Wednesday, April 06, 2011

I love music.

去年の9月に地元の大学のコミュニティークワイアに加わって、早8ヶ月。
大学生は単位が取れるこのクワ
イアは大学生のスケジュールと同じように設定されていて、とても早く感じるけれど1月から始まった後期ももう終わりです。
It was our last concert this semester. We sang John Rutter's "mass of the children" with high school students. I really enjoyed singing in the choir and I wish I could be able to join it next season, but the chance of moving to somewhere else is high.

火曜日はコンサートでした。
地元の高校生グループと合同で、高校生グループは6曲を、私たちのクワイアは5曲をそれぞれ歌い、休憩の後に一緒に、John Rutter "Mass Of The Children" を歌いました。
この曲は、キリエ(あわれみの賛歌)、グローリア(栄光の賛歌)、サンクトゥス(感謝の賛歌)、アニュス・デイ(平和の賛歌)、そしてフィナーレの5楽章で構成されていて、日本語では「子供のためのミサ曲」と呼ばれているよう。歌詞は礼拝でのお祈りの言葉(ラテン語)で、これまでに「ミサ曲」はいくつも作曲されてきているけれど、どれもその同じお祈りの言葉に音楽を作曲しているんだということをこの曲を通じて初めて知りました。

この曲は全体的に拍をとるのが
難しく、八分の五拍子や八分の七拍子が頻繁に登場、小節ごとに拍が変わることもしょっちゅうあって、何度もリズムのカウント練習を繰り返しやってきました。最終週にはそれまではピアノの伴奏だったのだけれど、フルート・オーボエ・クラリネット・ホルン・バソン・パーカッションとティンパニ・ピアノとキーボード、それにベースが加わり、それらの演奏とクワイアの歌声が見事に合うと、広い教会の中に響く歌声はとても、とても美しいものでした。

でも、本番、ところどころでカウントが乱れてずれてしまう結果になり、それがお客さんに伝わったかはわからないけれど、指揮者の手元からばらばらな音がこぼれていく。。。という、またのだめカンタービレの一場面を思い出しました。というより、実際に音がこぼれていく瞬間を見たような気さえしました。あぁ、今、指揮者はどんな気持ちなんだろう。。。って。

引越しの話も出ていて、このクワイアで歌うのが私にとっては今回最後かもしれないということもあったので、やっぱり不完全燃焼のこの終わり方は残念でした。
そんなもやもやした気持ちでその晩は寝られなくて、ずっとこの1年間のクワイアのことを考えていました。

新聞でクワイアがあるということを知った時の興奮、練習初日には主人とジュリについて来てもらって大学の練習部屋に到着した時に目の前に広がった新しい世界、初めての練習がハードで冷や汗をかきながら歌ったこと、お友達を誘ってさらに練習が楽しくなったこと、初めてのコンサート、家での自主練
、夢の叶った第九、ゲストコンダクターとのワークショップ、そして最後の練習とコンサート、出会った人々。。。などなど。
クワイア。。。本当にいい経験をさせてもらったなぁ。。。って。

そして、考えれば考えるほど、仕事だといえ毎回メンバーの変わるコミュニティークワイアの指揮をするということはすごいことだなぁ。。。と思いました。
オーディションで選んだパフォーマーではなくて、歌が好きな人たちの集まり。その人たちを導いてたった3ヶ月、しかも週1度の練習で1つにまとめる、ということはどんなに大変なことなんだろう、と
。改めて指揮者という存在の大切さを感じました。
いろんなことを教えてもらいました。

このクワイアを離れても、きっと音楽を通じてまた何かの出会いがあるかもしれない。
諦めないでこれからもずっと音楽に触れていようと強く感じます。
Through this choir experience, I learned a lot. It was a wonderful opportunity for me to join the community choir. Hope I can find somewhere I will be able to sing next year.

今週は「春」がテーマだったプリスクール。種のついたひまわりを作ってきたり、昨日はみんなで大きな虹を描いたり。

家では羽根を使ってクラフトしました。余った羽根をふわっと投げるのが気に入って、「マミィ、見てみて、きれいだよ~!」と。
「散らかるからやめなさ~い!」と言おうとしたけれど、舞った羽根が意外にもきれいで、言葉を飲み込みました。
子供の遊びって思いがけないところにおもしろさを見つけるからおもしろい。
Juliett had fun at preschool this week too. The theme was "spring". Kids made beautiful flowers and drew a beautiful big rainbow. Juliett did a craft with feather. She loved throwing them into the sky, actually I thought that was quite beautiful.

2 comments:

ricco* said...

日本は お湿り 久しぶりの雨です。
まだまだ 余震が続くようで 心も裏腹な 落ち着かない毎日です。
久しぶりにErikoさんのブログ見ました
遠い国の様子 手に取るように読ましてもらいました。
ジュリちゃんも少し大人っぽくなっていて・・・
可愛いぃ・ がんばっていますね。
今日のクワイヤの様子を読んでいて 高校までずっと続けていた合唱クラブの事 思い出しちゃいました。みんなの音が一つになって響きあう感動
素敵ですね・ もちろん「のだめちゃん」の大ファン・ みんなよりずいぶん後にDVD全部見ましたよ^^  音楽って心を自由にしてくれたり 気持をいやしてくれたり そして勇気づけてくれたり・・・
カナダはまだ寒いのでしょうね
日本は桜が満開の便り
今日は 時雨桜 探しに行こうと思っています
それでは 又ね・ 

eriko said...

ricco*さん。
こんにちは。見に来てくださってどうもありがとうございます。

今日はひどい雨だと聞きました。
せっかく咲いた桜が。。。
沼津の国道の桜、懐かしいなぁ。。

こちらはまだまだ花や新緑を目にするのは先です。でも、芝が少しだけ緑になってきていることに気づいたのと、太陽が遅くまで出ているようになってきて、夏が確実に近づいていると感じて嬉しくなりました。

ricco*さんは合唱クラブにいらしたんですね。音楽って本当に素敵。言葉が違ってもつながり合えることを感じます。

ブログ、これからも楽しみにしています。
余震も続き、原発など、不安なことがたくさんあると思います。どうぞ気をつけて、お元気でいてください。

周りのみんなを幸せにするricco*さん、お花と緑いっぱいの季節をseraちゃんと楽しく過ごせますように。