日本にもあるように、こちらにもスイミングクラブがあって、うちのような小さな町でも立派なプールと歴史のあるスイミングクラブがあります。ここで育った選手が国内のチャンピオンシップで何度もメダルを取っているのは町では有名な話。
ジュリはずっとライフガードクラブや赤十字がやっているスイミングクラスに参加してきたけれど、今年、友達や知り合いたちに励まされて町のスイミングクラブに入ることを自分で決めました。レベルテストを受けてジュリは練習放課後45分x週3回のレベルに入りました。
毎日、「疲れた、足がクラゲになったみたいだ。」と言いながら帰ってきて、ぐっすり寝ます。
練習に参加してから7週間。町から月に1度くらい大きな買い出しに行く街で水泳大会があるということで、申し込みしてみました。ジュリにとっては初めての大会なので、どのレースに参加しても記録は自己ベストになるし、何より刺激を受けるいい機会だと思って。
雪がかなり降って、-30度近くの天候の中、金曜日学校が終わってすぐに街に向かいました。土日の大会は朝7時45分にプールデッキに集合、街に暮す主人の叔父叔母の家に泊まらせてもらって参加してきました。2泊3日ともなると食費やらいろいろお金がかかるので、泊まらせてもらって本当に助かりました。
さて、大会。
大きなプールで5つのチームが集まって行われました。隣の州から来ているチームもありました。ジュリからは緊張は何にも感じられず、いつも楽しんでいる様子で、本当に私とは性格が違って良かったと観客席から見ていて思いました。
ジュリは2日間で8つのレースに参加、平泳ぎ50m、クロールは25m、50m、100m、背泳ぎは25m、50m、100m、200m、そしてクロールで4x50のリレーに出してもらいました。レースの前、朝と昼食後にウォームアップを300m泳ぐから2日間でかなりの距離泳いだと思います。
年齢別なのだけれど、経験がある選手たちと一緒に泳ぐとその差はもう。。。200mの背泳ぎなんてひとりだけほぼ50mみんなから遅れてしまって、見守っている私は、たった6週間練習に参加してレースでずいぶん遅れても頑張って前に進むジュリに本当に感動してボロボロ涙をこぼしながら、頑張れ頑張れあと少し!と応援したのだけれど、泳ぎ切ってプールサイドにあがって、私たちの下(観客席は2階)を通り過ぎたジュリはルンルンスキップに笑顔で「自己ベストおめでとうのリボンがもらえたよ!やったやった!」と。
あとで、泳いでいる時どんな気持ちだったか聞くと、「隣も見えないし、音もよく聞こえないから、自分が何位かわからなかった、私の泳ぎどうだった?」とにっこにこして言うから、この子から学ぶことは本当に多いなぁと思ってぎゅー――っと抱きしめました。
自分でチャレンジすることと同じくらい素晴らしいなと思ったのは、やっぱりチームメイトの活躍を見ることができること、チームに所属し仲間と頑張ること、ジュリは一人っ子で今までチームスポーツに真剣に取り組んだことがないから、とてもいい機会だと思いました。
「水泳クラブに入れようか」と主人から去年も言われたんだけれど、私と主人のスケジュールが忙しすぎて面倒を見切れないと諦めて、今年も忙しさは同じで、少し考えたけれど、ガールガイドは水曜で水泳の練習は月・火・木。主人ができる時は迎えをしてくれるということで応援することにしました。練習はいつもだいたい仕事で見に行けないのだけれど、大会の様子を見て、本当に入れて良かったと思いました。素晴らしい仲間たちもみんなキラキラしていて、本当に楽しそうでした。
これからも練習を頑張って記録を少しずつ更新していけるように励んでほしいです。
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