隣の国に住む弟家族に会いに行きたいだけなのだけれど、隣と言えど広い国同士。飛行機のチケットの都合と、レンタカーなどの便利さを考えて、カルガリーから直接デトロイト空港に飛ぶのではなくて、トロント経由のウィンザー(オンタリオ州)へ行き、そこからレンタカーで国境を越えて弟家族の住むデトロイト郊外へと行くと計画していました。
トロントまでカルガリーから飛行機で4時間(プラス時差2時間)、トロントからウィンザーまで飛行機で1時間弱、ウィンザーからデトロイトまで車で1時間弱、というプラン。
We drove down to Calgary(Col's parents') and flew from Calgary to Toronto, then Toronto to Windsor, then rented a car there and drove to Detroit. Unluckily our flight(6:00 a.m)was canceled and we had to take later flight, we arrived at Windsor airport at midnight. Col did a great driving in Detroit without car navigation, we arrived my brother's place at 2:00 a.m. It was a long, long day.
カルガリーの義両親の家に前もって行って、車を置かせてもらって、朝4時に出発し、6時トロント行きの飛行機に乗る予定で早起きして向かったのに、ゲートで待っていると、「トロント行き、1時間遅れます。」さらに、「もう1時間遅れます。」そして、「キャンセルになりました。荷物を受け取って、また初めから飛行機の手配をし直してください。」と。
飛行機には今までかなりの数乗ってきたけれど、ストライキでキャンセルになった以外はキャンセルは初めて。荷物を受け取って、またカウンターの列に並んで。。。本当に長い1日の始まりでした。それでもラッキーなことに、3人バラバラにはなるけれど、午前10時台のトロント行きが取れると言うので、それに変えてもらうことに。でも、その先のトロントからウィンザーが満席ばかりで、もしもその日中に飛びたいと言うことなら、最終便夜の11時発の11時55分着しか取れないと言う。
主人がレンタカー会社の人に確認すると、状況を理解してくれて親切にも12時(真夜中の)にお店に来てくれて車を渡してくれると言うので、ホテルをとることも考えたけれど、どうにか弟家族のところまで行こうと言うことに。国境も24時間開いていると言うことで、本当に迷惑をかけるけれど、朝2時頃に着くと弟夫婦に連絡し、夜遅くの飛行機をおさえました。
トロント空港。紙飛行機が飛んでいるみたいなのが夕日を受けてきれいでした。 |
初めて乗った飛行機はブリティッシュエアウェイズ。久しぶりに見て懐かしかった。 |
たった40分のフライト、小さな飛行機にはエンターテイメント関係はなく、寝て過ごそうかと思ったのだけれど、窓から見える夜景があまりにきれいで、それを見ていたらあっと言う間にウィンザーに到着しました。本当にきれいな夜景で、家から遠く離れて学校とか仕事とかボランティアとか他にもいろいろ、何にも気にすることなくただ夜景を眺めるその40分がとっても贅沢な時間でした。
「ウィンザーに到着」なんて書くと、まるで英国の話をしているように聞こえるかもしれないけれど、そうなんです、カナダ全体が結構そうなんだけれど、オンタリオ、特に英国の地名だらけ。後でさらに写真も載せますが、なんだか錯覚を感じるくらいでした。
アンバサダーブリッジです。 |
カナダのウィンザーとアメリカのデトロイトは地図を見るとわかりますが、川を挟んで隣同士なのです。大きなアンバサダーブリッジがその川を渡っていて、その橋に国境があります。
主人とジュリはカナダ国籍なので、すんなり国境を越えられますが、問題は私です。前もってESTAを登録してお金も払ってきたけれど、国境でカナダの永住権を持つ日本人だと説明すると、「はい、そこに車止めて。お金と書類関係だけ持ってあとは残して建物に入って。」と言われ、車の中を検査され、入った部屋では私だけいろんな質問、さらに10本指全ての指紋と顔写真、そして、知らなかったんだけれど、別でアメリカ6ドルI-94というのがいるようでそれを支払いました。
緊張したけれどとりあえず許可が出て良かった。ハイウェイで弟夫婦の家に向かいました。
デトロイトを夜中の1時過ぎに通過です。
何かに巻き込まれたりしないか、すごく緊張していました。
ナビもなしに、しかも調べておいたルートが工事中で別の道を通らなくてはならなかったにもかかわらず安全に家まで行けた主人、すごいなぁと思いました。
デトロイトに暮らす、と聞いてから、町が破たんして犯罪が後を絶たないゴーストタウンと言うことで有名なデトロイト。そんなところに暮らして安全なのだろうか、とずっとすごく心配していました。でも、彼らの暮らすところは「郊外」と言うよりもう別の市という感じにずいぶん離れていて、車から見る景色はイメージとは全く違った、とてもいい住宅街で安心しました。
そして、遅くまで起きて待っていてくれた義妹に迎えてもらって(弟も起きてきてくれました)到着。彼らとアメリカで会う、なんだかとっても不思議な瞬間でした。
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