日本から山に戻ってきてから毎日ブログをアップしてきたけれど、今週少しポストが止まったのは、突然アメリカに暮らしている弟家族が遊びに来てくれたからでした。
私は日本帰省でたくさん仕事の休みをもらったので、山に戻ってからは週末以外は毎日仕事で、弟家族が滞在した3泊の間も仕事で朝食と夕食を準備することしかしてあげられず、仕事が忙しくてへとへとだった3日目の夜は家に戻ると、弟夫婦が夕食を準備していてくれて(手作り餃子と空心菜の炒め物!すごくおいしかった!)、これほど嬉しいことはなかった。
観光は今もまだ夏休み中の主人とジュリが彼らをジャスパーや町の周りの観光地に案内しました。あいにく隣のB.C州の山火事から流れてくる煙で、町の周りの山々が何も見えないというタイミングだったけれど、毎日楽しかった、こんなことをした、と言って夕食の時に話してくれて、本当に私も一緒にいろいろできなかったのがすごく残念だったけれど、楽しんでくれて良かったなと思います。1晩くらい、4人で夜遅くまでお酒を飲みながら、いろんな話をしたかったけれど、またそれは、次の機会に。
2年ぶりに会った甥っ子くんは大きくなって、おしゃべりも英語でのおしゃべりも上手、あやとりも折り紙も上手、ジュリのことが大好きで、「ジュリちゃん、ジュリちゃん」と言ってずっとずっと後ろについて、レゴで遊んだり、紙飛行機を作ったり、ゲームをやっているのを見たり、ジュリが食べるものは僕も食べれると食べたり、「おやすみ」を何度も何度も言いに来たり。かわいくて、かわいくて、もっと近くに暮らしていたら、きっとおばちゃんの私はいろんなことをしたいのになと思いました。
弟夫婦も2人とも英語力がずっと上がっていて、主人と問題なくコミュニケーションをとっていのが見ていて嬉しかった。私たちが結婚した頃は主人も彼らもニコニコ、ニコニコという感じだったから。
きっとこの2年半のアメリカ駐在は本当に想像できないくらい言葉の壁と言う面で大変なことがいっぱいだったと思うけれど、だから今こうやってすごく成長してる。私はその大変さが痛いほどわかるから、本当によくやったと思う。習得したこの英語力でこれからも義兄(主人)と会話できること、私はすごく嬉しく頼もしく思います。
主人もこんなに密に弟家族と過ごしたことは今までなかったので、近く親しくなれた気がすると喜んでいました。私が仕事だったのが良かったのかもしれない。
「いや、山には何もないと思って。えへへ。」と言って、エドモントンの大きなアジアの食材やさんでお米(しかもいいブランドの)やしょうゆ、みそ、みりん、マヨ、ごま油、めんつゆ、それにたくさんの野菜を買い込んできて(旅行だというのに)、餃子を作ろうと思ったのに私が使っているフライパンは蓋を随分前に無くしてしまってサイズの合わないお鍋の蓋でごまかしごまかし使っていたのを知って、「姉ちゃん、合う蓋持ってないの?」と、町の日用品やさんで山だから余計に高いのに蓋を買ってきてくれたり。いつも会うたびに思うんだけれど、本当に私が姉なのか、本当に弟なのか、よくわからない。
彼らが出発した日、仕事から戻ってきたら家の中がとても静かで、すごく寂しかったなぁ。「帰っちゃったね。」とリビングに立っている私に、「これで本当に僕らのこの夏は終わった感じがするね。」と主人がぽつり。
カナダ移住10年、この夏は日本に行って両親や叔父叔母とたくさん時間を過ごせて、さらに弟家族にも会えた特別な夏になりました。あぁ、こんなことを書いていると、涙で顔がぐちゃぐちゃになっちゃう。そして、会えるとこんなに楽しいのに、なんでこんなみんな離れたところで暮らす選択をしてるんだろう、なんで私はカナダにいるんだろう?って思うけれど、答えはシンプルじゃない。
今は、この山が私たちの家。
「おかえり!」と声をかけてくれる山の友達や同僚たち。仕事に戻って図書館のカウンターで仕事をしていると、本当にたくさんの図書館利用者のみなさんが、「あら!帰ってきたのね~!日本は楽しかった?ご家族といい時間を過ごせたの?」と聞いてくれる。
今週来週と自分で企画していた図書館での「折り紙キャンプ」は定員を随分超えて申し込みがあって、子供たちが元気に毎日折り紙をするのを楽しみに通ってくれる。楽しみで仕方なくて30分も前に来ちゃったなんて子もいたり、「折り紙って本当に楽しい!キャンプが毎日あったらいいのに!」と来るたび来るたびどんどん上手になる子たちがいる。
好きなことを仕事させてもらっていることに感謝してまた頑張っていこうと思います。折り紙マスター小林一夫先生にも会えたし!
ジュリは6年生終了→カルガリー3日→日本3週間半→カルガリー10日(サマーキャンプにナナとパパのところから通った)→主人の弟夫婦と2日→私の弟家族と4日と、彼女こそたくさんの家族メンバーたちと過ごした夏になり、今日初めて普段の生活に戻りました。いきなり3人だけになって不思議な感じがすると言っています。彼女にとってもすごくいい夏になったと思います。
また9月から始まる今度は7年生(中学1年)に向けて心の準備を始めないと。
主人も先生たちは少し早く学校が始まります。
家族3人でいろんな体験ができたこの夏の思い出をパワーに、また3人で頑張って暮らそうと励ましあって普段の生活をきちんと送りたいです。
みんな、ありがとう。
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