Monday, July 20, 2009

robins are leaving their nest...

ロビンが雛にかえってから2週間。とうとうこの日が来ました。
もう4羽が巣に入るとあふれてしまうくらい大きくなった雛たち。昨日、その中でも大きくて元気な2羽が朝からずっと巣のエッジにとまっていて、近くの枝にジャンプしてみたり巣に戻ってみたり。。。を繰り返していました。(写真は3羽飛ぶ準備をしているところ)
そして、家に泊まりにきていた親戚のみんなを送り出したお昼、巣を見てみると、2羽しかいません。どうやら近くの枝に渡りながら巣を離れたようでした。その瞬間を見れなかったのはとても残念でした。

雛はお腹に黒い斑点があって、それのおかげで木の枝の間に静かに座っていると、お腹は親鳥のようにオレンジ色ではあるけれど、完全にカモフラージュ状態で全然どこにいるのかわからなくなります。

本には、巣を離れてもちゃんと親のように飛べるようになるには2週間かかると書いてあるし、初めの頃は巣立ってからも親からえさをもらい続けると書いてあるから、きっと近く、多分うちの庭のたくさんのライラックの枝の間やたくさんの葉に隠れた地面にいるんだと思うけれど、全然見つけられませんでした。(写真は元気に巣立った最初の2羽)

母鳥は、巣に残ったちょっと小さめの2羽に昨日も今朝もえさを運び続けていました。そして、今日の昼前、1羽が巣の近くの枝にぴょんと飛んで、それからゆっくりぴょん、ぴょんと巣から離れた枝に移って巣立っていきました。さて残りはあと1羽。

この1羽、なかなか巣から離れません。ちょっと巣のエッジに乗ってみてもまた巣に戻って。。。を繰り返していました。母鳥がえさを運びに来ては、その子を促すように押し出します。母に押されてちょっと近くの枝に移ってみるも、そこから動こうともせず、ちょくちょく心配して様子を見に戻ってくる母が近づくと「ピィピィピィ」と小さい声でここにいるよ、と教えてます。そしてまたお母さんに押されて隣の枝へ。でも自分からは飛べない、そしてお母さんが来て。。。の繰り返し。巣立つ勇気がないのかな、家族みんなで応援したけれど、なんと暗くなった夜10時半まで同じライラックの木に止まったままでした。(写真はそのロビン。)

そんな様子を見て、パパが「いつまでも巣立てない子がいるぞ」と私を見てにやっと笑いました。
そう、あの子、私みたい。私はずっとああいう子だった。一応カナダに来て距離的には完全に巣立ったようだけれど、多分今も。だから、母鳥とのやりとりを見てすごく切なかったなぁ。。。みんなは「がんばれ。」って応援してたけれど、私は違う。いつかは離れなきゃいけないから、無理しなくてもいい。一緒にいたければいればいいんだよ。とピィピィ鳴いているベィビーロビンを見ながら思っていました。だって生まれてたった2週間。これから完全な大人のロビンになるまでの生存率はたったの25パーセントだそう。4羽元気に育っているのに、現実はその中の1羽しか大人になれない。そんな厳しいこれからの生活、他の3羽は勇敢かもしれないけれど、1日くらい巣立ちが遅れたっていいんだよと思いました。

明日の朝には木から離れているかもしれない。
他の雛たちは昨日の夜、巣に戻ってこなかったし、どうやら1度離れたらもう巣には戻らないのかもしれない。巣を作る様子から観察し続けて1ヶ月以上、ロビンを通じてたくさんのことを教えてもらった気がします。ジュリも多分ますます鳥が好きになっただろうし、私も。カナダで経験できた素晴らしい自然との出会いに感謝。そして、この時期、公園への道のりでもあちこちで若いロビンたちが飛ぶ練習をしているのを見るから、うちの木で育ったロビンたちを見分けることはできないかもしれないけれど、どうか無事に元気に育って、生存率なんてそんなのはあくまで調べであって、家族みんなで秋にはアメリカ南部に飛んで、春には
生まれたところに戻ってきてその近くに巣を作るというロビン、来年またうちに庭に戻ってきて欲しいと願っています。

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