Sunday, December 22, 2019

Thank you and Happy holidays!!

2019年。
このブログの左側の数字を見ると、毎年アップするポストの数がどんどん減って、今年はこれで53つ目。ジュリの小さい時の日常と今では時間の使い方が随分と変わって、カメラを構える機会がとても減ってしまいました。
それでも、国語か何かのプロジェクトで小さい時の記憶についてエッセイを書かなきゃならない時に、ジュリがひっさしぶりにこのブログを見たそうで、それからなんとなくプロジェクトに必要のない頃のブログの記事も見てみて、今までそうやってこのブログを一人で見ることがなかったようで、ぼそっと「初めてマミィのブログをよく見てみたけれどさ、いろいろこうやって残してくれて、良かったかなって思った」と。
日本語は読めないから翻訳で読んだみたいで、意味不明なことがいっぱいあって逆に面白いと言っていたけれど、彼女ももうティーンなので写真は減ると思います。でも、私はこれからも細々と時間を見つけて書いていこうと思っています。

月に数回しかアップされないブログですが、今年も遊びに来てくださった方々、どうもありがとうございました。

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今年は図書館の3か月間のクローズから始まって、仕事がなくなって家でネガティブになりがちだった私に寄り添って、話を山ほどして(聞いて)、家から外に機会あるごとに連れ出して、本当にたくさん時間を過ごしてくれた友達と、機会あるごとに私や私の家族も誘ってくれる彼女のご両親と家族のみんなに感謝。
カナダに越してきた頃、自分の夫がカナダ人であるのに、「本当の友達と呼べる人なんて、心の底から分かり合える友達なんて、違う言葉をしゃべっている人とは難しい」と言って、今考えれば自分の方から実は閉ざしていたのかもしれない、友達を作るのがものすごく難しかった。
カナダに移住して11年、毎年この時期に思うことだけれど、周りを見まわしてみると、たくさんではないけれど、国籍関係なく大切で想いやれる、心から信頼できる友達、ふざけあって本気で大笑いできる友達が周りにいることに幸せを感じます。
今年も友人たちから、職場の同僚たちからクリスマスギフトをもらいました。以前は誰でも使えるような紅茶やチョコレート、せっけんやキャンドルやバスグッズ、そういうギフトをもらっていたけれど、こうやって一つ一つもらったギフトを見ると、どれも私のことを考えて私のために選んでくれたものだということが分かって、そうやって時間をかけて選んでくれた優しい想いに感動。「楽しい休暇を過ごすのよ。」と挨拶のような軽いハグでなくて、ぎゅうううぅぅぅっと心と心がくっつくようなハグをみんなからもらって、私の心がものすごく暖かくなりました。
ジュリが学校のクラフトの時間に作ってきた痩せたスノーマンも加わって、
職場の仲間が作ってくれたツリーのオーナメントも加わって、暖かいクリスマスの飾りが増えました。
ジュリはこの町が大好きで、ここの高校を卒業したいといつも言っています。私は以前はもっと大きな街でいろんな機会があるところでいろんな人と出会って、いろんなことを知って成長してほしいとジュリにも言っていたけれど、それは小さい町に慣れなかった私の言い訳みたいな希望で、ジュリがそうしたいわけでなくて、ここで彼女が友達と一緒に毎日学校で過ごして、勉強もいい先生たちとの出会いで頑張れて、とても素晴らしいチームメートたちと水泳の練習に励んで、本当にこの町が大好きだと言っているの実はすごく素敵なこと、ジュリがここで生き生きと元気にハッピーにいて本当に良かったなと目標を持ってぶれない彼女を見て思うようになりました。
ウッドバーニングの道具を使って描いた山。
こぐま座とおおくま座、私たちの住む町をイメージして。
ロッキーマウンテンに囲まれた町で暮らすなんて、小さい頃の私は想像もしなかった。
初めてこの町に主人の仕事の面接で来た時、山の中のハイウェイを随分と長い間走って、最後の坂道を上がって目の前に広がった山に360度囲まれた小さな町を見て、「こんな、本に載るようなCMに出るような、人々がたくさん旅行費をかけて景色を見に来るような、こんなところに実際暮らす人がいるんだね。」と美しい景色に感動して言った瞬間を今もはっきり思い出します。そして、私たちはここで今、今と言うか7年間もその「そこで暮らす人」になっている。小さな町で不便なこともそれはたくさんあるけれど、そろそろ素直に受け入れて、環境に感謝して、ジュリみたいに、「この町が大好き」と言っちゃった方が気持ちがいい気がする。そんなことを、窓を開けて真っ白な山々を見渡しながら思った朝でした。毎日見ても山は美しいです。

と言うことで、フレンドシップに感謝、いつもポジティブで頑張り屋の娘に感謝、遠くからブログを見て応援してくれている日本の家族や親せき、友人たち、カナダの家族と親せき皆さんに感謝。そして私たちの暮らす町にも。
どうもありがとう。

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毎年忙しさを言い訳にクリスマスカードを主人の家族にですら送るのがクリスマス過ぎになるというだらしない私たちでしたが、少し前の週末に3人でカードを書く時間を作って親せきに送ることができて一安心でした。
一緒に私の英国の大切な友人、75歳の彼女はここ数年健康状態があまり良くなく(以前千羽鶴を送った彼女です)、機会あるごとに手紙やメールを送っているのですが、彼女と旦那さん宛にクリスマスカードを書いていたら、珍しく主人が「僕も一言書くよ。」と、カードにささっと何かメッセージを書いていました。

主人が親せきや家族にどんなメッセージを書いたか、そういうのは読まないけれど、あとでジュリの写真を少しカードに挟んで送ってあげようとその友人あてのカードを開いた時に、主人が書いたメッセージが目に入って、どんなことを書いたんだろうと読んでみたら、思いがけずものすごく優しいメッセージが書かれていて、読んでいる途中から涙がボロボロ溢れてきました。「こんな風に思っていてくれたこと、それを書いてくれたこと、本当にありがとう」と主人にお礼を言いながらさらに大泣きしてしまった。(主人はあれー?僕の書いたの読んでるのー?と言っていたけれど。)
今年は主人に嬉し泣き?感謝泣きを2度ももらった年でした。
そのメッセージには「エリコと20年間も素晴らしい友人関係でいてくれていることに僕は心から感謝しています。あなたがいるから、イングランドは彼女にとって昔も今も、そしてこれからもずっとずっと大切で特別な場所であり、あなたとのフレンドシップはエリコの人生の大切な宝になっています。なかなか会いに行けないけれど、エリコはあなたたちのことをずっと想っています。心からどうもありがとう。」と、日本語に訳すとこういう感じで、なんだか私の保護者からのメッセージのよう。主人が私の友人にあえてお礼を言うことなんて見たことがないから、これをすごく伝えたかったんだと思って、こういう風にずっと見ていてくれたんだなと思うと主人の優しさに触れて、友人への想いも重なって、大泣きでした。
私たちの家族、ミスターフィッシュ。
赤い色が消えて本当のゴールドフィッシュになりました。

言葉が違う私たちだけれど、私のことを言語を超えてこんなにも理解してくれている主人なんだなと、ありがたく感じます。
私は比較的自由に好きなことをさせてもらって毎日生き生きとしている、のかもしれないな。主人に感謝。そして、彼も同じくらい生き生きと幸せに暮らせているかな、2020年も頑張って家族のサポートしていきたいと思います。

                    
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最後に、主人が誕生日にくれたショールのキットのおかげで私の編み物の世界がぐっと広がり、今まで日本語の編み図に挑戦することが多かったけれど、この2か月半はラヴェリーでいろんな国のデザイナーさんたちの編み図を購入して編んでみて、苦手と思っていた英語の編み図説明が実は全然難しくないことに気づきました。

クリスマスに着たいと思って、2週間以内に仕上げた Caitlin Hunter さんのデザイン "Zweig" という名前のセーター。ものすごく気に入りました。
しかも、初めて挑戦したトップダウンと言う編み方(首からスタートして下に編んでいく)、面倒くさいはぎとかがなくて、しかも半袖にも短い丈にもできるし、これはすごく楽しいと思いました。Mサイズを選んで、ジーンズにざっくり着れるように大きめに編んだけれど、次回はフィットするSサイズで別の色で編んでみたいと思います。

2020年も編みものでいろんなものに挑戦するのがとっても楽しみです。

随分と長くなりました。

皆さんが素敵なクリスマスを迎えますように。

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