山本容子さんの版画に出会ったのはほんの最近、2年前の夏だったかな。近くの美術館とガーデンにクレマチスの花を見に行ったら、偶然、期間限定で山本容子さんの版画展がやっていました。いろんな版画がある中でとても印象的で一目見て興味を持ったのは、音楽を1枚の絵にしている作品。オペラやジャズの曲が絵になって展示されていました。
まず、これが本当に版画?というくらいの繊細なデザインにびっくりして(版画の知識がまったくないからかもしれないけれど。)、きれいな色使いと知っている曲たちが額の中で踊っているような作品にドキドキしました。オペラやジャズの楽譜を曲にまつわる絵と一緒に「絵」にしているのです。
楽譜、というと五線に黒い音符が並ぶのが普通だけれど、山本容子さんの作品の中の音符たちは、曲のイメージに合わせて花だったり、ワイングラスだったり、葉っぱだったり、雨粒だったり、・・・。そんな音符たちが五線のない自由な空間の中に描かれています。うまく説明できないんだけれど、とってもとってもすてき。その美術館では、感激に思わず作品への感想を書いて設置されていたポストに出したほどでした。
それ以来ずっと作品集を探していたら、やっと見つけました。”山本容子のジャズ絵本「Jazzing 」” 24枚の作品と、その作品に描かれた曲、24曲がCDになってセットで売られていました。音楽を聴きながら絵を見るって、なんてすてきな楽しみ方なんだと思いながらゆったりした午後を過ごせました。
2 comments:
Erikoさん、こんにちは。
あの素敵な絵画、覚えています。
音符が色んな形で表現されていて、見ているだけでワクワクドキドキしました。
作者の名前を忘れてしまっていたので、
教えてもらえてよかったです。
探していた本、見つかってよかったですね!
ringoさん、コメントどうもありがとう。
機会があるごとに山本容子さんのサイトに行っては本出てないかなぁと探してたけど欲しかったのはなくて・・・。だから発見した時飛びついちゃった。
あの日はクレマチスもきれいだったよね。緑も花もきらきらしてて太陽がちょっと眩しかったのを覚えてるよ。いい日だったよね。
Post a Comment