Saturday, August 30, 2014

my grandfather's suitcase

ジュリと一緒に選んだリバティの50センチの生地は、なんともう使い切っちゃいました!
こんなにすぐに使うんだったらもっと買ってくれば良かった、いつもだったら何年も大事に眺めて寝かしちゃうので、またきっとそうすると思っていたのに、今回はすぐに使い道が決まりました。
I bought 50cm piece of Liberty print fabric at Liberty. Usually when I buy their fabric, I keep them for a long time. But this time, surprisingly I have used it all already.


シャツの下にへんな紐が通ったデザインだったのが気に入らなかったのがきっかけ。

まずは、スーパーで破格で買ったボーダーシャツの裾に縫い付けてみました。いいアクセント。
バイヤスにすると生地を斜めに全部使っちゃうから、普通に使っちゃったので、ちょっと縮んでしまったけれど、まぁ良し。
この柄(ウィルトシャー)は紺と生成りのボーダー柄に良く合うと、私は思う。
I bought a shirt at Joe fresh with very good deal, then, I didn't like the design of the bottom of the shirt, so I cut buttons out and sewed the fabric piece over.

そして、残りの生地で、ずっといつかやろうと思っていたことに挑戦。
大変な作業かと思ってなかなか腰が上がらなかったんだけれど、ジュリがサイエンスのサマーキャンプに1週間行っている間にいい機会だからやってみようと思いました。
Then, I still had most of the piece of the fabric. I decide to do a big project I wanted to do someday.

それは。。。祖父の使っていたトランクの内布の張替え!
おじいちゃんが使っていたというトランクを欲しいと言ってもらってから20年以上かな、友達からの手紙や英国の絵はがきなどを入れる入れ物としてずっと使ってきたけれど、よく見れば見るほどすてき。よれよれになって、ところどころ擦り切れたり虫に食われたりしている内布を替えれば、普段出しておける収納にもなるのに。。と思っていました。
This is my grandfather's suitcase. After his death, I was told that I could have something from his room to remember him by, I chose to have this suitcase.
Almost for 20 years, I have used it as my moment box. I know that the lining was worn out and inside didn't look good but I didn't know what to do.


内布、特に蓋の部分は擦り切れて、中の革のベルトは2箇所切れてました。

家でリバティの布を見ながら、どう使おうか夢を膨らませていた時に、そうだ!おじいちゃんのトランクの内布にどうだろうか?と思いついたのでした。当ててみると、ギリギリ足りるか足りないか、そんな感じ。そして薄いタナローンは、もともと使われていた生地がサテンみたいな薄い生地だったので、その代わりにはちょうどいい感じ。
When I sew the Liberty fabric(it's very thin, called "Tana Lawn"), I thought I could use it for redone the lining. I was very excited, I started tearing the lining which was glued to hardboard paper.


せっかくおじいちゃんから引き継いだもの、ダメにしてしまいたくない、そう思って慎重に内布をはがし、使えるパーツを全部取り外してなるべくオリジナルと同じ形にしたいと思いました。
I didn't want to ruin any parts if i could still use them, so I did that very carefully.


基本は新しい厚紙を用意して布を水で溶いた糊でつけていくのだけれど、蓋の部分のポケット部分だけはどうしようか悩みました。
The most difficult part was the front with pockets.

リバティ布はやっぱりちょっとだけ足りなくて、家にあった薄いギンガムを合わせることに。まぁ、理想は深い紺色とクリームのギンガムだったんだけれど、そこは仕方ない。それでもギンガムを加えたら全部花柄よりも少し新鮮な感じで良かったかも知れないです。
The fabric wasn't big enough, so I used gingham print fabric for sides and some parts of pockets. It worked well, it's kind of nice.

できました!
革の色にウィルトシャー柄、とっても合ってる、と自己満足です。
一番悩んで一番頑張ったところ。
丸2日かけて布を張り替え、壊れているところを補強したり直したりして、完成。
蓋のポケットをオリジナルに近いように作りたかったから、時間がかかりました。
I was so pleased how it turned out.

上の革に付いたパッチンボタンも今もちゃんと使えるし、右のペンをかける用なのかな、四角い革も使えたので、台紙にミシンであったように縫い付けました。両サイドについて縫い目を隠していた革と同じ色のテープもはがして、アイロンをかけて、水のりでつけることに成功。手前のギンガムポケットにはもともとそうだったようにギャザーをちょっと入れて、次の花柄の部分は元の紙の台をそのまま使って、両端のピンも錆びはあったものの今も使えたので使いました。できるかぎりもともとのものと同じように作ったつもり。
I also fixed broken leather parts, made pockets almost exactly the original was.
I used original parts as many as I could.

もっと適当にやってるかと思っていた主人が出来上がりを見て「これは。。本当にびっくりした」と褒めてくれました。そして、自分のブーツを磨く用のミンクのオイルまで持ってきてくれて、「中がとてもきれいになったんだから、外の革を磨いてあげたら」と。
Col was quite impressed by how I made. He even suggested to wipe outside of the suitcase(thin leather) with his mink oil to give it shine.


磨いたらとってもきれいになりました。
これからの使い道がとっても楽しみです!
I am very happy with the redone suitcase.
I don't think I could use as a suitcase, but I have some good idea to use it open. :)

2 comments:

カナ said...


Erikoさん、すごい!
カバンに新しい命が入ったみたい。
物を大切にするって本当にいいなあと思うし、しかもオシャレに変身させてしまうなんて、とっても素晴らしいです。

お手紙も送っていただいたそうで、どうもありがとう。子供たちと楽しみにしていますね。

新学期に向けて、私も気分一新もしたくて。
お家の中の掃除をかねて、昨日は模様替えしましたよ。もう9月。秋が始まりますね。
良い一週間を!

eriko said...

カナさん、どうもありがとう。
元気ですか?学校、始まるね。

お掃除とか模様替え、整理整頓、私たちも今日はそんな1日でした。気分転換になりますね、とってもいいことだと思う、きれいになるし、新鮮な感じもして。

布を張り替えたら、すっごく雰囲気も変わって好みになりました。褒めてもらって嬉しいな。

英国から戻ってから、ジュリとテレビを見ていたら、偶然教育チャンネルみたいので、エドワーディアンファームっていう番組を毎週やっていることを知って、ジュリと見てます。BBCの番組みたい、エドワーディアン時代の農家の生活がどうだったかドキュメンタリーで見せてくれるんだけれど、これがなかなかおもしろくて。昔の人はどこの国もそうだけれど、本当に工夫して生活していたんだと言うことがとってもよくわかって、感心させられます。

今回のスーツケースのリメイクを機会に、修理したり、あるものを使って工夫してみたり、もっと積極的に取り入れようかなと思ってます。

山の葉も黄色くなってきました、カナさんのお家の周りも秋の気配がしてきたかな。笑顔でいい秋迎えましょうね。カナさんたちもいい1週間を!

いつもどうもありがとう。元気でね。