「見せたいものがいっぱいある!」と友達が家に呼んでくれて、仕事帰りにちょこっと寄るつもりが、話が弾んで3時間経っても話は尽きず、また近々会う約束をしてジュリが寝てしまう前に家に滑り込みました。
私が本やYOUTUBEを見て編み物を学んで、いろんなものを編んでいるというのを知った彼女が、それなら自分もできるかもしれないと編み物に挑戦したのは去年の話。
周りの友人や家族に教えてもらいながら、もう靴下が編めるようになって、この夏にバンクーバーにある素敵な毛糸やさんに行って、帽子のキットとミトンのキットを買ってきたからこの秋に挑戦するんだと、買ってきた糸や編んでいる靴下を見せてくれました。
私がブロックプリントでカードやタグを作っているのをすごいすごいと言ってくれて、これからは自分でカードを作ってみようと決めたと、初めてイラストを描いて作った彼女らしいカードも見せてくれました。この先作るためのたくさんのカードの材料も。
私は今年、と言うか、仕事とボランティアを始めてからのこの3年間、ほとんどそれが生活の中心になってしまって、毎日疲れて、趣味を全然やっていなかったことをさみしい気持ちで見ている自分が自分の中のどこかにいて、でも仕方がないと後回しにしてきたけれど、あんなに嬉しそうに作ったものを見せてくれる友人、そしてその影響は私だから早く見せたくて仕方なかったと言ってくれる彼女を見て、私も言い訳したり怠けたりせずに、時間の使い方をもう一回しっかりと考えてバランスをとろうと思いました。
仕事から帰って、家事をして、普段なら疲れたとぐたーっと画面を見てしまう夜なのだけれど、ごそごそ箱の底にずっと眠っていた毛糸を出して、編み物を始めてみました。
何段か編んでみて感じました。
あぁ。
やっぱり楽しい。
楽しくて、ここのところ毎晩やっています。ベストの後ろ身頃がもう少しでできそうです。
今回日本に帰省した時に、編んだものをいくつか持って行って、似合いそうな友達や知り合いにもらってもらいました。編み物を始めた時にたくさんの編み棒と毛糸を譲ってくれた叔母にもプレゼントをしました。みんな喜んでくれて、それがちょっとくすぐったかったけれど私も嬉しかった。
また、編み物をやろうと思う。
友達にありがとうを言いに、今日はこのやりかけの後ろ身頃を持って出かけます。
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