Monday, February 22, 2010

わるい、を知る。

昨日はジュリのリクエストに答えてネックレス作り。
カラフルなのにして。と言われるけれど、そんなにカラフルな毛糸が家にないよ。。。
ボールをいくつかかぎ針編みして、鎖編みの紐に通すだけ。前に作っておいた花のモチーフがあったから2つつけてあげる。
そしたら、こんなに喜んでくれて、昨日からずっとつけてる。写真も撮ってと言ってこんなポーズをする。
嬉しいな、こんなスマイルを毎日見ていられるから母は頑張れるのです。ありがとう。
話変わって、ジュリが昨日の夜に一人で描いていた絵。
誰?と聞くと、右はジュリだと。そして左は・・・「わるい、こわい、おじさん。」

昨日の午後にジュリとリビングで遊んでいたら、向かいの家の前に大きなゴミ袋をいくつも抱えた若い男の人が2人。なんだろう。。。と思って、見ていると、外に出ている大きなゴミ箱にその袋を開けてたくさんのビンやボトルを入れている。
ふーん、ボトルなんてリサイクルに持っていけばお金が返金されるのに、ゴミになんていれちゃって。。。と思って続けて様子を見ていると、一人の男の人がうちの裏の方に走っていって、ごろごろごろ。。。と音を立てながらもうひとつゴミ箱を運んできた。
ん?それってうちのゴミ箱なんじゃない? と思って、外に出て確認すると、うちの裏のゴミ箱(市から支給されている1週間分のゴミを各家入れる大きなタイヤつきのゴミ箱)を持っていってしまったことがわかって、あわてて彼らにちょっと待ってよと言おうと思って "Excuse me!"と声をかけるものの、ちょっと怖くて声が届かない、そしたら、横にいたジュリが "EXCUSE ME!!!!!" と叫んでくれて、彼らが私たちの方を見るも、そのまま何か大声で話しながら、たくさんのボトルをゴミ箱に詰めてガラガラ押しながら通りの向こうに消えていってしまった。
ジュリはとっても勇敢で、「マミィ、追いかけよう。ガベージキャン(ごみばこ)がたいへん!」って言うけれど、私は彼らが投げ込んだボトルが割れて手を切ってすごく機嫌が悪そうな様子や酔っ払いなのかなって思うような態度、ゴミ箱のために近寄って何かこちらが巻き込まれたらたまらないと思って、家の中に入る。

ジュリは納得がいかないようで、「どうして追いかけない?」「どうして話をしないの?」とリビングの窓にへばりついて彼らの様子を見ようとしていたので、世の中には家族やお友達のパパやママ、優しい大人がたくさんいるけれど、そうでない人たちもいる、悪い人たちもいる、あの人たちのお名前はマミィは知らないしお友達でもない、もしかしたらすごく優しくてごめんねって返してくれるかもしれないけれど、もしかしたら機嫌が悪くて、うるさいなってマミィやジュリにパンチしたり、持っているグラスで痛いことをするかもしれない、そういう悪いことをする人たちもいる、だからゴミ箱を持っていかれたのは悲しいけれど、諦めることも必要なんだと言う話をする。

やっぱりすごいそういうことは心に残るんだと思う、スカイプをしたばぁばにも「こわいひとがゴミ箱を持って行っちゃって、パンチするかもしれないから追いかけない」そのことばっかり話す、それからも一人でずっと絵を静かに描いているなと思って、覗いてみたらこの絵。悪いおじさんを書いていた。次の絵も黒い点は「こわい点」だそう。
夜、主人にその話をしたら、「ジュリは初めて悪い人って存在を知ったのかもしれないな。」って。
そうかもしれない。

ちなみに、ゴミ箱紛失は市に連絡して探してくれるけれど、見つからなかったら100ドル(約9千円)払ってまた新しいのを設置しなくてはならないらしく。。。
ゴミ箱よ、戻ってこーい!!!

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