主人が家にいない数日、ジュリはほぉっておくと1日中自分の部屋に閉じこもってコンピューターでゲームしたり、友達とチャットしたり、調べたり読んだり、タイピングしたり。そういう、これはコロナの自粛がきっかけで自分の部屋で時間を過ごすことが多くなったのか、もうすぐ高校生でそういう年頃なのか、自分専用のコンピューターを部屋に持てたからなのか、それとも私たち親が細かく注意し続けなかったからか、うーん。。。全部が理由なのかもしれない。
もうすぐ14歳になるジュリにはうざったいかもしれないけれど、私はいまだに一緒にクラフトしたり何かを作ったり楽しんだりしたいと思っています。だからいろんな理由をつけて部屋から呼び出して誘うも、「んー。ちょっと興味ないかな。」「今はいいかな。」と断られることもあり。
この夏に様子を見ていると、お料理とお菓子はなんとなく興味がある様子。クラフトよりは実用的で、将来、寮生活や一人暮らしをする時にも役立つだろうし。。と、レシピを書いたりメモもするようになったので、ジュリの作ってみたいものをここ数日作りました。ルールは1日ひとつ。一気にやっちゃうと数日で飽きるので。ジュリがどうしても作ってみたかったのは、大好きなマシュマロ、カスタードプリン、うどん、シェパーズパイもどき。
ジュリが作りながら「あー。なるほど、こうやるからこうなるんだね!」とか、「こうやって作っていたのかー!」と気づく様子を横で見て、私は心の中で「いいぞ!」とガッツポーズ。「コンピューターで世界と繋がれるし、何でも調べられるし、便利な世の中になってきているけれど、でもでも、こういうのはさ、やっぱりやってみて体で覚えることだからね!」と、偉そうに娘に言いながら、今日も一緒に作れたぞー!と嬉しくなるのです。
マシュマロは理科の実験みたいで楽しそうにやっていました。自分の好きな色にすると言って、紫のフードカラリングを少し足していました。
うどんは薄く延ばすのと細く切るのが難しくて、途中ちょっと面倒くさそうだったけれど、茹で上がって流水で洗ってお皿に載せたのを見て、「これで山でうどんが買えなくてもいつでも食べられる!」と、ものすごく嬉しそうに食べていました。おいしかったです。
本人が一番気に入ったのはカスタードプリン。カラメルの苦さとプリンの柔らかさが絶妙で、私も驚いたほどおいしかった。一口一口本当においしそうに食べながら「このカスタードプリンを作った人はものすごく素晴らしい人だと思う。」と言うので、「自分のこと?」と聞くと、「自分も確かにすごいけれど、カスタードプリンを生み出した人に感謝したい。」とのことでした。これは毎日でも作りたいそうです。プリンが好きなじぃじに次に会う時に作ってあげよう。
シェパーズパイはラムとか使わないで牛ひき肉だし、けっこう適当なレシピだけれど、ジュリはマッシュポテトも大好きなので、作る過程でいろんな練習が入っていて良かったと思いました。
高校で料理のクラスを選択で取れるらしいけれど、それまで家庭科がないので、こっちの子たちは縫い物とか料理の基礎を家で習う以外はそういうきっかけがないんだと思います。
小学校の参観日にリンゴの皮むき競争があると言って一生懸命練習したこと、とか、中学の理科の時間に、ガスバーナーを使ってカルメ焼きを作るということで、理科室中にカラメルの甘苦い香りが広がったこと、そういうことを匂いとか手の感触とかで覚えていて、ジャガイモに皮むき器で格闘しているジュリやプリンのカラメルを作っているジュリに話すと、そんなことを学校でやったんだね、いいな、と言っていました。ほんとだよね。
ないものねだりをしてもしょうがないので、ここでは学校でやらないから、やっぱり私がジュリを部屋から引っ張り出してやり続けて行けばいいんだと思いました。
お料理、お菓子作り、続きます。
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