Friday, November 12, 2010

すてきな1時間。

街の図書館ですてきな1時間。
交響楽団のプロフェッショナル演奏者4名とピアノでのエルガーの「ピアノ5重奏曲 イ短調 作品84」を聴いてきました。

図書館の中の比較的小さな部屋での演奏。
演奏者の顔の表情、指の動き、そして美しい音色がダイレクトに伝わってきて、すごく贅沢な時間を過ごさせてもらっている感じがしました。
近くに座っていた年配の女性が「まるで、タイムスリップして美しいサロンで演奏を聴いているような気分になったわ。」って話していたけれど、本当にその通り。いい時間でした。

きっかけは、ジュリのバレエクラス。
いつも「すてき、あの方と話してみたいな。」って思っていたお母さんがいて、先週、偶然バレエの待ち時間に話すきっかけができて、話をしてみたら、なんと旦那さまが街の交響楽団の団員でチェロを演奏されているとのこと。私が大学のクワイアに参加している話をして、音楽の話で盛り上がりました。今週もそんな音楽の話をまたしていたら、「知ってる?図書館では季節に1度ずつ位、団員のグループが無料の短めのコンサートをするのよ。」って。そして向こうで会いましょうと言うことになって、楽しみにしていました。

はじめはプッチーニの「菊の花」、そしてピアノを加えてのエルガー。
2曲ともコンサートマスターの方が曲の説明をしてくださってから始まりました。
子供たちも何人かいて、ジュリ
も1時間の後半は少し退屈そうにしていたけれど、静かに座って聴いていられました。
少し動くだけで音が出てしまうので、私はジュリが動きたがるたびにひやひやだったけれど。。

カルガリーでの1年は、クワイアの指導者がバイオリニストだったので、バイオリンに憧れて、オーケストラを聴きに行ってもバイオリンにすごく興味があった気がします。
バイオリンは弓をときに激しく早く、滑らかに美しく動かすイメージがあるのですが、今日は私の席からチェロの方が一番良く見えて(この方はバレエのお友達のお父さんではないのですが。) その丁寧で優しくて緊張感のある弦のはじき方に、びっくり、心を奪われた、そんな感じでした。もちろん曲によって弾き方もずいぶん違うのだろうけれど、うわぁ!チェロって!と、見入ってしまいました。

4名とも年配の男性演奏者。今年で50年と言う街の交響楽団に何年間所属されているのかな、
グレーのスーツになんとも言えず味のある色の弦楽器がとても格好良かったです。指揮者がいないから体と目で音を合わせる、そんなところもその空気が感じられてすてきでした。
これらの2曲、実は実際に来週、街のコンサートで演奏する曲なんだそう。(有料) そのリハーサルを兼ねてライブラリーでこういう時間を作ってくれているということでした。なんとも得した感じ!
生の音楽って本当にいいな。同じ曲をCDで1時間聴くのとは体と心で感じるものが全然違う、と久しぶりに生演奏を聴いて思いました。

こんなきっかけを下さったバレエのお友達に感謝です。「話しかけても会話が続けられないし。。。」とママ同士の会話を少し億劫に感じていたけれど、本当にちょっとの勇気でした。声をかけてみたら2週間で世界が広がった。これからも頑張るぞ。

写真は今日のジュリさん。
お絵描きをやけに静かにしていて、何を描いているのか聞いたら、「龍馬と王子様」と。
「『さ』は『さかもとりょうま』の『さ』」に続き、坂本龍馬を身近に感じる娘、いいわぁ。

2 comments:

SJB said...

What was happening at the library?

eriko said...

Hello, SJB.
Juliett and I went to listen to music at the library. Lethbridge Symphony's quartet played 2 pieces.
It was free, I had a really nice time there.