Sunday, August 04, 2013

The Canadian Death Race 2013

さぁ、年に一度の大きなイベント、ザノースフェイス主催の「カナディアン・デスレース」について書きましょう。
I will write about The North Face Canadian Death Race.

このレースはウルトラマラソン、私はウルトラマラソンのことをあんまり知らないけれど、このエリアを知っているので過酷なレースに違いないと言えます。
制限時間は24時間。朝の8時スタートで次の日の朝8時にゴールは閉めきります。
その間にレーサーは5つの区間、合計3つの山の登りくだりを含めた125キロを走ります。
参加の仕方はソロ(一人で125キロ)とリレー(19、27、19、38、22キロ)の2種があり、両方朝8時の同時スタート。
過去の最高記録はソロ男性12時間15分54秒、リレーは10時間50分32秒、早いレーサーたちは朝の出発から3つの山を越えて夜には戻ってくるんです。すごすぎます。
興味のある方、ウェブサイトをリンクします。こちら
It is an ultramarathon, within 24 hours runners run 125km including 3 mountains.
I explained more details in Japanese, but in English here is the website link.

「死のレース」なんて、なんかヤダなぁ。。。トレードマークも骸骨だし。。。とあまり興味もなかった私ですが、この夏に3つの山に登り、特に最近登ったグランデマウンテンと、最初に登ったアンブラーマウンテンの一部、それにハイキングで歩いたサルファーゲイトのあたりが全てコースだと知り、これに更にこれから私たちが目指すフロッドマウンテンとマウントハメルもレーサーたちが登ると知って、身近に感じ、少し興味を持つようになりました。あれらの山を1日で、しかも走るなんて私は考えられない。
I wasn't a big fan of the name of "death race" also the skull trade mark and I wasn't so interested in it at the beginning. But this summer we hiked up three mountains and Col told me that they run on the Grande Mountain trail, also the trail we walked to Sulpher Gates, and some parts of Ambler Mountain, and two more mountains we would like to try in the future. Because we walked on the trail I felt more familiar to the race and started to get interested in the race. I couldn't believe that runners run those 3 mountains in a day!

今週、郵便局に郵便を取りに行ったら、レースのパンフレットが町の人たちみんなに配られていて、参加者が全て記載されていました。
ソロ362人、リレー233チームの参加。すごい数です。と言うことは、区間で600人近くが走っていることになります、合計の参加者は1000人超え。小さな町(人口4300人)にこんな人数!
We received a program few days ago, in it it said that 362 soloist and 233 relay teams were joining to the race. What a number! The town(population 4300) would be so busy!

ソロに関しては出身地と名前が書いてありました。
私たちの住むアルバータ州の出身が一番多いかな、隣のブリティッシュ・コロンビア州も多いです、カナダの他の州もそしてアメリカからもかなり参加があります、海外(アメリカもそうだけど)はどうかな。。。と探してみると、オーストラリア、英国、フランス、南アフリカ、なるほど。。。と目で追っていったときにびっくりする国名が!
In the book we could see all the racers names and city/country they are from.
There were a lot of Albertans, then from B.C., then other provinces in Canada and the U.S.
We see some people from Australia, France, and the U.K., South Africa,.. then unbelievably.... I saw "Japan".

日本から2名の参加があります。お名前だけ見ると出身はカナダだけれどもう1人、計3人。
なんとはるばるこんな町にレースのために!日本から!
私は感動しました。もうお名前と国名を見ただけで。そして決めたのでした。気づいてもらえるかわからないけれど、国旗を作って持って応援しようと。
Really.... from Japan to this small town to join the race..... I was very surprised.
And I thought we should go to see and cheer for them.  

土曜日はレース本番。朝8時のスタートを応援に行きました。
あわてて作った国旗は、使わなくなった枕カバーに油性ペンで。日本の国旗がシンプルで良かったと(メキシコとかだったら作れなかった)思って作りました。
I made a Japan flag, using a pillowcase and a permanent pen, when I was making it I thanked Japan flag design which was so simple to draw. If I was from Mexico or U.S.A, I couldn't make the flag in a short time. :) 

スタートライン近くで待っていると、目の前に普通に大きな日本の国旗。普通すぎて主人に言われるまで気づかなかった、スタート前に時間があったので、話しかけてみると、カナダに暮らしている日本人の友達を応援に来たと。なんとまぁ!彼の国旗は、日本人の私が枕カバー国旗を広げるのが本当に恥ずかしく思うほど、本物の国旗でした。
We went to see the race start at 8:00 on Saturday morning.
We arrived early and waited for them to start, Col noticed a man holding a big Japan flag in front of us, I went and talked to him, he said that he was cheering for his Japanese friend who lives in Canada. I was a bit embarrassed to show my homemade pillowcase flag.... their flag was real. 

さぁ、600人がスタートです。
希望とやる気に満ちた選手たちの様子に私は朝から感動でした。すごい人たちがこんなにもいるもんだと。女性も男性も、おじいちゃんも若者も。
About 600 runners started the race.
They all looked so bright and full of enthusiasm, the young, the old, women, and men, I thought they were so cool and beautiful.

主人がこの間登った山の眺めのいいところから選手を応援しようと言い、枕カバー国旗とお水を持って、コースになっているグランデマウンテンのふもとの丘を登りました。
時間を計算して、速い人たちはスタートしてから4時間で2つの山を越えて下りて来る(約40キロ)と言うからびっくりです。
坂の上のところに構えて待っていると、本当にランナーが下りてきました。
ゼッケンの個人番号の横の数字でリレーのランナー(1~5)か、ソロのランナー(0)かわかります。
拍手をして応援しました。
ジュリにハイファイブをしてくれる人や、ありがとうと言ったり、サムズアップを見せてくれたり、日本の枕カバー国旗を見て、「おはようございます!」と言いながら通り過ぎてったランナーもいました。
その余裕振りに驚き。
We climbed the first big hill of Grande Mountain and got a nice view spot to cheer runners. After 12:00, the first runner appeared, then gradually more runners came down the trail, we could tell who was running solo or relay by numbers next to their own numbers. Some runners didn't look tired at all, they were even after ran 1(relay) or 2(solo) mountains already, AMAZING!   

目の前の山はこの間登ったグランドマウンテン。
右、青い点のところから山から下りて来る選手を応援していました。
この写真は町に戻る時に撮ったもの。
早いランナーが既に町の中継点を過ぎて次の山に向かってトレイルを下っていきました。
the blue dot, is where we were watching/cheering for the racers.
this is the photo I took after we left and head to the town,
some fast runners passed us and headed to Mt. Hamell. 
でも、雷が鳴り始めて、それがどんどん近づいてきて、私たちは車を遠くに置いて登ってきたので、雲の様子から雨が必ず来るとわかった時点で下山、日本人の方々を応援することは出来ませんでした。
But we noticed a big dark cloud came, and soon it started rain, we decided to go back to town and cheer them from the town station.

それから町の中心部に移動、中継地点(リレーは第3者に代わるところ)で雨の中応援し続けたけれど、髪の毛がシャワーを浴びた時よりもずぶぬれになるくらいの雨、しかも雷ゴロゴロで一旦家に。その間もランナーたちはポツリポツリと戻ってきます。
When we arrived to the station downtown, it started raining so hard, thunder too. But we kept cheering. Many runners were coming back to the station. When we got all very wet, we went home to have lunch. 


家で雨が止むのを待って、また中継地点に戻りました。
走ってくるランナーたちはもう泥だらけ、あの急な、足を滑らしたら下の方まで滑ってしまうような坂の山を大雨の中下ってきただけあって、もうお尻も背中も腕も足も、顔も泥だらけのランナーがいっぱいで、その頑張る気力に手が真っ赤になるほどみんなで拍手を送りました。
After the heavy rain went away, we went back to the station and cheered for the runners. Because of the heavy rain/hail and the steep Grande Mountain trail, lots of runners got so muddy, their backs, legs, arms, even faces. I was just so amazed by their spirits. 

その時、日本人と思われるランナーが走ってきました。
「がんばって!がんばってください!」と大声で叫んだ私、こんなカナダの山の中の町で日本語を聞くとは思ってもいなかった、そんな感じでランナーの方が振り返ってくれました、ジュリと手を大きく振って応援しました。
Then we saw a Japanese man coming, when I noticed I was already shouting Japanese cheer, he heard it and turned to look where Japanese cheer was coming from, Juliett and I waved at him so hard.
I wanted to cheer all 3 Japanese runners but we only saw him.

それからも続々とランナーが戻ってきます。そこからリレーは交代したり、選手は着替えたり靴を交換したりする人たちもいるのだそう。そしてそこから先はブロンズマウンテンの中で一番高い山に登り、私たちが初めて登ったアンブラーマウンテンを少し通り、あの水色の川、スモーキーリバーをボート(これは主催側が準備するジェットボート)で渡り、町に戻ってきます。
After the town station, they went to the highest bronze mountain, Mount Hamell, then some parts of Ambler Mountain trail, and the Sulpher trail, crossed the Smokey river by jet boat, then came back to the town goal.

過去13年の最高記録は上にも書いたようにソロで12時間と少しで戻ってくると言うので、夕食を食べた後、夜8時にゴール地点に行きました。
そうしたら、もう1番のリレーチームが到着していました。7時13分到着、と言うことは、レースを始めて11時間と少しで戻ってきたということ。すごいチームです。
We went to see the fastest runner coming to the goal around 8:00 last night. When we arrived there, the first relay team had already arrived, they made it in 11 hours and 13 minutes, amazing!

ゴール地点で待つこと30分、とうとうソロの1位の方が帰ってきました。隣の州B.C.から来たランナー、ゴールして小さな子供たちときれいな奥さんと幸せそうに喜び合っている様子が印象的でした。すごいお父さんだ。
そこからポツリ、ポツリとリレーとソロの方々がゴールに戻ってきます。ジュリの就寝時間もあるし、10時前に家に戻ったのだけれど、合計で8、9人のゴールが見れたと思います。
At 8:31, the first soloist arrived at the finish line. It is so amazing that he did the whole race in 12.5 hours.
Then gradually runners came back, we saw 8 or 9 runners' goal and it was time for Juliett to go to bed. We headed home.  

私たちは一番早い人たちの過去のタイムを基準にゴールや中継点を見たけれど、レース自体はその晩一晩中、次の日(日曜)の朝8時まで続きます。 一番高い山を登った後の中継地点の締め切り時間は朝の4時15分、山を下って川を渡るボートの締め切りが朝6時。一番早い選手たちがゴールに戻ってきている時点で暗くなって遠くに雷が見える中、あの山に挑んでいる選手たちがたくさんいると思うとそわそわワクワク、あんまり眠れない夜でした。
Col and I were excited imaging about lots of runners were running through the night. What an extreme race! We hoped many runners made it before the goal was closed(8:00 in the morning). 

朝。レース結果を見てみると、日本の方々、15位、48位、126位と素晴らしい結果でゴールされていたことがわかり、これまた感動しました。お疲れさまでした!そしておめでとうございます!
サイトのリストを数えてみると、実際に走ったソロリストは293人、時間内に完走した方々は149人。各中継地点の締め切り時間に惜しくも間に合わずレースを続けられなかった方々が半分以上いたということです。
This morning I checked the result, all three Japanese runners made the race, the 15th, 48th, and 126th. Wonderful! Congratulations to the all runners.

今日、応援した日本人ランナーの方と偶然会い、話をしました。
もうこのレースに10回、参加されて、そのうち8度、ゴールまで時間内に入ったとこのこと。
いろんなレースに参加されているようで、富士山の周りのレースに参加しに日本にも行って来られたと話していました。お友達と一緒にあの大きな日本の国旗を振りながら今朝ゴールしてとっても感動的だったとお友達が話していました。
大きなレースをやり遂げた達成感あふれる笑顔がとても素敵でした。

4 comments:

Unknown said...

はじめまして!
日本からこのレースにやってきた谷と申します。ブログを楽しく拝見いたしました。
北米でのレースは初めてだったのですが、それぞれのエイドでのオーディエンスの盛り上がりがホントに楽しく、それを楽しみに走っていました。
"GO!! DEATH RACER!!"
しばらく耳から離れそうにありません(笑)

eriko said...

Taniさん!はじめまして!
うわぁぁぁ!びっくりしました。コメントどうもありがとうございました。
15位、おめでとうございます!!!!!!!
初めての北米でのレースとのこと、ロッキー山脈はいかがでしたか。慣れていないコースで15位とは本当に本当に素晴らしいことだろうと主人と話していました。お疲れさまでした!

タイミングが合わず、Taniさんのことをコース脇で応援できず残念でしたが、このレース中の24時間、私たちもレーサーのみなさん、そして同じ日本人であるTaniさんたちのことを応援していました。今朝、日本人みなさんが完走されたこと、そしてさらに素晴らしい順位で、ということを知り、嬉しくて嬉しくて。
改めて、おめでとうございます!

私たちはこの町に去年の秋に越してきて、初めての夏を過ごしています、こんなイベントのあるところに越して来れて良かったと感動しているところです。静かな町が生き生きとして、キラキラした2日間でした。
アウトドア派でもなかったのですが、山がいっぱいなのでこの夏は家族で山登りに挑戦しているところです。Taniさんをはじめレーサーのみなさんが登られたフロッドマウンテンとマウントハメルが今後の目標です。あれらを1日、と言うか、Taniさんは16時間で!。。。すごすぎです。

いい時間を過ごされて本当に良かったです。きっとすぐに日本に戻られるんでしょうね、残りのカナダでのお時間も楽しいものとなりますように!
そしてどうぞ気をつけて帰ってくださいね。
そしてこれからもレース、頑張ってください!応援しています!
どうもありがとうございました!

Anonymous said...

こんにちは。
Kids raceの後にお会いした、渡辺 広重(Hiro)です。上のTaniさんのfacebookからこのブログを知りました。
あの時は、応援有難うございました。力になりました!

お会いした後に、旦那さん宛にメールをお送りしたのですが。。。。。
これを機に、これからも宜しくお願い致します。

もしかしたら、秋辺りにまたGrande Cacheに行くかもしれません(まだ確定ではないのですが)。
それか、もしエドモントンにお越しの際は、お声をおかけください。僕のアドレスは、run42195@hotmail.comです。それでは、また。

Hiro

eriko said...

Hiroさん、こんにちは!
コメントどうもありがとうございました。

素晴らしいレースでしたね、本当に近くで応援させていただいて感動しました。Hiroさんのお友達の持っていらした大きな日の丸にも感動しました。
本当にお疲れさまでした。

主人にメールをくださっていたこと、聞いてすぐに連絡するようにと伝えていたのですが、彼は本当にそういうのが得意でなくて、延ばし延ばしでごめんなさい。連絡どうもありがとうございました。
もっと早くにメールを見ていたら、表彰式のブレックファーストにお邪魔したかったのですが、娘があのキッズレースのあとに大興奮してその夜は1時過ぎまで寝ずに、家族みんなでスリープインでした。。。
あれから今サスカチュワン、そのままこれからマニトーバまで家族に会う旅に出ています、戻ってきたらしっかりメールさせますね。連絡くださってありがとうございます。

秋にいらっしゃる機会がありましたら、ぜひ声かけてください。レースかな?それとも練習でしょうか?私たちもこのホリディから戻ったら、主人の仕事がはじまる前にもうひとつ山に登ろうと話しています、多分フロッドマウンテン、私たちは1日かけて、です。:)

連絡先、どうもありがとうございます。
こちらこそ、嬉しい出会いでした、これからもよろしくお願いします。