ハイウェイ約700キロの道のり、行きはあと2時間でカルガリーだというところで、ホワイトアウト(猛吹雪で何も識別できない状態)にあたり、ハイウェイを時速20キロで前の車のライトさえかすかにも見えない状態で進む、本当に恐ろしい経験でした。
無事に吹雪を抜けた時には緊張とストレスで頭痛がすごかった。みんながハザードランプをつけながら気をつけて運転したから、-25℃のなか事故に合わずに済んだけれど、あんな経験は初めてでカナダの冬の恐ろしさを知りました。冷静に安全に運転してくれた主人に心から感謝でした。
ちなみに寒波に覆われて、カルガリーで過ごした毎日-20℃から-28℃あたり。風もあるので、体感温度はもっと冷たくて、買い物以外は家にこもって、温かい紅茶とチョコレートやお菓子を手にジグソーパズルをしたり、カードゲームをしたり。典型的なカナダの冬休みを過ごしました。
クリスマスイブにまた今年も慌てて家族へのギフトを買い(もっと前もって準備すれば良かったと後悔しながら)、夕方にナナの通う教会のサービスへ行き、クリスマス当日は義弟夫婦も一緒にクリスマスプレゼントを開けて、夜には9人でディナー。
今年はナナとパパが七面鳥をする番で、私は恒例パヴロヴァをデザートに焼きました。
ジュリは今年でサンタさんからは卒業。サンタさん、お疲れさまでした。
欲しがっていたアドヴェンチャータイムのアートブックをもらって満足気でした。
義弟夫婦の犬ともたくさん遊べていい家族の時間でした。
別の州に住む主人の親戚の赤ちゃんは生まれた時から病気を持っていて、緊急手当てが必要でクリスマスの夜にエアアンビュランスでカルガリーの病院に運ばれてきました。手当をしてもらって翌日午後に退院してナナパパの家に1泊、そして飛行機で家に無事に戻れたのだけれど、今までにそういう状況を何度も経験してきているから、私よりも随分と若いけれどママは本当にしっかりしていて頼もしい。その様子をずっと近くで見ていて、いろいろ考えることがありました。
赤ちゃんはとってもかわいくて、ママが少しでも家で休めるように、家にいる時は一緒に遊んだのだけれど、ジュリも私も見ているだけで会話をするだけで心がピンク色になるのを本当に感じちゃうくらい、かわいくて愛おしくて、無事に大きく成長できることを願いながら時間を過ごしました。ジュリにもこんなに小さい時があったなぁ。。。ちょうどカナダに越してきた頃が同じくらいだなぁ。。。と思いながら。
ボクシングデーの買い物は今年は仕事に着る普通の服を大量に購入。毛糸も買いました。またその様子は後ほど。
七面鳥に加えて、おいしいものもいっぱい食べました。
行きにダッチェスベイカリーに寄って毎年楽しみにしているモンブランのマカロンケーキを食べて、ナナと一緒にカルガリーのベイカリーでシューケーキを食べて。。。
モンブランのマカロンガトー |
ナナパパに手土産として買ったピンウィールジンジャーブレッド ミンスミートがサンドウィッチになっていておいしいし、何より見た目がかわいい。 |
モントリオールタルト 濃厚で4つに分けて食べたけれど、とてもおいしかった。 黄色のソースはアプリコット |
おいしいシュークリームとかエクレアとか、 山では作らないと食べられないから特別。 |
もう何度も書いているけれど、都会は本当に何でもある場所。
山には数軒しかレストランはなくてどれも高いから、このくらいでこんなにおいしいものが食べられるんだ、山じゃこれ以上払っても油ぎっとりのパイしか売ってないよ?とか、胃もたれするピザや中華料理しかないし高いよ、とか、同じものがこんなにこっちでは安く売ってるんだ、都会なら20ドルでちゃんとした誕生日プレゼントがジュリの友達に買えるんだ、などなど、都会でおいしいものをいただいて、いろんないい商品を手頃な値段で見かけると、少し山に帰りたくなくなるものです。
が、山の生活があって節約するからこそ都会で遊んだりできるので、また新年から元気に働きます。
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今日で2017年最後のポストにします。
今年は(も)忙しくて、あとジュリが大きくなって写真を撮る機会が見つけられず、いつもの半分の数くらいしか投稿できなかったけれど、振り返って過去のポストを見てみると、ブログがあるから思い出せるということがいっぱいなので、これからも少なくても続けていこうと思います。
今年もブログに遊びに来てくださってどうもありがとうございました。
皆さんの2018年が素敵なものになりますように。