カナダに越してきて、就職活動をしていたダディですが、自分の持っている大学単位にもう少し単位を加え資格を取ろうと1月から再び大学生になっています。学校のあとはバイト。週末もバイト。「ダディ、がんばれ、がんばれ」とジュリに応援してもらって頑張っているダディです。(ジュリは「ばんがれ」から卒業、ちゃんと「がんばれ」と言えるようになりました。写真は頑張れダンス中に。)
カナダの大学は日本の大学と違って、私も詳しくはわからないけれど、基本的に全部公立のようです。しかも日本のようにたくさんなくて、比較的大きい街に1つ。カルガリーにも1つ(市立ってことなのかな?)、アルバータ州都のエドモントンには州立大学があります。
日本にも規模も敷地も大きい大学たくさんありますが、国が大きいだけにこちらの大学も敷地がとっても広いようです。
ナナに車でダディの行っている大学を見に前に連れて行ってもらいましたが、コンサートホールがいくつかあったり、オリンピックの開催された公式スピードスケートリンクがあったりと、とにかく広くて驚きました。広いお庭つきの託児所もありました。
約10年ぶりに学生生活に戻ったダディもヤングたちとのギャップにかなりのカルチャーショックを受けているらしく、私も話を聞くのが楽しいです。
(日本のほうがテクノロジー関係は速いし優れていると思うので、今じゃ日本の大学では当たり前なのかもしれないけれど。。。)
講義が始まり、「さて、ノートをとろうっと。」とノートを机に出したダディ、周りのカタカタという音に気づき見渡してみると、学生たちはノート型パソコンを開きタイプし始めたそうで、なんか鉛筆にノートな自分が恥ずかしくなったそうです。(現在も鉛筆とノートだけれど。)
講義中に教授が生徒たちに質問するそうなのですが、ただ口頭で質問・回答するのではなく、教材のオプションとして携帯用リモコンみたいなのが学校で売っていて〔20ドル)、それを買い登録し、講義中の教授の質問に対する答えをそれで入力するとそれがそのまま教授のPCに各生徒の回答記録として残り、その出来、不出来も成績に影響を与えるのだそうで(なんか説明がへたでごめんなさい。)、オプションだから必ず買ってやらなきゃいけないわけではないけれど、早速買ってきたダディは学校で使っているようです。
宿題も出されるけれど、またそれも口頭ではなくて、家に帰ってきてコンピューターからログインして宿題をプリントアウトしたり、回答を打ち込んでます。コンピューターなかったら学生生活やっていけないの?!って聞いたら、そうだ。と。家にない場合は大学内のを使って宿題をやったりするそうです。
そんなハイテクノロジーな授業を受けているダディですが、ある日、手にカラフルなグミをいっぱい持って帰ってきました。
そして、「生化学でモデルを作ってくるように宿題がでた。」と言って竹串をキッチンから探してきてなにやら作り始めました。
そして完成。かなり満足気。
「えっ。宿題って、まさかこのグミを提出するわけじゃ・・・」と言う私に「そうさ、1回の宿題のためにプラスティックのモデルセット〔40ドル)を買う必要はないと思ってさ。」とダディ。
いや、いくらノートに鉛筆、ぎっちりバイト生活の貧乏学生でも、そこはプラスティックのを買っとこうよぉぉぉ。と言ったけれど、次の日、この小学生の夏休みの宿題のような作品をタッパーウェアに入れて大切そうに大学に持って行ったのでした。
ちなみに教授は「これ、かわいいねぇ。」と言って気に入ってくれたよう、モデル自体は正解だったので問題なしだったと。
先日テストだったダディ。朝、行く時に「鉛筆持った?予備の消しゴムも持った?」聞くと、「鉛筆は使わないよ。答案が返された後にいくらでも消して書き直して教授に抗議できちゃうし、もし教授の採点が間違えていた時に鉛筆書きだと正解だったとしても点をもらえないからね、ボールペンを使うんだ。修正ペンも使っちゃダメだよ。」と。
なんか、それも不思議でした。
さて、なかなかダディと遊べないジュリだけれど、毎日元気にしています。
びっくりしちゃうくらいの頑固者で、ジャケットを着ないと決めた日にはマイナスだろうが手を後ろに組んで着ようとしません。
ほっぺも指先も真っ赤にしながら「ジャケッ、いらない。」の一点張りで、寒さをこらえて歩いてました。
ここのところ急にボキャブラリーが増えて、ほんとおもしろいことばかり言うので、今度まとめて書きます。
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