Monday, May 11, 2009

Mother's Day

日曜日はこちらカナダでも母の日でした。
私はいつもお世話になっているナナに何か特別なことをしてあげたくて、主人に「どうする?どうする?」と何度も言ったけれど、「僕は母に花とカードを渡す予定だけれど、エリコは日本の自分のお母さんに何をしてあげるか考えればいいんだよ」と言われ、そういうもんなの?とちょっとがっくり。

こちらでは義理の母のことをMom〔お母さん)と呼ぶ習慣がないようで、みんな義理の母のことは名前で呼んでいます。私は年上の人、しかも義ママを呼びつけにするなんていうことは絶対できないとなんか勝手にそういうのがあって、結婚した時から、主人が呼ぶのと同じように Mom, 義理の父はDadと呼ばせてもらっています。(こっちのほうが周りの人たちからするとよっぽど変なのだろうけれど。)
なので、「自分の母のことを考えろ」と言われても、ナナは私のカナダの母。同居を始めた頃は、いろいろな面で考えることもあったけれど、この10ヶ月、どんなにお世話になったことか、そしてどんなにナナが私にとって大切な存在になったことか、やっぱり気持ちを伝えたくて、カードを作ることにしました。
「お義母さん、いつもありがとう」から始まって、思いつくありがとうの気持ちをカードに書ききれるだけ書きました。ホームシックで泣いた時、ずっと抱きしめてくれたこと、いつも励ましてくれること、どんどん新しいことに挑戦する機会をくれて私の興味を広げてくれること、いろんなクラスに運転して連れて行ってくれること、発音が完璧でない私の言葉を聞き取ろうと一緒に口を動かして話を聞いてくれること、・・・書いていたらなんて自分は幸せなんだと、感謝の気持ちで涙が止まらなかった。カードいっぱいに気持ちをこめて、母の日に渡しました。

ナナは私からカードをもらうって思ってもいなかったみたい、驚いて、カードを読んで、涙を浮かべながら「エリコ、どうもありがとう」と言いました。私も泣いちゃった。きっと、ナナの方が私たちとの同居で大変に感じることも多かったに違いない、あと数ヶ月で私たちはアパート暮らしになるだろうけれど、ジュリはもちろん私たちもナナやパパと離れるのがとっても寂しいだろうなと思います。


母の日は通常のサービスの後に教会でベィビーシャワーがありました。ベィビーシャワーは普通、妊婦さんのお友達が妊婦さんと生まれてくるベィビーのためにベィビーグッズやママになる妊婦さんのためのものをプレゼントに持ち寄ってパーティーをすること、なんだけれど、教会のベィビーシャワーは経済的に困難な状態にある妊婦さん〔特に配偶者のいない妊婦さん)にみんなで新生児グッズを寄付するというもの。そういう妊婦さんをサポートする団体があって、そこに教会が届けるということで、実際に妊婦さんが来ているわけではなかったけれど、寄付を募集していたテーブルにはたくさんのベィビーグッズが集まっていました。新生児のものなのでほとんどみな新品、私たちもおむつを1セット買って寄付しました。編み物が得意なおばあちゃんたちはブランケットをたくさん編んで届けていました。
ジュリは出されたケーキにお友達と一緒にがっついていました。2歳1ヶ月の女の子、秋に数回遊んだことがあったけれど、それ以来女の子とママが教会に来ていなくて会えなかった。でも、暖かくなってきてここ数回また一緒に遊んだり話したりする機会が増えて、ジュリも私も日曜日の教会がもっと楽しみになりました。
お庭でも追いかけごっこや、松ぼっくりのひろいっこ。タンポポを摘んだり、かくれんぼをしたり。とっても嬉しそうな2人。
教会から帰ってお昼を作っていたら、「マミィ、ハッピーバースディ!」と言ってジュリが突然カードとプレゼントを手渡してくれました。ダディとハッピーマザーズディ!と言うのを練習したみたいだけれど、プレゼントだからバースディだと思っているジュリ。水色のカードにはジュリと私の似顔絵と、ジュリエットというサイン(のつもり)、そしてこちら北米では土曜日に発売になったジェイミーの最新レシピ本 "Jamie's Food Revolution"をプレゼントしてくれました。 〔既に日本ではUK版の"Jamie's Ministry of Food"が去年の初秋くらいに発売されているけれど、どうやら Ministry(外務省とかの「省」)と言う言葉はアメリカ英語ではDepartmentに当たり、ニュアンスが伝わりにくいからRevolution〔革命)に変えたんじゃないかなぁと勝手に考えています。)

ありがとぉぉぉ~!ジュリ!〔ダディ!)

昔はジェイミーの本を見て、「ダディ!ダディ!」と言っていたジュリだけれど、さすがに顔の細かいところまで認識できる年になってきて、今回ジェイミーの本を見て「これだぁれ?」と聞いたら 「ア~イ ド~ン ノォ~!」と即答でした。〔笑)
とっても嬉しい母の日でした。

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