
天気も良かった月曜日は、午前中にダウンタウンにある日本領事館へ用事があったので、そこに行きつつ、ついでに久しぶりにカルガリー動物園に行きました。動物園は確か9月までコアラを他の動物園からレンタルしていると聞いていたので、私がコアラが見たくてジュリもダディも巻き込んで行ってきました。

今回は入り口にある広い「カナダの動物」エリアはスキップしてコアラ目指してぐんぐん進みました。
ジュリはお気に入りのドレスを着てルンルン。すごく天気が良くて子供連れがいっぱいの動物園、すれ違う子供たちみんなにお決まりの "Hi, I'm Julie. " と挨拶。
動物園、何度来ても楽しいところ。ジュリはこれで2回目。動物の絵本が好きだし、もうそろそろ動物園でも楽しめる年になってきただろうと思ってきたけれど、・・・どうやらもう少し先みたい。
きりんやライオン、カバやシマウマが見えてきても、「あ、らいおん。」ってな感じにぽそっとつぶやいて、そこら辺の岩によじ登ったりしている。岩でできた階段なんて見つけちゃったら、もうそこが楽しくて仕方ない。目の前が熊のオリでも関係なし。必死で岩を登るジュリです。

でも、館内の本物のカンガルーにはやっぱり興味薄。スタスタ進む。

私なんて子供たちに混じってスタッフの話を最後まで聞いて、子供たちに混じって質問までしてきてしまった。〔コアラは夜行性か。答えはそうでもないとのこと。)だって、コアラだよ~。珍しいよ、9月までなんだよ~!
(でも予想外にコアラが大きくて、しかもちょっと起きたと思ったら、モサモサっとあたまを掻いていて、それが妙におじさんぽくて、一瞬にして私の頭の中のかわいいコアラが現実を見た感じでした。。。)


それで楽しく帰りました~♪ だったら良かったのですが、そこから駐車場までの道のりには、子供たちには超魅力的な巨大プレイグラウンドがあって、ジュリももちろんそれに気づいて、じゃあ今日は少し遊ばせてあげようと言うことになりました。
お兄ちゃんやお姉ちゃんに混じって、登ってすべって、走って渡って、・・・毎回私たちの前を通り過ぎるたびに「楽しいよ~!」と言わんばかりのニッコリ顔で手を振っていくジュリを見て、この子はまだ動物よりもこういうのが好きなのね~、遊ばせてあげて良かったね~、と主人と話していました。ネットに囲まれているプレイグランドで、「とっても良くできているからケガの心配もないね。」と言いながら安心して見ていました。


・・・ん?なかなか降りてこない、どうしたのかな?と思った時に、大きな女の子2人がジュリの上に乗った感じで勢い良く3人が団子みたいになって降りてきました。・・・いやな予感、そしてジュリが大泣き、おかしいと思った主人が慌ててジュリを団子状態から引き離して抱き上げた時に、誰かが「その子、鼻血が出ているわ!」と大声で言ったのを聞いてジュリの顔を見ると鼻血がたくさん。慌てて目の前のトイレにジュリを運んで鼻血の処置をしたけれど、なかなか止まらない、ジュリは泣き叫んで私に抱っこを求めるから、私は既に血が付いている主人のシャツをかぶってジュリを抱き上げてジュリを落ち着かせる。
大きなトイレの鏡に映った赤い顔と手を見てジュリはまたパニック&大泣き。手や顔を洗って拭いて、鼻血が止まったのを確認して外に出ました。〔他の女の子たちは何ともなかった。)
落ち着いたジュリ、自分の大好きなドレスが鼻血で汚れていることに気づいて、「ドレス、ジュリのドレス~」とまた大泣き。ダディのパンツもシャツも赤いことに気づいてまた涙。そして「ごめんね。」と。洗うから大丈夫よ~と慰めつつ、動物園を後にして家に帰りました。

私はすぐにジュリのドレス・主人のシャツやパンツ、そして気づかなかったけれどいつの間にか私のジャケットにも付いてた鼻血を水でもみ洗い。全部きれいに落ちました。乾いてきれいになったお洋服を見て「マミィ、ありがとう。」をくりかえすジュリ。あなたが無事でいてくれたら、お洋服はどうにでもなるんだよ。それにしてもドレス、本当にお気に入りなのね~!
そんな、アドベンチャーな動物園での1日でした。「安全なプレイグラウンドで安心ね~♪」なんて笑っていた数分先にこんなことになったので、本当に子供は何が起こるか予測できないなぁと実感しました。鼻血のインパクトが大きすぎて、コアラの感動はずっと昔の話のように感じるけれど、ジュリが 「Zebra, what colour? Black and white. Kangaroo a pocket, Hippo eating, Lions sleeping, Koara ぎゅっしてた。 」などといろいろ話してくれて(もうケガの報告も動物の話もほとんど英語)、あの場ではあんまり興味ないのかなぁと思っていたけれど、思った以上にたくさん覚えていたから嬉しかった。もう少し大きくなったらまた遊びに行こうと思います。

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