「夏が来ないまま秋が来た。」と諦めかけた夏休みの最終週、ようやく太陽が顔を出しました。気温はもう8月の終わりなので、上がっても15℃ちょいなのだけれど、久々に4日連休をもらって、天候は怪しいけれどキャンプに行きました。
小雨が降ったりやんだりの曇り空の中、ジュリと主人でさっそく火を焚いて暖かくして、テントを立ててくれました。フリースジャケット、厚めのレギンス、ニット帽は必須で。
夕食は主人が準備してくれたハンバーグと野菜をアルミ箔で包んで火で調理したもの。見た目はあまりだけれど、ものすごく寒かったのですごくホカホカで体が温まっておいしかったです。
夜に散歩。
ツバメが空を気持ちよさそうに飛ぶのを見ながら、湖を沿って歩いて、テントに戻って就寝。
やっぱり、8月の終わり、寒いし日が沈むのも随分と早くなってしまった。
朝7時。
一番に火を焚いて、ジュリが起きるまでのんびりと、主人が入れてくれたコーヒーを飲んで編み物。自分で編んだニット帽、首巻き、それに靴下を身に着けて日の前で編み編みしている私を見て、「君はまるでおばあちゃんだね。」と主人。編み物ができるようになって7年、ソファに座って編むのもいいけれど、鳥の声を聴いたり、空を眺めて風を感じたりしながら、パチパチ燃える火の前に座って編むのもすごく贅沢だと思います。
湖に降りると波のない方の太陽側が鏡のように。幻想的な眺めでした。
寒くて寝袋の中からなかなか出られないジュリ。
やっぱりテントで寝るのは家で寝るのと違って、みんなちょっと寝不足でした。
湖の左側の波が少しおさまって、少しだけ鏡っぽく見えます。
キャンプサイトで見かけた動物はりすだけでした。茶色いりすはいつ見ても、かわいくて嬉しくなります。
昼前にキャンプ場を出て、ジャスパーに行くことにしました。
去年、弟家族が遊びに来た時に買った1年分の国立公園パス、ファミリー1日パスは20ドル、1年パスは137ドル。この1年間でジャスパーをはじめ、バンフ、BCのヨーホーと、ナショナルパークを10回近く利用したので元がしっかり取れました。
おいしいピザを食べて、ツーリストセンターでおすすめのショートハイクを聞いたら、氷河が見える1時間弱のハイキングがあるとのこと、Mount Edith Cavell Meadows というトレイルを教えてもらいました。
そこまでの道のりが結構な山道だったけれど、氷河が間近に見えてトレイルもしっかりと整っていて、いいところでした。ジャスパーに何度も来ているけれど、初めて教えてもらったトレイル、とても人気でたくさんの人が歩いていました。
右側のT字にあるのが氷河、その形からエンジェルグレイシャー(天使の氷河)と呼ばれているのだそう。でも、溶けるスピードがものすごく、形がどんどん変わっているよう。
ざっと降った雨がやんで青空が広がり、緑がより青々としていました。
トレイルを下っていると、向かいから上がってきた女の子とお父さんが止まって何かを見ていて、その先を見ると、マスクラットがいました。
そこから見えた湖にも少しだけ寄りました。
キャンプ場もジャスパーも、もう時期が遅いのか野生の花をあまり見かけなかったけれど、雨が多かったからかこけやいろんな種類のマッシュルームを見ました。
小さな世界がきれいで思わず撮った写真。
寒くて雨ばかりの夏だったけれど、最後にキャンプができて良かったです。
夏休みも終盤、先生の主人は来週から一足早く仕事です。
ジュリはあと1週間。
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