Friday, July 17, 2020

17 years later....

5月に結婚記念日があって、ジュリに独身の頃の話をしていた時に、昔作っていたアルバムを出してこようということになり、主人と出会ってからジュリが生まれるまでの何冊ものアルバムを出して3人で見ていました。
その時に、17年前、まだ婚約する前に主人の両親に会いに行ったカナダ旅行の写真が出てきて、そこに主人と、主人の弟と親友と、私の4人で自転車で山の麓まで行って、そこからほぼ真上に山を登って、そこにある洞窟に行って中の氷柱を見に行った写真がありました。

思い切りインドアな私が、いきなりすごいところに連れて行かれて、見た目と色が気に入ったからという理由だけで買った小さめのハイキングシューズと花柄のパンツでよじ登った山。
覚えているのは洞穴からの雄大な景色と、寒かったことと、観光地かと思って何かお土産でも買おうとポケットに入れておいた35ドルを自転車を必死でこいでいる間になくしてしまったこと、帰りに寄ったアイスクリーム屋さんでハリーポッターのジェリービーンズを見たこと、そのくらい。そんな思い出話をジュリにしていました。

それから少しして、この夏休みにカルガリーに行くことを決めた時に主人が、「今回、あの洞窟にジュリエットを連れて行きたいと思う」と。確かにジュリはああいうのは好きそうだし、山登りの経験も随分とある。ということで、17年ぶりに登ってみることにして準備をしていきました。
洞窟の入り口からの眺め
岩に寄りかかっているシルエットはジュリ。
アルバムの下右から2番目の写真と同じように撮りました。
パーキングからトレイルの始まりまでは片道6キロ、前回は自転車を車に乗せて行ったけれど、自転車3台もないし、比較的平らなので歩くことに。コロナの心配はあるので、人がまだいないような朝に登ることに。
マーモットがいっぱいいました。
朝7時に家を出発して、8時にハイキングをスタート、朝を狙って大正解、まだ誰もいませんでした。場所はカナナスキスエリアにある Ing's Mine というところです。
9時半頃にトレイルのスタートに到着、きつかったけれど、春からハイキングをしておいてよかった、最後の岩のところは、後ろにひっくり返らないように気をつけ、岩々を一歩一歩よじ登りながら、3人とも無事にたどり着きました。
トレイルの下から随分歩いてから撮った写真なので高さが分かりにくいかもしれないけれど、矢印の指す洞穴に向いました。
もう少し。だんだんごつごつ岩に変わります。
ジュリ、ダディを待っている様子。

着いた。洞窟の入り口に座って休憩。そこからの眺めが絶景。
ここからはヘッドランプを各自つけながら歩いていきます。
氷柱があちこちに、寒いので岩が霜でコーティングされていて、滑るので慎重に。
霜にライトが当たるとキラキラ、なかなか神秘的。
「ラピュタに出てくるあのおじいさんのいる洞窟みたいだね」とジュリに言うと、「あれは石の光に反応して虫が光るんだよ」と。そうだっけね。

氷の柱発見。もっと奥まで身を屈めて行けば進めるらしいけれど、私たちはここで十分。
ジュリはすごく気に入ったと、嬉しそうにあちこち見て歩いていました。
持ってきたサンドウィッチを食べて、上からの景色を満喫して、下り始めました。

下りは急で石がいっぱいで滑りやすくて、集中しながらゆっくり1歩1歩。後半は諦めてジュリも私もお尻で滑りながら下りました。
トレイルのスタートと同じレベルまで下りてくると、自転車や歩きでトレイルに向う人たちをたくさん見ました。早く行って本当に良かった。

毎年見つけるたびに嬉しくなるコランバイン(オダマキ)。

インディアンペイントブラッシュもオレンジや黄色に近い色から紫に近い赤まで、あちこちで咲いていました。
きっとハイキングに来る人たちにもう慣れているんだろうなぁ。。。と思われるマーモットたち。近くに人が来てもあまり逃げる様子もなく。まるでカメラのためにポーズをとってくれたような気さえします。ジュリが「まるでミニチュアの熊だね」と言ってました。


合計14キロ、帰り道は気温が上がって暑い。トレイルの横に流れていた小川の水がとっても気持ちよさそうに見えたので、途中で休憩。足をつけたら、氷水みたいに冷たかったけれど、疲れた足にものすごく気持ちが良かったー!!

さらにもう少し野草。夏の山はカラフルでいいです。

ワイルドローズの香りもあちこちでしていました。



ほんと、少し前にアルバムを見なかったら思いもつかなかったこのハイキング。ジュリと一緒に行けて良かったです。
ジュリももう少し大きくなったら友人たちと登りに来たりするのかな。

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