やってきていることは正しいんだ、と感じます。青いユニフォームを着て誇らしげにキラキラとした笑顔で活動するメンバーたちを見ると私もパワーが湧いてくる、ガールガイドに関われて学んだことは多いです。
中学校での式典で前に出てアカペラで歌った歌は ”Weave" という歌でした。Weaveは織るという意味で、その歌は「いろんな素材があって、いろんな色があって、それぞれが違う、でも織り込まれて一つの大きなタペストリーになる。」「いろんな楽器があって、それぞれがそれぞれのメロディーを奏で、それぞれがそれぞれの音を出す、でも、それはみんなでハーモニーとなり、一つの素晴らしい交響曲となる」という歌詞なのです。私はこの歌が大好きで、初めて歌ったのは、カルガリーで暮らしていた時に教会で、それから何度か聞く機会があって、ガールガイドでも歌ってきました。今回、学校の式典に参加していた方たちから本当に歌が美しかったとコメントを何人からももらって、嬉しく感じました。これからもどんどん広げていきたい歌です。
今週は特に女の子、女性のパワーを感じた週でした。
私たちにもできることはいっぱいある。そう思っています。
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