Friday, July 29, 2016

our old favourite recipe by Jamie

あんまり美しくないのだけれど。。。
多分9年ぶりくらいに、この「ジェイミーチキン」を作りました。
すごく突然、主人がとても食べたくなったそうで、私が仕事の間に買い物に行って、材料を記憶の糸をたどりながら買いそろえておいてくれて、作ってくれ、と、待っていました。

ブログに載せたことがあったかな?と、見直してみたけれど、結婚当初良く作っていたのに、ブログには載せていませんでした。これは、ジェイミーが日本にアフタヌーンティーと一緒にレストランを作った時に、すごく日本のメディアに取り上げられて、いくつかの雑誌に日本人でも取り組みやすいレシピをいくつかのせてくれていて、その中で私がとても気に入ったものでした。

カナダに来て、フルーツを料理やサラダに使うことをいろいろ試すようになって(それまではフルーツと料理と言えば酢豚のパイナップル)、今ではあまり変にも新鮮にも感じないけれど、その時には、チキン、バジル、トマト、とピンクグレープフルーツ、という組み合わせが本当に斬新で、しかもすごくおいしくて、主人もすごく気に入って、フレッシュなバジルが手に入るとき、特別な日やお客さんが来た時に良く作ったレシピでした。

でも、カナダに来て、ジェイミーの料理はいろいろ挑戦したけれど、「ジェイミーチキン」はなぜか一度も作ることがありませんでした。

突然主人が材料を買ってきてくれて、作って、と言う。
仕事帰りで疲れていたし、あぁ面倒くさいな、なんて思いながら作ったのですが。。。

一口食べた途端に、あの2人で暮らしていたアパートのキッチンが映像のように浮かんできて、おいしくて、懐かしくて、なんとも言えない気持ちになりました。
「おいしいねぇ。」ジュリはチキンはチキン、トマトはトマト、グレープフルーツも、みんな個別で食べていたけれど、パルメジャーノと卵につけたチキンがとても美味しかったようです。

ピンクグレープフルーツのジューシーさがチーズの絡まったチキンとすごく合います。バジルとトマトもとてもいい。少し手間はかかるけれど、またこれを機会に食卓に出る機会がありそうです。


Wednesday, July 27, 2016

my Van Gogh scarf

Ravelry で一目ぼれしたショール(Ravelryにアカウントのある方、Zaria と言うタイトルのショールでパターンはフリー、Shannon Squareという方ものです)は、色が本当に美しくて、同じものを作ってみたいと毛糸を調べてみたら、とても高い糸で手が届かず「お気に入り」に入れてありました。いつか。。。と思って。
カルガリーの毛糸屋さんでこの毛糸を見つけた瞬間、これを使ってあのショールに似たようなものを編める!と、即決しました。色に一目ぼれでした。
I have a shawl pattern I found on Ravelry and wanted to make it someday. It's called "Zaria" by Shannon Square. The colour is amazingly beautiful and I just love it, if you do Ravelry, please have a look, it's so gorgeous. I found the yarn for the shawl was quite expensive for me and I am even not sure if we can get it in Canada, so I have had the pattern in my 'favourite' for a long time.
malabrigoの糸です。この糸も、100g22ドル。編み物を4年間してきたから、どうしても気に入った時に出せる値段だけれど、まだまだ普段使いにたくさん買えるような毛糸ではありません。でも、1度編んでみると本当に編みやすい毛糸で色も手染めなので同じリピートじゃなくて面白い模様になるところが魅力、値段のだけあるなと感じます。
When I saw this yarn at a yarn store in Calgary, I thought of "Cafe terrace at night" by Van Gogh. I like his paintings very much. Those yarn by malabrigo is also quite expensive but I really wanted to make a "Van Gogh"colour scarf and bought one skein.

この糸を見た瞬間に、ゴッホの「夜のカフェテラス」の色合いが浮かびました。
ちょうど何かを編もうと思って「はちみつ」と言う色の細い糸をカルガリーに持ってきていたので、そうだこの2つの糸で、ゴッホの首巻きを作ろう!と思いました。
長さが指定の糸の半分くらいしかない糸なので、小さめの、ショールと言うよりは首巻きを毛糸ギリギリで編みました。黄色の部分は最初Zaria のパターンで編んでみたのだけれど、私はゴッホの首巻きと決めたので、どちらかというと星のようなデザインが欲しかった。「スターリーナイト(星月夜)」も「夜のカフェテラス」も美しいいろんな種類の青と星空の印象があって、星みたいな編み方。。と、探してみたら、michiyoさんの「シンプルなのに仕掛けが光るニットのふだん着」の「タッセルショール」に使われている編み方をみつけてレース部分に使おうと決めました。
I followed "Zaria" pattern until 2/3 of yarn, the yarn only had about 200yard so it ended much smaller, then I wanted to make it an image of "Cafe terrace at night" and "Starry night", so I looked up a lace pattern looked like stars and found one from a book by michiyo. I also added a tassel at the bottom of the scarf.
そして仕上げにタッセルも作って縫い付けました。
写真で見るよりもずっと色が深くてきれいで、秋や冬に身につけるのが楽しみです。
I love the colours, I am looking forward to wearing it in fall and winter.

Monday, July 25, 2016

Mount Stearn

先日のキャンプ&ハイキングで自分たちの力を過信?した私たち。
バックカントリーキャンピング出来ちゃったもんね、そうだ、あと2つ残っていたブロンズレベルの山登りも出来ちゃうかもね(おととしとその前の様子、4つの山はこちら)。ハイキングで平坦とは言え結構歩けちゃったから、片道6.5キロの山登りも行けちゃうかもよ?エレベーションはあると言えど、何キロもの重いバックパックは背負わなくていいしさ。

と、今朝、荷物を詰め込んでかなり軽い気持ちで山登りに出掛けました。
We climbed Mount Stearn yesterday. Because we did a long hike last week, we thought we might be able to climb a mountain. But I found it very hard, especially it was so windy at the ridge and we had to duck/crawl some times to avoid falling from the ridge. It was hard on my knee on the way down back too. It was a long hike, it took 4 hours up and 3 hours down. Anyways, I am glad we all did it and got home safe.
Mount StearnSummit elevation 2019km, distance 6.5km.

きつかった。。。
辛かった。。。
本気で来た道を帰ろうと思ったほど、やっぱり登りはきついんだなと体感しました。
「こんな山大嫌いだ。」と言いながら最後は登りました。
最後の最後は登ると言うより、岩にしがみつきながらよじ登る感じで。
きつくて、ほとんど花に見向きもしなかったけれど、アルパインの手前、急にカラフルになりました。
グリズリーのエリアなので、大声で文句を言いながら進む(特に私)。
なかなか頂上が見えなくて、道に迷う。
ようやくあの一番高いところにポスト発見。
着いた。風が強い。
一瞬立って慌てて写真を撮るも、すぐしゃがむ。
今日登った山はマウント・スターン。頂上の標高は2019㎞ トレイルヘッドからの距離は6.5キロ。この町で発行している山登りパスポートのブロンズレベル(日帰りハイキングでできる登山)の山です。登りは4時間かかりました。
風が恐ろしく強くて、頂上では這いつくばってポストにたどり着きました。
頂上の景色を楽しめるなんて状況ではなくて、人生で一番強い風、ジュリが飛ばされて崖から落ちてしまわないように、主人が固定してました。
私たちの住む町が見えます。この山はうちの窓から見える山で、今見ながらあの山に登ったこと、信じられないように感じます。

家からのいい写真が見つからなかったので、良く散歩に行くこのブログでおなじみ「ハイジの丘」からの去年の秋の写真を。登った山は矢印。

頂上と言うことで寒い上に汗が冷えて風が冷たくて、ジュリは座っていられずに地面にうずくまっていた状態で、急いでスナックを食べて、ポストでエンボススタンプをパスポートに押して(紙が飛ばないようにするのがすごく大変でした)、さっさと下山。
でもまたこの下山が大変だった。
主人が先に降りて、ジュリが足を踏み外さないように確認するようにして岩場を下りました。石がごろごろ滑りやすい。
晴れて風がなかったらいい景色だっただろうな、ブロンズマウンテン6つの中でも人気の山のようなので。。。私にとっては完全に最下位の山となりましたが。
奥に見えるが頂上、そしてそこから、リッジ(屋根の棟みたいなところ)を歩くのが本当に大変で、踏ん張らないと、私も倒されてしまうほどの強風で、ひどいところははいはいをしながら進みました。主人はジュリが飛ばされちゃうのが心配で、ずっと捕まえながら歩きました。
山の上に雪がまだ残ってました。

帰りは楽だと思っていたのに、もう40にもなると、膝にくる。後半の2時間の坂を下るのがウォーキングスティックなしではできませんでした(忘れたのでいい具合の木を代用して)。なのでカメラを出すこともなくただ早く家に帰りたいと思って下りました。
帰りは3時間20分。みんな本当に良く頑張りました。文句ぶーこの私に付き合って山登りをやり遂げてくれて感謝です。主人と私はへっとへとだけれど、ジュリはまだまだ力が余ってるようでした。なにはともあれ、6つのブロンズマウンテン、あと残りは1つ(片道11キロというすごいの)のみとなりました。

トレイルヘッドについて、車に戻るために道路を渡った時、道路から見える木が「あれ、なんか黒いな」と思いました。主人に、「あれ、熊みたいな色だよね?」と言うと、「おっ、良く気づいたね、熊の親子だよ。」と。

小熊の立った耳がかわいい。
私たちのいた道路から斜面になっていて、この木が見えました。距離にして20mあるかないか。主人曰はく、私たちのしゃべり声を聞いて、熊がまず子熊を木に登らせて、人間がいなくなるまで木に登っているのだろう、ということ。私は私たちに気づいたら下りて攻撃してくるんじゃないかと思ってドキドキしたけれど、そうじゃなくて、驚いているのは向こうの方で、主人の言ったとおり、ただ静かに木に登って私たちのいなくなるのを待っているようでした。

とうとう、ハイキングをして熊に出会いました。でも、ずっと前にパークカナダの人に教わった通り、基本、熊の方から人間の声を聴いたら離れていく、と言う状態でした。これが、私たちが道路に出た時に、登り遅れた小熊がもっといて、その小熊と母熊の間に出てきちゃったりすると、また別の話で、驚いて子供を守るために母親に攻撃されてしまうのだろうけれど、今回はそういうことはなく、大丈夫でした。
主人は、この山はたくさん熊が出るから、最後にこうやって実際に見ることができたけれど、私たちがハイキングしている間も、気づかなかっただけで、熊たちは上から横から私たちを見ていただろうよ、と言っていました。やっぱり常に声を出して、私たちがいると言うことを知らせることは大事なんだなと思いました。



Saturday, July 23, 2016

our first backcountry camping

主人が夢描いていたことをひとつ、やり遂げてきました。
We did our first backcountry camping in Jasper! Col has really wanted to do it as a family and we finally did it. We hiked in rain for 4 hours for 13 km, then did tent camping, then hiked back. A long hike carrying heavy backpacks, bearhangs, outside toilet, filtering lake water to drink, everything was new to me and Juliett. It was hard to do things in rain, but when I saw this gorgeous view in the morning, I thought it was worth it. We did it! We did great!

今年初のキャンプに行こうと言うことになりました。カルガリーに行った時に、4年かけて貯めたキャンプ用具資金から、とうとう比較的軽いテントと全員の新しい寝袋(軽くて暖かいもの)を購入しました。

主人はずっと「ジュリがある程度の年になったら、家族でバックカントリーキャンピングをしたい」と言い続けてました。バックカントリーキャンピングとは、道路や町、発展したエリアなどから離れた、足(ハイク、スキー、スノーシューなど)やカヌーなどでしか入れないようなところにあるキャンプサイトに何時間かかけて行き、そこでキャンプをすることです。
とうとう、道具が揃いました。ジュリも9歳になりました。

国立公園のパスを購入してあるので、ジャスパーでキャンプすることに。主人が選んだのは、山登りではなく比較的平坦なトレイル13キロというコース、その先に湖とテントキャンプサイト(8スポットのみ)があり、主人が予約を入れた時には(一人1泊10ドル)7スポットは予約済み、残りの一つをおさえられました。

前日の夜まで仕事があった私のためにジュリと主人がバックパックの準備をしてくれました。食べ物などもすべて。そして、朝出発。ジャスパー市内のツーリストインフォでパークカナダの方に「こんな予定で山に入る」と言うことと、トレイルヘッドに置く私たちの車の情報を伝えました。(電話等がつながらないエリアに入るので、何日間も車が置きっぱなしにしてあると言うことは何かあったと言うことで、調べてくれるということらしい)カフェで遅めのお昼をとって、トレイルヘッドに到着。3時にハイキングを開始しました。

主人は彼とジュリの寝袋、水、食料、テントを運んでくれて(約25キロくらい)、ジュリは自分の着替えと全員分のおやつとスリーピングパッド(約6キロ)、私は自分のスリーピングパッド、寝袋、調理用の道具とお皿など、(約10キロ)を背負って出発。ある程度慣れるまでは本当に重くて肩が痛くて、こんな荷物を持って13キロ歩くなんて到底無理と思ってました。今までこういうことをしたことがないから(ランドセル以来?)本当に重かった。
昔はあそこに氷河があったのかもね、なんて話しながら。

こういう橋が20ありました。ジュリは楽しそうに数えてました。
しかも、トレイルを歩き始める頃から雨が降り始め、小雨の続く中を歩いたので、トレイルがすごく泥でぐちゃぐちゃ、靴が靴下まで完全に水がしみて、トレイルにでこぼこある木の根の上を歩いてしまうとすごく滑って、とっても歩きにくかった。

でも、時々その疲れを吹き飛ばすような景色に出会って、寝床にたどり着くためにまた頑張って歩く、それを続けて4時間半、13キロ先の湖のゲートにたどり着いた時にはもうみんなへっとへと、しかも雨に濡れて靴から水が出てくるほどびちょびちょでした。
あ、ゲートだ。
少し歩くと、先についていた人たちのテントが見えてきました。軽く挨拶をして自分たちのテントスポットを探します。雨が少しおさまるのを大きな木の下で待って、少し小雨になった時に急いでテントをたてて、夕食を作りに食事エリアに行きました。
食事エリアの後ろの湖にムースがいました。
彼女も食事中。
ベンチの上に大きな布を広げて雨宿りしながら食事をしていた方々が、「雨に濡れながら食事なんて最悪だから、一緒に入りなよ。」と言ってくれて、ありがたく甘えてそこで食事をとりました。ジュリはマシュマロをローストするのを楽しみに頑張って運んできたのだけれど、火を焚けるような天候ではなくて、寒くてさっさと食事を済ませました(2人は簡易ストーブでホットドッグ、私はインスタントラーメン)。ジャケットを着ていたとはいえ雨で冷え切った体に暖かさがしみました。
お水は重くて運べる量が限られるので、主人がろ過できる道具を持っていきました。
湖から取った水をろ過して、(念のため初めてなので)沸騰させて使いました。私は半信半疑だったけれど、誰もお腹が痛くなりませんでしたよ。
食事を終えて片付けるとすぐに歯ブラシもしました。
と言うのも、山の中でテントキャンプをする時、歯磨き粉は熊が匂いを嗅ぎつけて来るので、テントの中に歯磨き粉(他ガムなどミント系)はダメなのです。なので、食事のゴミ、使った食器類、歯磨き粉、朝食やスナック、そしてそして、汚れた水(も流してはダメなので)もジップロックに入れて、袋にまとめ、ベアハングと言うシステムを使って、地上から4メートル上につりさげました。
今まではロックがついている鉄のゴミ箱があったり、車のトランクに入れたり、あとは火で燃やせるものは燃やしてしまったりしていたので、ベアハングは初めてでした。
そして、トイレです。
自分で穴を掘って。。。というところまでは行きませんでしたが、すごいものを見ました。これです。ちょっとテントサイトから歩いたところの茂みの中にありました。使用する時は家族に少し離れて立っていてもらって、誰かトイレに来ないか見てもらいました。
シンプルです。でも、主人いわく、日本の湿った夏の匂いのこもる山の中の公衆トイレよりもずっといいって(お遍路をした時に思ったのだそう)。確かに、臭くはありません。ちょっと不思議な感じですが。トイレがあるだけありがたかったです。
手は、持参したアルコール除菌でしっかり洗います。ペーパーももちろん持参で。

新しいテントと寝袋、まぁまぁ眠れました。テント8つが結構近かったのが難点で、人の声で5時には起きました。きっと主人の大きないびきも他の人はうるさいと感じたかもしれません。ジュリはぐっすりでした。
翌日は前日の天気とは打って変わって、青空が広がりました。
急いで湖を見に行きました。
湖が鏡になっていました。なんと、美しい。
青空の下、この景色を見て、雨の中頑張って歩いただけのことがあったと思いました。
今までも静かな湖の朝の美しさに感動してきたけれど、山の奥に歩いただけあって、景色が格別でした。写真だとその迫力が全然伝わらないのが残念なんだけれど、この写真で見るよりもずっと山が近くて偉大で圧倒されます。

濡れていたものを干して、朝食をとって、テントを片付けて、11時にまた車に向かってハイキング開始。まだまだ地面はぬかるんでぐちゃぐちゃだったけれど、景色がやっぱり晴れているからすごくいい。(その分、蚊の数がすごかった。。)
倒れていたちょうを救ってあげたのだそう。(左手首)
きれいな野草がいっぱい咲いていました。
これは好きなコランバイン。
バターカップの花畑。

頑張れ、頑張れ。
歩き始めてから4時間と6分。
無事に車に戻りました。達成感でいっぱい。私たちはいつも練習をしっかりとせずに思い付きでハイキングに挑むので、それがよくないのだけれど、それでもやり遂げることができて嬉しかった。主人は本当に嬉しそうでした。
今回、学んだことがいっぱいで、次にする時はもう少し上手に荷物を選んだり、服装を考えたりできると思います。

人気なトレイルで、何組かその日にキャンプをする人たちとすれ違いました。だから、熊のことをすごくは心配しなかったけれど、一度、うちとその少し前を歩いていたカップルが同時に何度か足を止めて聞いた唸り声があって、この辺りに熊がいるのだな、と言うことを実感しました。

出くわした動物、と言えば、リスとムースくらいでした。あと、ハミングバードが私たちの頭の上を通り過ぎていきました。
何時もジャスパーに来るたびにドキドキワクワクするようなことがあって、それを私たちは「ジャスパーマジック」と呼んできました。今回のジャスパーマジックは、1泊テント泊の26キロハイキングをやり遂げたこと。

思い切りインドアな私がカナダに来て、なんとなくハイキング、山登りに参加して、テントのキャンプを初体験して、とうとうバックカントリーキャンピングまで体験しました。忙しい夏休み、あとどのくらい何ができるかわからないけれど、もう一度くらいやってみたいな、なんて思います。

ジャスパーから家に帰る前に寄ったマクドナルドのフレンチフライが温かくておいしかったこと。水が簡単に水道から飲めたり、暖かい食べ物を食べられたり、ふかふかのベッドで眠れたり、シャワーを浴びれたり、トイレがあったり、昨日の夜は家に到着して、日々の生活に感謝の夜でした。


最後の写真は、ジャスパーを出る手前の山で見かけたマウンテンゴウト。
観光客がいっぱいの夏のジャスパーは、大体車が路肩にとまっている時は、何かワイルドライフがいるサインなのだけれど、さすがに山に4年暮らすと、熊とか、エルク、マウンテンシープなんかはスルーしてしまうけれど、この真っ白のゴウトだけはいまだにスルーはできずに慌ててカメラを構えてしまいます。嬉しいサプライズでした。


Tuesday, July 19, 2016

growing up

この夏、9歳のジュリは新しいことにいろいろ挑戦して、ぐんぐん成長している感じがします。

7月1日から始まった夏休み。
今年、今までの夏休みと一番違うことは、私が仕事があるということ。パートタイムで理解のある上司が同僚たちよりもずっとたくさん休日を夏の間私にくれているけれど、それでも週に3回くらい、仕事に行っています。

それで決めました。ジュリを去年もしたように、カルガリーのナナとパパのところからサマーキャンプに参加させようと。
去年は私たちもみんなでカルガリーに行き、1週間のサイエンスのサマーキャンプに参加したジュリでしたが、今回は大学でアートのサマーキャンプを2週間やっていることを知り、ナナとパパに相談したところ、近くの大学の良さそうなプログラムだからとジュリをそのキャンプに入れてくれました。そして、初めの1週間は主人と私もカルガリーに一緒に滞在しましたが、後半1週間はジュリ一人残ってナナとパパと一緒に生活したのでした。9日間も離れるのはジュリが生まれてから初めてのことでした。

ジュリはアートキャンプの最終日に家族を招待して2週間で学んで作成した作品の展覧会に私たち両親が来れなかったことが残念だったと言っていましたが、ナナとパパと一緒に楽しい毎日を過ごして帰ってきました。自分のことは自分でやるようにいろいろ頑張ったそうです。そして驚いたことに、どうしても今までできなかった「自転車に乗る」ということも、スイスイ乗れるようになって帰ってきました。(しかも私にちょうどいいくらいの大きな自転車で。。。。彼女は足が長くて私の足が短いと言う結果。)

私たちが山に帰る前日に、毎日キャンプで忙しくて都会に来たのに一緒に買い物もできなかったからと、ジュリとお店を何軒か見たのだけれど、何が一番欲しかったかと聞くと、かわいいスイカの形をしたマシュマロの詰め合わせでした。本とかアクセサリーとか服とか、そういうのじゃなくてマシュマロ?なんて思ったけれど、そのマシュマロを買いました。

「昼間はキャンプでできたお友達と泳いだり(水泳の時間あり)、アートを勉強したりするのがすごく楽しくて、夕方はパパと自転車で公園を走るのが楽しくてすっかり忘れていたけれど、夜になるとマミィに会いたくて、毎晩部屋で泣きそうになって口を強く結んでこらえた」と。「それで、マミィに買ってもらったマシュマロを1つ食べてベッドに入って本を疲れるまで読んで寝た。だからマシュマロが良かったんだよ。」

うーん。歯ブラシした後にマシュマロを食べながら寝るって、まぁ何だか言い訳のようにも聞こえるけれど、自分なりに対処して親から離れた9日間を楽しく安全に過ごしてきてくれて本当に良かったと思っています。

キャンプで作ってきた作品を全部持ってきて床に広げて一つ一つ説明してくれました。山の学校は図工や音楽を削ってばかりなので、さわりだけでもいろいろ勉強する機会に巡り合えてよかったと思っています。ゴッホ、ピカソ、モネ、カンディンスキー、ダリ、テッド・ハリソン、ウォーホルなどの有名アーティストの技法を学んだり、色を作ったり、彫刻、版画、など今までしたことのなかったことに挑戦できたようでした。

都会のお友達も何人かできて、e-mailで連絡を取り合っている様子。
私がふざけたことをすると一緒にふざけるんじゃなくて目を回して呆れてる、私に言われなくてももうしっかり先にできていることも多い、10歳を前にいろいろ変化の夏かなぁ。。。なんて感じています。


Saturday, July 16, 2016

No Knead French Oven Bread

自分でこんなパンが作れたなんて。。。信じられない!
見た目で言えば、今まで作ってきたどのパンよりも理想に近い、自分の好きなタイプのパンが焼けました。嬉しくて、嬉しくて、何枚も写真を撮りました。
I just can't believe that I made this bread.
I am so happy. I took so many photos of this most beautiful bread I have ever made.

仕事なしの週末です。
ずっとなんとなく気になっていた、ル・クルーゼを使った「こねなくていいパン」を作ってみようと思いました。
I have heard about "no knead French oven bread". I found a recipe at Le Creuset website and decided to make one today(I made the dough last night). It took a long time(about 15 hours from start) but it was unbelievably easy to make because I didn't need to "knead". It tastes so good, crispy outside, soft and bit chewy inside. I love it. It's so beautiful.

ル・クルーゼのウェブサイトにレシピが載っています。私が使ったレシピはカナダのサイトから。こうやってブログを書きながら、もしかしたら日本のもあるのかなと思って見てみたら、似たようなのがありました。少し配分と材料が違うけれど。

イーストを750gの小麦に対して小さじ4分の1しか使わない、だなんて。今までいろんなパンを作ってきたけれど、こういうレシピは初めてで、本当に膨らむのか、かなりワクワクでした。夜に生地を準備して、朝起きて見てみたら、ボウルいっぱいに膨らんでいて、2時発酵ものんびりと室温で2時間。これは時間があるからこそできるレシピです。

私が使っているル・クルーゼの大きいお鍋はセカンドハンドショップで見つけた多分10ドルくらいで買ったものなので、もともとすごくきれいなわけでもないし、焦げちゃったらどうしよう。。。なんて心配はなく使えました。

驚くほど扱いやすい生地でした。扱いやすいと言っても、実際触る時間なんて5分もないくらい。時間はかかるけれど、名前の通り本当に「こねない」簡単なパンでした。


半信半疑でオーブンに入れ、30分高熱で焼いて蓋を取った時、こんなに美しいパンができていて、かなり嬉しくなりました。焼き色を付けて、取り出して、古いお鍋だから、もともと焦げやすいところもあったし、パーチメントペーパーも引かなければ、オイルもぬって手入れをしているわけでもないので、パンがくっついちゃっているんじゃないかと思っていたのに、どこもくっつかずにコロンと取れました。焼き上がり、パンから「パチパチ」と音が出ていてバゲットの練習をして時のことを思い出しました。

数年前、バゲットを極めたいと数年前に何度も練習した時、どうしてもクープがうまく開かずに納得のいくパンが作れなかったのだけれど、このパンは丸めた時に生地を合わせたところが、焼いた時に自然にいい感じに開いて、これもまた感動しました。普段パンを作る時は合わせたところは下にして焼くのだけれど、これはこうやって開くためにあえてその面を上にしてお鍋に入れるとレシピにありました。

空気の穴もそれなりに入っています。
ちょっと待ちきれずに熱の残るパンを切っちゃったので、少しつぶれましたが、とってもおいしくて、外が硬くてパリパリ、中がしっっっとりで、なんでこんなに楽でおいしいパンを今まで挑戦しなかったんだろう。。。と思うくらいです。

ひとつちょっと気になったのが、食べながら、なんか材料とは違う香りがするなぁ。。。と。で、考えてみたら、このお鍋は普段大量のベジタブルスープとあとはチリを作る時だけに使うので、お鍋にそのスパイスの香りが染みついちゃっていて、その香りがかすかにパンに移っているのだと気づきました。

これから時間のできた時、パンはこれにしよう、と思います。
似たようなレシピも挑戦してみたいです、サワードウとかハーブ入りとか。
こんなパンが家で作れちゃうなんて、本当に夢のようです。

Wednesday, July 13, 2016

freshest honey!

私の手のひらに輝くもの。これ、なんでしょう。
ミツバチの巣のひとかけらです。
採りたての蜂蜜の味は。。。たまりません。
Beautiful! a small piece of honeycomb!
We went to see Col's brother K's honeybee inspection. It was such an amazing experience, I am really glad we went.

主人の弟が趣味でビーキーピング(養蜂)をしていて、今年は運良く巣と蜂の状態を見るインスペクションのタイミングで遊びに行かせてもらったので、インスペクションに参加してきました。

義弟はこういうプロテクターみたいのを着ることもなく、全身白(ミツバチを刺激しにくい色?)を着て普通に扱ってました。私は初めてなので、プロテクターを着て。(暑かったけどたくさんの蜂に囲まれても全然大丈夫なところがやっぱりいい。)
I was lucky to wear the protective jacket and so that I could see what K was doing very close. He was taking out each frames and checking how the combs, bee conditions were. The frames with full of honey were very heavy.

Look at that, FULL of beautiful honey!
箱を開けて、フレームを一つ一つ持ち上げて巣の状態を見ていきます。きれいなハチミツが滴るのが見えて感動。義弟は卵やオスの蜂がどのくらいとかか、女王蜂の様子とかを熱心に確認。


木の枠を入れておくだけで、こうやってまるでコンピューターで製図されたかのようにきれいな六角形を作るって、本当にすごいと思いました。
おみやげにハチミツいっぱいの巣の一部を切り取ってもらってきたのだけれど、トーストにのせて食べるとおいしくて、おいしくて。あっと言う間になくなってしまいそうです。
We received a piece of honeycomb to take home. It's SO good on toast! Such a treat!
Thank you for the great experience, K & L!